吟詠公爵と文珠使い 幕間その1 ―舞台裏で蠢く者達―
投稿者名:アース
投稿日時:(05/ 5/27)
南米某所。ソロモン七十二柱の最上位の実力者の一人―――『恐怖公』アシュタロスの基地があった場所。そこは現在は焼け野原と化し、鬱蒼としたジャングルに覆われていた基地の面影は最早微塵も無かった。
神魔人全ての支配という野望を掲げたアシュタロス逮捕に向かった神魔混成部隊は、アシュタロス一味の秘密兵鬼「逆天号」によって、壊滅していた。おまけに妨害霊波によって、神魔族は冥界とのチャンネルを塞がれてしまった。これで、神魔族は増援も送れず、帰還も不可能となってしまった。
焼け野原となったそこに現れた人影が一つ。というよりも残っていたジャングルの中から出て来た、と言ったほうが適切か。
「ち、秘密兵鬼があると情報をリークしてやったのに、この様か・・・・・愚図め」
最早空に浮かぶ点にしか見えない「逆天号」を見送りながら、人影―――「地獄の准将」サルガタナスは忌々しげに吐き捨て、周りを見渡した。
「それにしても・・・・あちこちに転がっているな・・・死にぞこない共が・・・・」
神魔族は死ねば、その体は消えうせるからだ。姿を留めているということは息がある証拠。
「た・・・・助けて・・・」
彼の近くに居た者---―恐らくは魔族—が這いずってくる。下半身が消失し、眼も見えていないのだろう。気配のみを頼りに助けを求めているのだ。だが、最重要指名手配犯の彼に助けを求めるとは実に愚かな選択だった。
「目障りだ、消えろ」
サルガタナスは慈悲の欠片も無く、黒い片刃の剣を助けを求めた者の顔に深々と突きたて、引き抜いた。
悲鳴も無く、消滅する魔族。そんな事は全く意に介さず、サルガタナスは懐から取り出した妙な通信鬼を開いた。アシュタロスの妨害霊波のせいで、改良型のこれならば雑音が酷いものの何とか通信は出来る。
暫くの時間の後、得体の知れぬ生き物の形をした通信機器は、彼と彼の主の間を繋いでくれた。
『サルガタナス・・・・・報告を頼むよ。大体その様子だと予想はつくけれど』
通信鬼の向こうから「少年」の声が響いてきた。サルガタナスの声よりも冷たく、相手を底冷えさせる声だった。
「繋がったか・・・・ああ、あんたの予想通りだったぜ。神魔混成チームは全滅・・・・・・アシュタロス一味は逃亡、おまけにこの通り神魔界の門も開けない。こうなることを予期して、事前に俺を人界に送りこんだあんたの判断は正しかったわけだ」
「少年」の声に微かに身震いしながら、淡々と報告する。
通信鬼越しでも伝わってくる「少年」の底知れない闇の力。それがサルガタナスに恐怖と充足感、さらに緊張感をもたらす。
『彼の逮捕に向かったチームが貧弱だったこと、敵の秘密兵鬼の存在を軽視していたことが今回の失敗だった。ペイモンやネビロスが出向いて、アシュタロスを止めると主張していたけど却下されたよ。デタント崩壊を恐れる万魔殿の愚か者共によってね』
「そうやって、ぐずぐずしているうちに先手を取られたな・・・・こうして俺とあんたは通信は取れるがそれだけ・・・・しかも24時間いつでも可能といったわけじゃない」
「少年」の手による改良型の通信鬼といっても、万能ではない。妨害霊波がこれ以上強くなれば、使用不能になるはずだ。そのためにも「少年」から今後の行動について、指示を聞いておかなければならない。
『これからの君の行動だが・・・・・極力表に出ないことだ。我々が表舞台に出るのはまだ早い。なるべく人間達にアシュタロスと戦ってもらう』
「少年」の声に焦りの色は見られない。はっきり言って、感情制御が完璧なうえに冷徹非情な氷の心に立ち入る隙は微塵も無いのだ。
「人間如きがアシュタロスと渡り合えるのか? 戦闘型じゃないにしても、魔王級の魔神だぜ、あれは。あんたには及ばないにしても」
サルガタナスもかつての主だったあの魔神の実力は知っている。精神的な甘さには愛想が尽きたが、その実力は熟知している。
魔界でも最上位の魔神アシュタロス。本来ならば人間が太刀打ち出来るような存在では無いはずだ。まして今の人界にあの古きイスラエル王ソロモンのように魔神を使役できる力を持った人間も居ない。
『人間を甘く見ないことだ・・・・サルガタナス。彼らは思った以上にしぶとい。私の予想ではアシュタロスの妨害霊波が有効なのは一年前後、少なくとも二年はもたないはずだ。それくらいならば、人間達も持ちこたえるだろう・・・妨害霊波が切れれば、我々神魔族が総出で彼を袋叩きに出来る』
