六月初め
投稿者名:veld
投稿日時:(05/ 6/ 4)
『・・・トンネルの向こうを抜けるとそこは・・・』
熱気立ち込める部屋の中だった。雑誌などが散らばるその中で、掛け布団を跳ね除けて眠る俺の御腹の上に、馬乗りになる少女の姿がある。赤い前髪は強い日差しの中に輝き、涼やかに銀色の後ろ髪が微かに靡いていた。
意識が完全に覚めるまで少しの時間が必要だった。その間、目を開いた俺に彼女がしたことと言えば。
頬を触ったり。
髪を撫ぜたり。
唇を指先で弾いたり。
もう、師を師とは思わない行動ばかりだった。
「・・・どけ」
俺の身体を跨ぐ太ももを掌でぺしぺし、と軽く叩く―――彼女はまるで動じず、俺の顔に自分の顔をずずいっ、と近づけると、不躾に尋ねてきた。
「先生、暇でござるか?」
「暇じゃない」
暇だけど散歩はやだ。
「お仕事も、学校もないんでござろう?」
「暇じゃない」
暇だけど散歩はやだっ。
「じゃあ、拙者と一緒にお出かけするでござるよ」
「断じて、暇じゃぁないっ」
暇だけど散歩はやだっっ!
「楽しみでござるー、先生と二人でお出かけでござるー」
「だからぁっぁあ、暇じゃないぃぃぃ!!」
だからっ、嫌だってばっ!!!
「しかし、しっかりと着替えさせられて、街中にぽつんとたたずんでいたりする俺がいたりするわけだ」
「先生、何を言ってるんでござるか?」
―――シロは眉を顰めて尋ねてくる。俺の額に浮かぶ青筋など、彼女がまるで気にもとめてはいないのである。
そして―――俺はたとえ、彼女がどれほどに人の気持ち(いつまでも眠っていたいまどろんでいたいという贅沢)を解しないとしても、気にすることはない。
それが彼女のいいところ、でもあるわけだから。
(こんの馬鹿犬・・・人が心地よくねとるのにたたきおこしやがって・・・)
などとは、思っていても、言わない。
言っても、仕方ないのである。
「んで、どこ行くんだ・・・考えてんだろ?」
「何も考えてないでござるよっ!」
「こんの馬鹿犬・・・人が心地よくねとるのにたたきおこしやがって・・・何も考えてねぇだと・・・」
ぐにぐにーとシロの口の両端をつまんで引く。彼女は目の端に涙を流す。泣くほど面白いのか、こいつは。
「ひぇんひぇぇご・・・」
ぱっ、と離す―――と。
「先生があんまりぐでんぐでんだったから、拙者、このままじゃいけないっ、と思ったんでござるよっ。外に引っ張り出さないといけないっ、弟子としてはっ」
ぐぐぐっ、と拳を握り締め、遠くを見つめて叫んだ。
ちなみに場所は、人の通りはさほどないものの、あるにはある道路の端の歩行者道、レストラン前。
くすくすと笑って通り過ぎる人々の目線が痛くて痛くてたまらない。
たまらないが。
「嘘だろ?」
敢えて言ってみる。彼女は振り向き、にぱっ、と満面の笑顔を浮かべ。
「嘘でござるっ、一緒に遊びたいっ、って思ったんでござるーっ」
抱きついてきた。
熱くて。
柔らかい―――。
俺の怒りは霧散した。
「そうだな・・・かき氷でも、食う?」
「先生のおごり?」
「お前、お金持ってる?」
「持ってないでござるー」
「・・・はぁ、んじゃ、しょうがないな」
視界の先にコンビニが見えた。
財布の中を覗いてみた。
限りなく、ゼロに近い―――あと、八日あるんだけど、どうすれば良いんだろうか。
シロはそんな俺の考えなどまるで知らず、レジに俺と彼女の分のかき氷を運んでいた。
コンビニの中は涼しいから、このままずっとここで暮らそうかな?そんな俺の願いなどもまるで察してはくれていない。―――師弟の間なんて、そんなもんである。
「せんせいっ、おかねっ、おかねっ」
