「汝、歪んだ夜より来たる。」
投稿者名:梨音
投稿日時:(05/ 5/ 1)
何故かぐぐる先生検索窓が同じブラウザで開いたため書いたものが消えましたので思い出しながら。ネタバレがあります、GXの予告の(ネタバレというのかそれは)。
で、まずピート(らしき人物)について。
・ブラドー?
これはちょっとなさそうですかね、カオスとの戦いが伏線としてあんまり機能しなくなっちゃいますし。あと、彼がいくらアッパラパーでも十九世紀のイギリスまで行ってTO図もないだろうという感じで。
・ドラキュラ
彼はブラドーのいとこの奥さんの兄だそうです。他人じゃねえか。
・パーマン
おそらくピートである。ほぼピート。多分ピート。
次、なんか怪しい爺さん。
誰だろう、ヘルシング教授かドラキュラか。
いや違う。
ジェイムズ?ジェイムズ・モリアーティ教授?
人相書きも一致します。すげぇ。
隣の女の子。猫娘かと思ったんですが。吸血鬼なんでしょうか。下顎にも牙があると噛み付いたときに牙のあとが4つ残る気がする。
今思ったんですが、ルーシー>ルーシア>ルーミアという流れなのかもしかして(謎)。
ピーとの隣のお婆さん。誰だろう? ハドソン夫人? ちょっと年が上かなとも思います。ちょっと分からない。
あおり文。ホームズが吸血鬼になるらしい。ロンドンが舞台らしい。謎のポンチ絵師が登場するらしい>るろうに剣心。
要するに信用はできぬ。
「ドジこいた〜!」ってことなのか? まあ、ホームズも前作でマリアに篭絡されていたわけで。ホームズファンにけんかを売っているわけではない。
というわけで、展開を考えてみた。
――時は二十二世紀。
ひょんなことから吸血鬼となったホームズはロンドン郊外の古い館で隠居生活を送る日々。夜の闇を好み昼間から窓のよろい戸を閉め、ロウソクの明かりの下で読書と瞑想にふける。彼の推理法は観察と分析。――デュパンだろうこれは。
そんな彼の元に一人の少女が訪れる。彼女が言うには伝説の吸血鬼ドラキュラが三百年ぶりに甦ったらしい。
少女の依頼を受けホームズは調査に乗り出す。
その頃、ピートはドラキュラ伯爵を追っていた。
繰り広げられる壮絶な戦い(咬み付き合い)!
徐々に押されるピート!
そこに颯爽と現れる男、彼の名はヴァン・ヘルシング教授!
最新のクローン技術とかサイボーグとか魔法科学とかあとなんだっけで復活した吸血鬼ハンターだ!
そして明らかになってくる陰謀、宿敵の影。ドラキュラさえも従わせる悪のプロフェッサー、ジェイムズ・モリアーティの登場!
乞うご期待!ヘルシング教授の素敵ウェポンとかにな!
他の展開も考えてみる。
「我々のロンドンを吸血鬼ごときの好きにはさせぬ」と一時的にながら結託するホームズ&モリアーティ。ちょっと難しい。
あるいは、一千人の吸血鬼の軍団を率いるモリアーティ教授とかか。
「諸君、私は――」
ヘルシング卿が、
「我らが使命は我が神に逆らう愚者をその肉の最後の一片までも絶滅すること――Amen」
ゴェッベルス!お前なんか「婦警」だ!(落ち着け)
というわけで、「血を吸う探偵」を楽しみにしています。
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ところで、前作GSホームズでベイカー街221bにマリアがやってきた時に、ホームズがマリアの来た理由などを推理して見せるのですが。
カオス博士に関しては自明というか、カオスに付き添っていないことから明白。
イングランド南東、ソールズベリー辺りという推理はおそらくストリートに面した窓へ南東の方角から突入したので、最短距離つまりその直線上のめぼしい地名を推理したのでしょう。
ホームズのところに来るまで二、三日かかったというのは、「ホームズに助けを求める」ということに、マリアが考えいたるまでの時間ではないかと。
ところで、ソールズベリといえばストーンヘンジが有名だと思うのですが、おそらくそこから推理したと思うのですが、そのソールズベリはイングランド南西ウィルトシャー州、ロンドンの西にあります。
そうすると、誤植でないのならイングランド南東、というかロンドン南東にソールズベリなるそこに推理が到達する論理的必然が存在する地名が存在するはずです。グーグルにて調査してみましたが分かりませんでした。
たとえ誤植だとしても、ホームズは地名ではなくまず方角を推理しているので、やはりホームズの居場所までの最短距離直線を飛んできた、という前提から推理したと考えるのが妥当だと思われます。
ならば、マリアが突入したのは実は西の窓でしたということでない限り、やはり南東にソールズベリなる地名が存在しなければならなくなります。
というわけで、やっぱ椎名氏が参照した資料の誤植かなんかかなと思うのですが、2番目の推理が方角に関するものであるため、東からでない限りベイカー街221bの窓に突っ込むことは難しいのか、と考えたりもします。地名を限定するのはちょっと難しい推理だと思った。
以上。
今までの
コメント:
- 今日のマジレンジャーは吸血鬼ネタでした(マジ?!)
面白いなあ。色んなオカルトネタを使えるのがすごい良い。というか、グリーンのマジアニキ!こんなに自己主張の強いグリーンがかつていただろうか?!