「もし、妨害霊波が切れる前に人間側が敗北した場合は・・・・」
『そう、君の出番だ。サルガタナス、君がアシュタロスを仕留めるんだ。仮に[究極の魔体]と戦うことになっても色々持たせているだろう? その必要は無いだろうけど』
「どういうことだ?」
サルガタナスは懐に仕舞い込んだ「隠し玉」に手をやりながら、「少年」に尋ねる。
『アシュタロスは負けるだろうということさ。何となく、そんな予感がする。彼の敗北は予定調和だと、ね。それと念の為の手段として、世界GS協会に「あの話」はしておいたね?』
「ああ、美神令子の暗殺だろ? 幹部の一人に極秘で接触したら乗ってきたぜ。女一人殺しただけで、世界が救えるわけだからな。美味い話だとばかりに飛びついてきたな」
あくまで、それは最終手段ではあるが、アシュタロスを敗北に追い込むには効果的な手段。
「少年」達が手を下す必要は無い。人間達自身にやらせればいい。
同胞を守るためならば、人間というものは手段を選ばない生き物だ。勝手に自らの手で周到な準備をしてくれるだろう。美神の母である美智恵の交渉で一年という猶予がついたにしても。
あくまでサルガタナスが接触したのは幹部の一人。しかも、その幹部でさえも記憶操作され、「美神令子の暗殺」を自分で考えた案だと思い込んでいる。もし、暗殺が成功すれば彼女の魂はアシュタロスが欲するエネルギー結晶と共に転生して、行方不明。アシュタロスの野望は潰えるというわけだ。
ちなみにその幹部はアシュタロス大戦が終わった後、その事に関する責任を人道的な面から追及され、自らの地位を追われることになるが、些細な問題であるためにここでは割愛する。
『ギリギリまで、君は表に出ないことだ・・・・我々の動きを悟られるのはまだ早い』
即ち選択肢は三つある。
ベストなのは人間達のみの手でアシュタロスを倒してもらう。
ベターなのは人間達に妨害霊波が切れるまで、持ちこたえてもらい、その後に神魔族総出でアシュタロスを袋叩きにする。
最終手段としては、サルガタナスがアシュタロスを倒す。神魔族の牽制、人間達との戦いなどで心身共に疲弊したアシュタロス相手ならば、勝率は大幅に跳ね上がる。
『さて、もうすぐ通信が不可能になる。くれぐれも慎重に動いてくれ、地獄の准将。君の働きに期待している。アシュタロスはまだ何か隠しているはずだ・・・・・』
そういった選択肢を頭の中で思い浮かべたサルガタナスは「少年」―――魔界第二の君主との通信を終えた。
「やれやれ骨の折れる仕事だぜ。それにしても・・・・・アシュタロスが負ける? 時々ありえんような話をするな、うちの大将は・・・・」
虚空を見上げ、サルガタナスは呟く。
もっとも流石の「少年」でさえも宇宙処理装置などという代物をアシュタロスが造っていることまでは読めなかったのだが。
だが、ここまでにおいて「少年」の読みが外れたことは殆ど無かった。宇宙処理装置のことを除けば、読みが外れた事といえば自らの計画の隠れ蓑として、利用していたアシュタロスの叛乱を起こす時期を間違えたことだろう。だが、その次の「少年」の行動は迅速だった。
アシュタロス討伐のために「魔神級戦力の人界投入」が却下されることさえも予期し「少年」は情報収集も兼ねて、地獄の准将サルガタナスを人界に送り込んでいた。彼ならばアシュタロスを倒せると確信した上で、サルガタナスという狂犬を野に放った。
吹雪や雷を自在に操り、さらには流星雨さえも降らせる力を持つ魔神。堕天前は豊穣神、主神に雷神など多くの神格を持っていたという古き神。
魔界で唯一、サタンと互角の実力を持つ男。
謀略に長けた魔界東方を治める強大な魔王。
通信を切る直前に「少年」は言った。
『私は堕天する際に優しさ、温かみなどといった「甘さ」を捨ててきた。アシュタロスはそれらを捨て切れなかった。その甘さが敗北の一因になるかもしれない・・・・』
それは妙に確信めいた口調だった。
「何にせよ、見せてもらうか。脆弱な人間共の足掻きをな・・・その分だけ、俺の負担が減るわけだしな・・・・・」
サルガタナスは陰惨に笑い、彼以外動く者の無い基地だった場所をあとにした。
そして、時は流れ-―――――――――――――――
理性を失った『究極の魔体』との最終決戦―――――
人間達が命を賭け、無謀ともいえる特攻を仕掛ける中―――――
『ウオオオ-――――――――――!!!』
美神との同期合体によって、力を増した横島の渾身の一撃が―――――
バキャアアアアア-――――――――――――ン!!!