子供みたいに俺をせかす彼女にため息をつく。
まぁ、子供みたいなもんだわな。
困ったような、でも、どこか楽しそうな笑みを浮かべた店員さんに苦笑いを返し―――。
240円を差し出した。
枝葉の隙間から漏れ出す光から出来る限り避けるために、黒色の深い影の下で俺は息をついた。彼女は俺の隣に座り、がさごそ、と袋の中からかき氷を取り出した。苺味のかき氷を俺の膝の上に置き、その上にスプーンの入った袋を手渡す。彼女は奥の方に入っていた宇治金時を取ると、スプーンを袋から出した。
―――もしも苺が奥にあったら―――と、そんな事を考えて笑った。
彼女はスプーンの袋を開かない俺をじれったそうに見ている。
「・・・」
視線を交錯させると、彼女は照れくさそうにそっぽを向いた。
俺は額に浮かんだ汗を拭った後でスプーンを取り出した。
しゃくしゃくしゃく。
木のスプーンで浅くすくって一口。
苺味のはずなのに、苺の味はしなかった。
でも、甘くて、美味しい。
「暑いナァ」
「暑いでござるなぁ・・・」
のんびりと二人で公園のベンチに座った食べるかき氷は格別―――とは言わないまでも、美味しかった。
ま、普通の味?かな。
シロは俺の言葉に応える時も、空を見上げることなく、緑と黒を視界に移している。
「・・・明日も晴れるかなぁ?」
「・・・明日も晴れるでござろうか?」
―――そんなことは、神ならぬ俺達には分からないが―――。
「晴れるな」
「晴れるでござるよ」
俺達は敢えて言いきった。
「今年も暑くなるかな?」
雲ひとつない空を眺めて、先生はうんざりとした様子でいった。
「暑ければ・・・かき氷が更に美味しく感じられるでござるよ」
「毎日食えるわけじゃないしなぁ・・・」
しゃく。
「・・・時給、安いし」
しゃく。
「・・・夏場はきついんだよなぁ・・・扇風機ないし」
しゃく。
「・・・はぁ」
先生はまた、スプーンを氷の中に沈めた。
拙者はそんな先生を横目に見つめる。
水分不足で枯れそうになっている菜のように見える先生の背中を軽く叩く。
「辛気臭いでござるよっ!」
「そうだな」
先生はじー、と拙者を見つめる。
拙者は先生から目を逸らす。
蟻は勤勉でござる。
どんなに、暑い日だって―――必死で頑張ってるでござるから。
そう―――今だって。
拙者が背中を叩いた弾みで落ちた赤い苺のかき氷に群がってる。
「・・・シロ」
「・・・何でござるか?」
「お前のよこせ」
先生はそういうとあっという間に拙者のかき氷を掠め取って、拙者が今まで使っていたスプーンで瞬く間に残っていた宇治金時を啜って食べてしまった。
そして―――頭を抱えてしまった。拙者の顔もきっと、先生と同じような色でござろう。
蟻は、拙者たちのことなど気にもかけずに―――。
―――赤い露を、啜っていた。
ぐでんっ。
と、ベンチに先生は横たわろうとした。
拙者の座る隣に腕枕をした先生の頭がある。
汗ばんだ顔がある。
「・・・あつー」
先生は拙者の髪を払いのけて、空を見た。
拙者は先生の頭の側によって、腕枕の下に手を差し込んで、頭を持ち上げた。
「ん?」
戸惑う先生の頭を膝の上に載せる。
「・・・膝枕」
自然。
何故だか、自然に。
拙者は笑っていた。
「・・・あー、さんきゅ」
先生も笑った。
そして、目を閉じた。
「あつー」
「先生、食べ終わったらどこ行くでござる?」
「どこでも良いぞ」
「じゃ」
北海道まで―――。
「・・・半径二キロ圏内なら」
先生は目を開いて、言った。
その顔は強張っている。―――お前の考えなど、お見通しだ。と、その顔は、物語っている。