ずっと前のジャンプに載ってた漫画を私は覚えている。
ところでおまけの部分、私とは違う推理をホームズはしたかもしれません。皆さんはどう思いました? (梨音)
- シャーロキアンでも何でもありませんが、推理について。
カオスに関しては、梨音さんのご指摘の通りかと。
ソールズベリに関しては「イングランド南東」なる説明はどう強弁しても誤りの可能性が高いですね。
Salisbury はアメリカやオーストレイリャにもあり、果てはズィンバーブウェイ[ジンバブエ]の首都(現ハラーレイ)にもあります。が、「ケルト以前の古い神」云々より、欧州から離れるのは無理があります。仮に欧州内の別のソールズベリであったとしても、わざわざ一番有名なソールズベリを差し置く理由も有りません。
よってソールズベリはロンドン西南西にあるあのソールズベリで相違無いでしょう。記述の誤りを正すのなら「イングランド南部」辺りが落とし所としては一番穏当でしょうか。
部屋へ突入した方角について。正確な地図が判らないのですが、ベイカー街は南北を貫く通りらしいです。欧米の習慣では左右で番地の偶数奇数が決まっていますから、この空想上の番地についても表通りに面した窓の開いた方角を特定する事は可能でしょう。
(突入時の角度について。突入直前までは窓に向かって左斜め上から進入するように見えますが、直後ではほぼまっすぐ斜め上から突入したように見えます。ここの演出はちょいナゾ。) (Iholi)
- 続き。
まああのホウムズですから、他にもイロイロな根拠をマリア本人や他の情報から見いだしていたんでしょうね。マリアの服や髪に付着した葉っぱ、泥、霊気、etc……。
一番有りそうなのは「何世代にも渡って大切にされてきた」古い館が崩壊した事件の風聞もしくは報道でしょう。何せソールズベリはロンドンから 130km 程度しか離れていないのですから、それが2日前に発覚したとして、風聞・醜聞好きなロンドンっ子の人口に介さないとはおよそ考え難い(ホウムズが事件発生を2〜3日と幅をみたのは、発生時間を未明と推測したか、そういわれていたからでしょう)。そうした情報の中にはカオスたちの存在を匂わせるものも含まれていたのかも知れません。
さて、感想。
物語の舞台を敢えて未来に持っていったのにはしてやられました。そうか、探偵が吸血鬼ならばそっちも十分アリですな。同じくヴァン・ヘルシング教授もあれだけマッドならその路線もアリか……孫娘、あばれ損。
随所の小ネタにもいちいち反応してしまいました。うーん、
こっちの完敗。たとえ予想が外れても、こっちのオカルト・ホウムズも観てみたです。賛成に1票! (Iholi)
- ソールズベリーはたしかにイングランド南西部に位置するのですが、そこより20kmほど東を州境とするハンプシャー州は『イングランド南東部』となります。
19世紀の行政区分がどうなっていたかは資料がないので断定できませんが、ロンドンより南西の方角へ行くならば、通念上は南東部で間違いはないだろうと思われます。(なんてったって、ロンドンの北西に位置するオックスフォードでさえも『南東部』なのですから)
たとえて言うなら「千葉県浦安市にある東京ディ○ニーランド」みたいな感覚ですかね。ちょっと違うか(笑)
また、ソールズベリーができたのは1220年と新しく(!)、キリスト教以前の神とは直接関わりがなさそうです。
ですが、このあたりはいわゆる七王国時代にウェセックス王国が支配していた地であり、その伝説などに何らかの繋がりがあるとすれば、ホームズの推理も納得がいくものとなるでしょう。
あるいはシェークスピアなどからの引用かもしれませんしね。 (赤蛇)
- 副題の「血を吸う探偵」を見るとホームズが吸血鬼になったような印象ですが、予告の絵を見る限りではそんな感じじゃない気がします。
また、舞台はやはりヴィクトリア時代を背景としてもらいたいので、未来予測には反対ですねぇ。
私としては原典の「吸血鬼」「瀕死の探偵」あと「這う人」あたりが絡んだ構成だったら面白いかな、と。
あと、前作に出てきた「赤毛連盟」事件から3年ほど経過しているとすれば、ちょうど「最後の事件」の頃、宿敵モリアーティ教授とライヘンバッハの滝で対決し、姿を消した時期と一致するので、そういった意味でも実に興味深いです。 (赤蛇)
- 再びどーもです。
赤蛇さんのご意見について、いくつか。
・ソールズベリの位置・方角については……なるほど。
・「ソールズベリ市」の原型ニュー・セアラム[Sarem]が建設されたのは確かに1220年。しかし「ソールズベリ平原[〜 Pla]in」一帯はそれ以前から人間の活動が確認されている。ストウンヘンヂの建造は勿論、西サクソン人とブリトン人の古戦場でもあり、ローマ時代には丘砦や入植地、街道などが建設された。そもそも「ソールズベリーあたり」だから厳密にソールズベリ市でなくてよいとも謂える。
・ドクター・カオスが召還したのは「キリスト教以前の神」ではなく「ケルト以前の古い神」。つまりストウンヘンヂを建造した民族が崇拝した神か?
・現実での時間経過と作品内でのそれがほぼリンクしていたら、確かにおもしろいかも(あの惹句ではそうも読める事に今更気づいた)。 (Iholi)
- いい年して、店頭で思わずガッツポーズをしてしまった赤蛇です。
作品の時期に関しては予想通りだったのですが、まさかモラン大佐があれほど大きな位置を占めるキャラクターになるとは思っても見ませんでした。
しかも、教授がやられてもしっかりと逃げているので、三年後の「空家の冒険」が楽しみです。
で、そのときにも関わるはずのハドソン夫人ですが、貴女、鋭すぎ(笑)
慌ててはいても冷静に観察をし、あまつさえ対策までしているんだから大したものです。
実はオカルトの知識は相当なものだったりして。
ところで、作者近況を読むと、椎名先生本人もかなり気に入っている様子が見受けられます。
もし次があるとすれば、ぜひ『バスカヴィル家の狼』でお願いします(笑) (赤蛇)
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