『究極の魔体』を打ち砕き、夜の海に沈めていく。
(馬鹿な・・・・・・あのデカ物が崩れ落ちた・・・・しかも人間の手で、だと・・・・・!?)
千里眼でその死闘を見ていた地獄の准将は驚愕する。
いざとなれば自分が『究極の魔体』の超至近距離――――あらゆる攻撃が無効化できない距離まで、瞬間移動して「隠し玉」である超強力爆弾――「カイン」を叩き込み、即離脱するという作戦を実行する予定であったというのに-―――――
「やりやがったか、どの道、俺が命を削る作業をする手間が省けたな・・・・」
正直「脆弱な人間も少しはやる」・・・・・その程度の認識に過ぎなかった。
人間の諺に強いて例えるならば-――――そう・・・「窮鼠猫を噛む」
断じて「奇跡」などではない・・――――悪魔である自分がそんなふざけた言葉を使うなど・・・・・あれは「偶然的確立の集積」というのだ。
さらに時が経ち-――――――
そして、今――――叩き潰すつもりで投げかけた自らの言葉で、精神的にどん底に落ちていた虫けら・・・・GS達が立ち直りつつある。
その切っ掛けを作ったのは二人の虫けら・・・・巫女服の少女と黒衣の神父。
この二人の言葉と行動で、残りの虫けらに生気が戻ったのだ。
どうして、人間というのは・・・・こうもしぶといのだ?
だが、どうということはない。単に潰すのが少々面倒になっただけだ。
『うっとおしい連中だ。そんなに苦しんで死にたければ、望み通りにしてやるよ・・・・・!!!』
双頭のハイエナという本性を露にした地獄の准将は、突如沸き起こった苛立ちを吐き出すかのように再び鋭い牙を剥いた。
そんな彼の脳裡によぎる言葉――――
『人間を甘く見ないことだ……サルガタナス、それが君の-―――』
こうして・・・・・・再び己の生き様と価値観を賭けた死闘が始まる。
後書き 「少年」陣営の視点から見たアシュタロス戦役。そして、サルガタナスの動きと人間に対する見方。「少年」がアシュタロスに対して、打った対抗策。美神の暗殺さえも「少年」の企みのうちだった・・・・・設定に違和感ないでしょうか? この辺が不安です。
さらにアシュタロスの敗北さえも見通していた「少年」、こいつの切れ者ぶりが表現できてるかなー。
そして、最後の部分は『吟詠〜』本編の52話と53話に挟まるエピソードです。
ちなみにサルガタナスの持っていた爆弾のモチーフは「黒の結晶」です。
今までの
コメント:
- 「GSキャラの名前を使ったオリジナル作品」と揶揄された直後にこれを書きますかw
オリジナルキャラクターがしゃべってるだけじゃないですか。
それと「偶然的確立の集積」ってところなんですが
これ、他作家さんの作品の文を使いまわしてませんか?前に同じようなフレーズが同じようなシチュエーションで使われてるのを見たことあるんですが。 (でろり)
- げ・・・オリジナルに見えてしまいましたか。「偶然的確立の集積」というフレーズというのは、頭の中で気に入った詩の一説から浮かんだのを書いたんですが・・・・そういえば使われてたな、すいません。
投稿してからこの意見を頂いて、滅茶苦茶後悔しました。
削除依頼したほうがいいのかな・・・ (アース)
- 別にこの人がGTY他作品から使いまわしをやるなんて今更じゃないですか。
みんなそれを承知で成票入れてるんでしょw (通りすがり)
- ん〜、オリキャラに深みを持たせる為の工夫なんてSS作家なら誰でもしてる事ですからこの話もその一環としてなら問題ないのでは?