―――拙者はため息をついた。
「・・・意地悪・・・ふふふ」
「あー、そうだな、意地悪だな・・・ははは」
先生は、笑った。
拙者も、笑った。
―――ベンチの前の黒い行列が、微かにその規則正しい列をゆがめたような気が、した。
「あー、あつ」
「まだ、梅雨入りもしてないのにこの暑さ」
「・・・」
「先生は、涼しい方が、良いでござるか?」
「当たり前だろーが」
「それじゃぁ、事務所に住めば良いでござるよ」
「・・・部屋がないだろ」
「そうでござるなー」
「・・・はぁ」
「?」
「・・・なぁ、シロ」
「何でござるか?」
「GSって、本当に儲かる仕事なのかな?」
「さぁ・・・」
先生は。
拙者は。
ずっと、ベンチで話をした。
たわいもない話。
いつもと全然、変わらない話。
でも。
拙者の太ももの上にのった先生の頭の重みが。
いつもよりも。
「・・・シロ」
「何でござるか?」
「また、頼むわ」
「?」
「・・・膝枕」
「・・・はい」
黒色の影に、やがて、先生の落としたかき氷の跡はかき消された。
それは、六月初め。
これからもっと―――暑くなる日々の一歩手前の出来事。
今までの
コメント:
- 久し振りにオンライン上に来て、
久し振りにGTYのSSを読んだけど、
それ以上に久し振りに面白かったと素直に思える作品でした。
まぁ他にも沢山面白い作品はあるんでしょうけど、ネットが繋がってないマイルームでは読む機会は無いので(^^;)
心温まる話は良い物です。
まるで優しい風が全身を撫でて行った様に感じます。
こう言う話が書けたら良いなと思うけど、
なかなか現実には暗い話ばかり書いていたり…(^^;) (ゆうすけ)
- なんというか、夏まっさかりっ! って感じですね。まだ夏至にもなってないけど。こういう作品には内容についてとやかく言うと野暮になってしまいそうなので簡潔に『面白かった』で済ませておきますね。
それでは、投稿お疲れ様でした。 (Arih)
- ホントに暑いですね〜。汗かきながらコメント打ってます(笑
やはりシロと横島のこういうお話は好きです。なんというかほのぼのしちゃいます。
シロに対しての横島がらしいと思いました。しかも散歩にも何故か付き合ってるし(笑
そんな横島の優しさとシロとの出来事がうまく書けてます。次回作を期待して待ってます〜。
きれいなお話ありがとうございます。 (never green)
- 確かに今年はまだ梅雨もまだなのに暑いですね〜
シロと横島のこういうほのぼのなお話は大好きなので、暑さを忘れるくらい楽しく読ませてもらいました。
この後、膝枕が誰にも見つからないようにのんびりといてほしいものです。
ではでは。 (まぐまっぐ)
- 犬の地元はまだ寒いですが、それでも暑さが感じられて爽やかな気持ちになりました。
シロとの掛け合いがテンポ良くて素敵であります。そしてラスト…いいなぁと素直に思いましたです。 (犬雀)
- 横島クンとシロ、ふたりの間の微妙な距離感…師匠と弟子、だけどそれだけじゃない…という感じの関係…よかったです。 (偽バルタン)
- とある熱い1日の、些細な日常の一コマ。
そこでまったりと語られる横島とシロのやりとりが、とても柔らかく綺麗で…。
読んでいて「ああ、ベルさんだなぁ」と思うことを、嬉しく感じてしまうわけです。
投稿お疲れ様でした。 (ちくわぶ)
- あと一月もすれば、夏がやってきますね。
夏は好きですよ、ええ。たとえ『何年海に行ってないのか!』とコンプレックスを生み出す羽目になろうとも、仕事とその後の散歩が灼熱地獄になろうとも……夏は好きです!