二次創作である以上オリキャラの使用は避けられないと思いますし、ストーリーとしては完成度も高めだと思うのでこれも問題ないですよ。
原作のキャラ使い回すのも限度が有りますしね。
>「偶然的確立の集積」
いいですね^^ こういう言い方も有るんですね。勉強になりますw (皇 翠輝)
- >いいですね^^ こういう言い方も有るんですね。勉強になりますw
上のコメントをちゃんと読まれていますか?
そういう問題ではないと思うのですが・・ (ROM者)
- >皇 翠輝さん
私としては、原作エピソードにオリキャラを絡めるような形の手法で書いたのですが・・・・これもNGになるのでしょうか?(美神の暗殺とか)
「偶然的確立の集積」という言い回しは、「奇跡」という言葉の言いかえとして、用いたのですが、他の方の作品に似た言い回しがあることには投稿した後で気づきました。(不快な思いをされた方はすいません)
>通りすがりさん
使い回しという指摘は微妙に傷つきます。ですが、否定できないことも事実です。
ああ、どうしても似た部分が出てきてしまう・・・・
>ROM者さん
私としては、真似する意図があったわけではありません。信用して頂けるかは別ですが・・・・・ (アース)
- 話としては好きでもここでは合わないって言い方でふと思ったんですが、ここってひどく制限が多いですね。展開予測と言ってる以上「原作で起こりそうなこと」しかできないし。そんなのいちいち守ってたらどの作品も似たり寄ったりになってしまうような。
俺は今回面白かったです。 (九尾)
- 感想じゃなくて申し訳ありませんが。
>九尾さん
>そんなのいちいち守ってたらどの作品も似たり寄ったりになってしまうような。
サイト固有のルールを守らなければ、どの二次創作小説サイトも似たり寄ったりになってしまいますよ。
GTYの遊び方をもう一度よくお読みになることをお勧めします。 (BornShell)
- サルガタナスが良い味出していて賛成です。いずれ敗北退場となるのでしょうがファンになってしまいました。
アース様の作品は原作キャラ、オリキャラ問わず書き込んであるので好きです。
タイトルに「幕間」とあるのだから原作キャラが居なくても問題無いと思います。
「・GTYの遊び方」には「自由な発想で予想した展開を表現してみてください」とあるのですが実態は異なるのかな? (ナマケモノ)
- アシュタロスより〜とかいう台詞を「少年」本人の口から語らせると薄っぺらなキャラにしか見えないので、凄さの自己申告はやめたほうが良いと思います。 (スネーカー)
- うわっ、また荒らし?
「偶然的確立の集積」云々はアースさんの不注意というより偶然でしょ?
暴論ではありますが考え方や台詞なんて昔からの模倣が殆ど。突っ込むところと違うのではないかと。
今迄のアースさんの作品で他の作品の模倣の部分なんて殆ど無いように見えますしこれから注意すればいいだけの話では?
>二次創作である以上オリキャラの使用は避けられないと思いますし、ストーリーとしては完成度も高めだと思うのでこれも問題ないですよ。
>原作のキャラ使い回すのも限度が有りますしね。
この考えには賛成。模倣云々でいうなら原作のキャラの模倣はどうなる、という話になりますし。
上記の理由で賛成票を入れました。 (ノーネーム)
- >私としては、原作エピソードにオリキャラを絡めるような形の手法で書いたのですが・・・・これもNGになるのでしょうか?(美神の暗殺とか)
ならないのでは? 原作再構築系SSの一種だと思いますし、絡め方も綺麗に纏まっている様に感じられます。
>上のコメントをちゃんと読まれていますか?
純粋な意味で台詞に感心しただけなのですが(・・;
時と場合を弁えろという意味で書かれたかも知れませんがそれほど大騒ぎするほどでもないでしょう?
態とではなく偶々だと自己申告してらっしゃいますから。
無理矢理難癖つけられた感じです。 (皇 翠輝)
- コメント欄は展開の賛成/反対を議論する場なのですが、口汚く相手をののしり合うような口論、展開の提示者たる投稿者を置き去りにした議論など、第三者が見苦しいと感じそうな書き込みは控えてください。 (rom)
- 短い間隔での投稿、お疲れ様です。気力と体力が充実し、意欲が湧き出ているようで……羨ましいです。四捨五入すると30になる奴としては、気力は兎に角体力と時間がないので、全く進みません。
とか言う割に、BGMがキリンカップ(vsUAE)だけど(笑)。
愚痴は言うまい、零すまい……感想です。
基本的にはありかと。原作の空白を脇キャラやオリキャラが補完するストーリーを『想像するために創造』するのがSSの醍醐味の一つですからね。
でも、タイミング的には「52〜53」としての幕間よりは、サルやんの走馬灯として挿入する幕間の方が、ドラマティックさを加味できるのではないかな、と思います。侮り続けていた人間によって冥府に送られる悔しさや狂気を描く……オリキャラへの鎮魂にはもってこいだと思いますよ。
ふっふっふ、演出演出♪ (すがたけ)
- これはもうGSではなくてDSだな、いろんな意味で (虻汁)
- ちょっと何でもかんでも文字にしすぎな印象を受けます。
読者に伝えたい事をそのまま書くだけではなく、描写の
積み重ねで読者に伝える事にチャレンジしても良いので
はないでしょうか? (No.14)
- >「このマンガならそんな展開もいいorアリかな」と思えば賛成に、
>「このマンガでこんな展開はダメorありえない」と思えば反対に票を入れよう。
というルールに乗っ取って反対票に一票投じさせていただきます。
理由はGS美神極楽大作戦という漫画でこういう展開はありえない、と思ったからです。
ひとつ疑問なのですが、このページの趣旨である(と思われる)原作の展開予測としてはこの作品は限界なのではないでしょうか?ファンの方々もGS美神の展開予測としてではなく二次創作物としてみているように感じられますし原作からみたこの作品の展開に対する評価ではなく、ただ純粋にアース様の作品が面白いか面白くないかで票を判断しているように感じられます。個人的には別に「すきだから」賛成でも構わないんじゃないかとは思いますが此処までトラブルが起きるとチョット引きます……。>評価の対象が展開ではなくて作品自体、とされているGTY提携サイトの
椎名作品二次創作小説投稿広場の方が色々とあってるんではないでしょうか、移転も色々と面倒なことがありますし、強要はいたしませんが、その立場でもないですしね。
ついでに作品に対する感想もつけくわえさせていただくとコレも残念ながら反対です。幕僚クラスの准将位の魔族がデタントの最中独りでふらふらとしてたと言うのはどうにも…人間界では軍の組織体系が違うのかもしれませんが軍隊で准将でコレはチョット…居なくなっても誰にも閑職だったのかなと思って笑ってしまいました。すいません。「少年」君の直の命令であってもデリケートな時期にこの人事は目立ちすぎだと思います。隠密行動とはチョット思えませんです。 (ビットマン)
- ※捨てハンドル紛いの方々へ。
捨てハンドル及び類するハンドルの使用等は、ここの「遊び方」で明確に禁止されています。そもそもサイトの規約を理解しない者は、どんな立派な意見を持っていようが、そこに参加する資格は有りません(理由は解りますね?)。せめてご自前のハンドルくらい名乗られますようお願いします。
アースさんへ。
管理人さんで無いのにおこがましいとは想いますが……「遊び方」及び経験から申しまして、全く問題は無いと想います。
なぜなら当サイトは、二次創作に対して若干の倫理規定以外の制限は特に存在しないからです。
ただ、謂わゆる「オリキャラ」は原作キャラと比べて読者の想像力に掛ける負担が大きく、また作者のエゴ(好みや都合)が強く反映される部分です。原作キャラでさえ筆遣いひとつで反感を買うのに、オリキャラは『極楽大作戦!!』の創作を読みたい読者にとっては「他者の都合で存在する異物」なわけで。
……なんて事は百もご承知でしょうが(ドクロ)、要するにオリキャラは特に(善悪関わらず)読者の目を意識して描かれる事をお勧めします。余程受け容れられてでもいない限り、オリキャラばかりの話は危険です(違反では非いとは謂え)。
あとはま、ネタ被りは仕方無いとして、最後に重箱、「〜確立」じゃなくて、「〜確率」ですな。 (Iholi)
- HNに関するIholiさんのご指摘はもっともですね。普段ROM者なためどんな名前を使っても捨てになってしまうという判断だったのですが…その点に関しては申し訳ありません。
ノーネームさんへ
当初なんの先入観もなく読んでいた私が、少なく見て5箇所(全て同一作家からの模倣と思われる)ほど首をかしげる箇所ありました。(少し似ているな、と思うぐらいなら私もこんな指摘はしませんし、したくありません。)それを「模倣の部分なんて殆ど無い」と考えるかどうかはノーネームさんの判断ですね。ただ、もしもアースさんの作品の文章が他の作品にほとんどそのまま模倣されていたら、ノーネームさんはやっぱり怒りを覚えるのではないでしょうか?