そんな季節の移り変わりを感じさせる一幕……堪能致しました。ベルさん、ありがとうございます。 (すがたけ@夏平気)
- 鈴さんのシロは、なんだか可愛くて大好きです(笑)
のんびり、ゆっくり。
こんな感じの日常が二人には似合うんじゃないかなぁ、と勝手に思っていたり。
優しい空気を感じさせてくれる、素敵なお話でした。 (龍鬼)
- 甘えんぼのシロとそれに弱い横島君、この二人の関係は良いですな。
夏暑かろうが、扇風機なかろうが、時給安かろうが、毎日楽しそうな二人でなによりです。 (なかんだかり)
- 扇風機もなかったんですね、横島君は・・・。(涙
美神さん、もう少し時給上げてあげればいいのに・・・・・・無理か・・・・・・。
閑話休題。
横島君とシロの師弟関係、いいですね〜。ほのぼのさせてもらいました。
今回も良い作品を読ませて頂いたveldさんに感謝です。
次回作も楽しみにしてますね。^^
勿論、賛成票に一票です。 (クレイ)
みーんみーん。 蝉の声がやけに耳に・・・
「あっ、・・・いかん。まだ六月だっけ。」 と書き直したであろうべるどさん。凄く愛くるしい場面を想像してしまい、申し訳ありませんでした(笑)
文章の端々から、夏の匂いがこうツーン(?)としたせいか、冷房を付けてしまったのは単に意思の弱さでしょうか。
肌の触れ合いもありますが、変に官能的な感じもせず、かといって爽やかとも言い難い妙な気分。素敵です。汗ばんだ季節の先取りをありがとう。
変なコメントごめんなさい(笑) (cymbal)
- 好いトコはいっぱいあるですが……強いて1番を挙げれば最後の
> 「・・・はい」
こー急にしおらしくされるのに弱いらしい(笑)。好いですよね、膝枕 (Iholi)
- 何か適当なタイトルで、毒にも薬にもならなさそうなお話でございましたがっ。
って、言ったら、コメントしてくださった人達に失礼ッ!いや、のびのびと書きました。久しぶりにシロSS・・・って、最近そんなに書いていないってことなんですがっ。
前々作はシロSSでしたよね?確かそうでした。そうだったようなー。
っというわけでっ。(何がよ)
コメント返しさせていただきますっ。 (veld)
- ・ゆうすけさん
最近、SSを書くときに曲を聴いて書きます。いや、最近って言っても、投稿してるのは二作くらいしかない、という情けないお話なのでございますけども。イメージが膨らむ、というよりも、むしろそのメロディーの空気に重なるようにタイプされていく、というか。
何かが乗り移ったかのよう、って奴ですか。霊媒体質いえー。
こほん。何か良く分からないコトを言っちゃいましたけど。
気分変えれば、結構書けたりするのではないかな、とか思ったりします。私的に、こんな二人の情景が、柔らかな曲のイメージから生まれた、っていうか。
何かとりとめないコメント返しで申し訳ないです(笑)
読んでくださってありがとうございましたっ。 (veld)
- ・蟻ーさん
って、ここで書いちゃうとあかんのかもしれませんけどっ。(笑)>蟻さん でも、蟻さんは勤勉ですから、いいカナ?とか。何を言ってるんでしょうか、私は。(それは誰にも分からない)
>なつまっさかりですね
違うッ、六月初めだ!(まさに無粋)
と、簡潔に纏められるとコメント返しができない、という諸刃の刃。世間話で話を濁せ、ってことですか・・・おーけー!世間話の帝王と言われた(ことなんてないけど)私の力を見よ(以下略)
読んでくださってありがとうございました〜! (veld)
- ・ねばぐりさん
確かに暑いです・・・と、実は私の住んでるところは比較的涼しく。雨とか降ったりはしてないんですけど、そこまで日差しが強くないのか分かりませんが・・・何でだろ。
>シロに対しての横島の優しさ
まぁ、多分、なんだかんだいって、結局は付き合っちゃう、ってことで。
てか、多分、引っ張られたりしたりしたんだと思います(笑) この間に、
『んじゃ、着替えるから外出て待ってナ?』『分かったでござるー』とことことこ。(外に出る)がちゃ。(鍵の閉まる音)『?』二十分後。『・・・せんせー?まだでござるかー?』三十分後。『・・・せんせー、もー、いー、でござるかー?』一時間後。『・・・せんせいー?』―――がすっ、とやくざきっくで吹っ飛ぶドア。部屋の中で高いびきをかく横島。『・・・な、何してるんでござるかー、先生!』
的なものも入れて置けばよかった、とか思ったりもしてたりする今日この頃。(改行いれてなくて酷くよみづらくてすまないなぁ、と思う今日この頃)
いや、散歩してるのカナ?実はしてない、してなかったりする。もしも散歩だったなら、途中で逃亡していたかもしれません、しないカナ?(なんて曖昧なんだ!)
読んでくださってありがとうございましたっ。 (veld)
- ・まぐまっぐさん
冷夏になるんじゃないかな?―――今年?とか、のんびりと半月前くらいには思っていたものなのですが。段々と暑くなってきまして。とはいえ、私の住む辺りでは(以下略) しかし、梅雨がこられず。来て欲しいものです。ものです。
>だれにもみつからないよう
と、コメントを頂き見た時に、ふっと浮かんだものがございました。
『もしも膝枕が見つかったら』
コメント欄に書くとものすごく長くなりそうなので書きませんが!かと言ってSSにするほどのものでもなく、困ったものです。(めんどうくさがりやのいいわけ)
しかし、私的、一番見つかったらいけない人はおキヌちゃんだろうな、と。(ネタ的に)
『・・・それは私のポジションじゃないかー』と、心の中で般若の形相を浮かべるはずだ、表で泣いて。草葉の陰で泣きながら。(幽体離脱を有効利用)
ネタじゃなかったら、勿論、ヤバイのは、美神さんですがっ。と。
読んでくださってありがとうございましたっ。 (veld)
- ・犬雀さん
きっと・・・犬雀さんのホームグラウンドほど涼やかではありませんが、十二番下くらいにはつけてるんじゃないか、と思う我が郷の気候も比較的涼やかです。季節の変わり目というだけあって、軽い風邪っぽいものにも五、六回かかりましたが緩やか。かつ、涼やか。足りないのは爽やかくらいなものです。
風邪引かせてやろうかしら。横島くん。何かめっちゃ寝汗掻いててその匂いに驚きおののくシロとの短編。汗臭くなりそうな悪寒がするのでやめときます!(THE一人相撲)
>テンポ
実は台詞を先にだらだらと流し書きしてた分ありました。どこからかは、地の文も一緒に書いていったのですが・・・地の文がなかったらもっとテンポが良かったと思います!嘘です!(どないやねん)
>ラスト
笑って誤魔化すのは得意です。(万死に価する)
読んでくださってありがとうございましたっ! (veld)
- ・偽バルタンさん
何か師弟っていうよりは、兄弟、って感じでしょうか?兄妹、と書いても宜しいのですが、そこまで書くのともまた違うような。妹?カナ?とかそう考えると、また違う気がするのです。
甘酸っぱさの中にも汗臭さがあるような。(ひきづるな)
>距離感
コメント欄で、何度も何度も多用したという因縁の!(違)
自分の中で、こういうSSを書くときに大事にしたいもの・・・たくさんあるんですが、その中でおっしゃられた『距離感』ってもの。正直、今回書いてる上で、前々意識してませんでした。というか、考えてさえ(あかん) でも、結果的には描かれていたみたいで。何だか嬉しいです(笑)
>それだけじゃない んで、しょうね(笑)
読んでくださってありがとうございましたっ! (veld)
- ・ちくわぶさん
だましてませんっ!(謎挨拶) っと、本当になにやら私的なニュースを公的なものを使って使っているようなおぞましい予感がしますがっ。(いい加減だなぁ)
そーいーことでっ。
>些細な日常
私には多分、こういうものしか書けないんだろうなぁ、と昨今しみじみと(笑) それがいいのか悪いのか。きっと、読んでくれて、コメントをしてくれる人がいる、ってことはいいことなんだろうナァ、って。そんなコメント返し、望んでない、って思われるでしょうが、しみじみと思うワケで(愚痴かよッ!) 柔らかく綺麗、って言う空気を出せている、それを言ってくださるちくわぶさんがいる、ってことが嬉しいわけで。
ありがたいです(笑)
読んでくださってありがとうございましたっ! (veld)
- ・すがたけさん
海言っても泳げません、かなづちです。海なんてだいっ、嫌いです。塩辛いし、塩辛いし、塩辛いし。―――なんで海には出汁がでないんだろう(駄目挨拶)
ほんとは好きですけど。っと。
>季節の移り変わりを感じる
何かもー、夏になるんだなぁ、とか思って。もう、春は終わりなんですよね。人によっては、桜が散ればもう、夏だよ、とか新春っていうし・・・とか言われたりする方もいるのでしょうけど。暦で見れば・・・とか言われても納得はいかず。
とすれば、春と夏の境目はどこだろう?とかそんなことを考えて。いわばそういうものをテーマにして・・・書いてみました。
嘘です。(嘘かよ)
読んでくださってありがとうございましたっ!でも、そういう部分、若干含んでる可能性もなきにしもあらずかもしれません。(何か勝手なコメント返しだなは(汗)) (veld)
- ・龍鬼さん
「シロっ、早すぎるっ。おまっ、止まれっ、あかんっ、あかんっ、もう・・・・・・もうっ、あかんっ!」
「せ、先生っ!拙者っ・・・拙者っ、止まりたいけど・・・止まれないんでござるよー!!」
「だからっ、坂道はスピード落とせいうとるだろうがぁっぁあ!!」
早すぎる日常を送る人たちだからこそに、ゆったりとした時間の使い方が巧いのです(違) 春なら、桜並木の道を歩く、とか、もっと風情のあるものに出来たかもしれませんが、春夏の隙間風的SSですので、そういうことは出来ませんでした。まぁ、出来ないからといって、だからどう?ということもないのですが。
ないのですが。(←くやしいらしい)
読んでくださってありがとうございましたっ。優しい空気、って言葉は、何だか異様に嬉しくなります(笑) (veld)
- ・なかんだかりさん
お久しぶりです(笑) シロSSを書こう、書こうと、努力して、いつもなんか違う方向に飛んでしまっている先頃でした。(過去形) コメント欄にお名前を拝見して、胸と胃が感激でいっぱいになって、痛くなりましたs。嘘です。後者は嘘です。前者は本当ですってば(笑)>感激、の方
>毎日楽しそうな二人
多分、たのしいんだろうなぁ、この二人(笑) 何にもなくたって、二人でいれば幸せ、ってそういう関係って理想系だと思います。理想系の二人をもっと書いていきたい、とそう、思わされる先頃です。
もうちょい、えっちっちーな感じのものもかければと。書けないからこそ、願望という。もどかしさで一杯です。(コメント返しらしからぬ)
書きたいっ。
読んでくださってありがとうございましたっ。 (veld)
- ・クレイさん
悪いのは美神さんじゃなくて私です! 貧乏だからきっとないだろ、扇風機、とか決め付けました!扇風機を買うお金があれば、きっと食費に消えるだろう、という確信犯的台詞でした!(最悪)
いえ、実は、以前『風鈴』というSSを書いた時に○○○が○○れて○○○たので(無意味な伏字)今回も・・・という、それだけのことだったのでした。(宣伝)
・・・姑息です(駄目)
閑話休題っ。
むぅっ、師弟関係からやっぱり抜け切れてないのカナ?と、クレイさんのコメント見て思い。師弟関係ともっと違った関係の境をゆききする絶妙かつ微妙な関係が描けているのだとすれば、これはあれ。塞翁が馬(意味違う) 何からっきー♪って感じです。
・・・もう、ほんと、駄目なコメント返しでごめんなさい。
読んでくださってありがとうございましたっ! (veld)
- ・cymbalさん
甘酸っぱい―――まるで幼少期だべた誕生日のケーキの苺のようなcymbalさん、と、つけようかと迷いましたが、そんなこといえば、かわいいcymbalさんのこと、頬を膨らませて『・・・ヴぇるど・・・読みにくい名前しやがって・・・』と、怒られそうなのでやめときました。=大好き。
>冷房
私の勝ちです!(何がよ?) いえいえ・・・意志の弱さの所為ではありません。私が耐えず『あついなぁ・・・』と、言わせた成果であろうと思います!
(何かこういうのって、地の文で伝えるんだよナァ・・・)とか思ったりもしますが、まぁ、ええねん。
官能的・・・を意識したわけではないのでむしろよく(笑) 爽やかとも言いがたい、ってのは、どうなんだろうっ、と思ったりもしますけど、でも、汗くさいのが二人の関係を如実にあらわしてるような気がして良いかな?(勝手に結論) 何かスポーツ飲料のCMっぽくて。爽やかじゃん(ぉぃ)
読んでくださってありがとうございましたっ。・・・いや、もう、ごめん。こんなコメント返しで(土下座) (veld)
- ・Iholiさん
Iholiさんはギャップ好き、という事実が判明した夜―――veld氏の梅干よりもちょっとだけ大きいくらいの脳みそは何かめちゃくちゃ熱くなっていた・・・。
「・・・お揚げが実は嫌いなのだけど、嘘狐、と呼ばれないためにいやいや食べているタマモ」
「・・・実は人間の身体に戻ってから料理の作り方などを忘れてしまい、必死で料理の勉強と練習をしているおキヌちゃん」
「貧乏じゃないゴージャス小鳩」
「カレーの好きじゃないタイガー」
―――最終的な結論。
「お金の好きじゃない美神」
ありえません(駄目)
ギャップって奴はなかなか曲者で・・・。元気な女の子が不意に見せる影。子供だと思っていた少女が見せる、女の一面―――分かります。すごーく、分かります。
そして、膝枕―――たまりませんな。(ぉぃ)
読んでくださってありがとうございましたっ。
「実は散歩があんまり好きじゃないけど、横島と一緒にいたいから、今日も横島の部屋のドアを叩く不器用な少女」
・・・ありカナ(無し) (veld)
- 平和で好きなのにGSらしくないと感じてしまうのはなz(ドゴ!!)
いや〜〜〜良いSSですな〜北海道に行こうとするあたりがシロらしいとゆうか
豪快ですねw (へのへのモへじ)
- ・へのへのもへじさん
はぁはぁはぁ・・・(鈍器と名の付くものをそっと置き、荒い息を整えながら)・・・っうしっ。
さんくすです(笑)
涼しい場所っていったら、ほっかいどーでござるよーっ。
と、脳内で三等身のシロさまが私に語りかけてくれました。
シロさま。ありがとう。嘘ついてごめんなさい。
私的にも、豪快なシロさまは大好きでございます(笑)
読んでくださってありがとうございました! (veld)
- 一年後の6月にて激遅コメントをば。
おせっかいで甘えん坊で、あんまり横島君にしてみればありがたくない事が多いけど、無邪気さから来る「悪くない」気分。彼女の気持ちがどこか彼に伝わっているからこその雰囲気にも思えました。
膝枕している・されている二人それぞれの心象風景を思うと、確かに官能的というのは違いますけど、爽やかさ一辺倒でもない何かを感じます。
うーむ・・・これこそが、「うまく言えない擽ったさ」と呼ぶべきものだなと思ったり。 (フル・サークル)
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