昨日は私も感情的になっていましたので改めて追記しておきました。 (ライン)
- 昨日は中立ということだったのですが、正式にHNを定めましたので反対票を投じさせて頂きます。
まず昨日は明示していませんでしたので、改めて申し上げたいと思うのですが
私はアースさんの作品にオリジナルキャラが多いことや、今回の話そのものについては特別問題があるとは思えません。
問題なのは「意図的であるにせよ、そうでないにせよ、アースさんが何度も同一作品から文章の使いまわしを行っている」というたった一点です。
でろりさんが指摘されていた「露骨な文章の模倣」とIholiさんがおっしゃられていた「ネタの被り」も含めての意見です。
昨夜コメント欄も含む吟詠公爵全話を確認して感じたのですが、他作家さんが書かれた一作品と「設定が被り、ネタ(プロット)が被り、露骨に文章までが複数回被っている」という状況では激しい意見が出ても仕方がないのではないでしょうか?
アースさんがいつもコメントをつけられている作品ですので、仮に過失であったとしても完全に偶々ということは考えられませんし・・(さらに言えば、このことが問題になったのはすでに3回目ですw)
Iholiさんがおっしゃられている「遊び方」以前に、特定の作家さんをターゲットにした盗作行為と取られかねません。
「意図はなかった」というのがアースさんの言ですので信用致しますが
混乱を招かないようもう少し慎重にお願いします。 (ライン)
- 皆さん、貴重なご意見の数々ありがとうございます。ネタが被ることは以前指摘されてから自分でも気をつけて、この頃は被ることは無いかと思っていたのですが・・・・またやってしまったようです。
それと今後の展開に関しては、GS二次創作らしく、原作キャラが活躍出来る展開に持っていきますんで・・・・
場を乱す原因を作ってしまい、申し訳ありませんでした。 (アース)
- ラインさんへ。
>もしもアースさんの作品の文章が他の作品にほとんどそのまま模倣されていたら
確かに怒るというか指摘するでしょうね。
どこら辺が模倣になってるかは私には解かりません。ですが常に完全なオリジナルの文章、言い回しで書くというのは不可能だと思います。 アースさんが他の作者さんの影響を受け、無意識?に引用されたとも考えられますし。
とりあえずアースさんには今後注意して頂くしかないでしょうね(^^; (ノーネーム)
- 私の場合、無意識に引用してしまったというのもあるし、上手い方の文章の書き方を身に着けようと真似していたら、ネタまで持っていってしまった、というのが要因の一つだと・・・(素人なりの自己分析の結果)
あの方のネタと被らないように、敵陣営などにソロモン七十二柱の連中を話に入れ込んだら、オリジナル色が強くなり、今度はGS二次創作から離れるし・・・・
今後はネタが被らないように気をつけながら、原作色も保たないと・・・・・
それでも批判を受けたらどうしよう。 (アース)
- アースさんへ。再び、失礼します。
「ネタ被り防止」と「原作色」は対立概念では非いので、両立可能です。
「シェイクスピアの仕事だけで世のネタは全て出尽くした」との例えの通り、ある程度の「ネタ被り」は仕方ありません。
まあ、今回の場合は一緒に「文章表現も被っちゃった」事の方が問題であって、そちらは安易なヒョウ窃とならぬよう留意するか、ソシャクして完全に自己のモノとするか……そこはアースさんも色々考えてみてください。
一方「原作色」は「オリキャラ台頭」とも必ずしも対立しません。例えば「原作に出そうなオリキャラ」ならば双方が並立してしまいますよね?
「原作色」は作者の原作解釈が大きく関わる所ですから、ここで反対が入るという事は「わたしとあなたの原作解釈はズレているのだ」という事でもあります。それは「キャラ」であったり「世界観」であったり、前提的な「アイテムの扱い・配置・展開等」であったり様々です。
無論、批判でヘコんだりするのは仕方ない事ですが、それで冷静さを失って創作そのものを恐れるようになっては、せっかくの賛成反対投票制の意義(これは結構深いゾ!)が死んでしまいます。賛成では「どこが他者と同じか」、反対では「どこが違うのか」を知るいい機会でもあります。
てなわけでアースさん、取り合えずは深呼吸して沈ち着いてみて……ではでは。 (Iholi)
- ↑ あ、一個抜けてた(笑)。
最後の挨拶の前に、
>どこがどう同じでどこがどう違うのか、もう一度冷静になって分析してみてはいかがでしょうか?
この一文を入れてくださいませ。では。 (Iholi)
[ 戻る ]
管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa