ザ・グレート・展開予測ショー

吟詠公爵と文珠使い0 改訂版2 『決別の夜』


投稿者名:アース
投稿日時:(05/ 5/ 4)

今回の話は比較的明るい話(の筈)です。それでもほんのちょっと暗い要素があるかも知れませんので、ご注意ください。



切っ掛けは些細な事だった。それは――――冷たい雨が降り注いでいたある日のこと。

「美神さん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・・・」
「何よ? 給料上げろとかいうのなら却下。あんたは丁稚なんだから、時給は300円のままよ」
美神と横島のこの遣り取りは半ば決まりきったこと。時折起こる日常化した儀式のようなものだった。横島が給料の改善を要求し、美神がそれを跳ね除ける。美神は意気消沈して、うな垂れる横島の姿を見て高笑い。

この事務所での古株であるおキヌや、最近転がり込んできたシロやタマモだって、気にしない光景。

だが、そんな日常が終わりになる日がやって来た。



まるで砂の城が波に浚われて、崩れていくかのように・・・・・・



「別にそんなこと期待していませんよ。殆ど答えはわかってますし・・・・」
いつもの高笑いを浮かべようとする美神の先手を打つかのように、横島は言い放った。


「じゃあ・・・・何だって言うのよ?」
二週間ぐらい前から雰囲気が変わってきていた彼の言葉に危機感を覚える。

「大した事じゃない」とたかをくくっていたのが、不味かったのだろうか。

(何よ、この圧迫感は!? いくら、こいつが強いとはいっても、この私がここまで威圧されるなんて・・・・・)

そんな美神の心中にはお構いなく、
「俺、今日限りでこの事務所を止めさせて貰います」


横島は決別の言葉を口にした。


「そ、そんな勝手が許されると思ってんの!? あんたは私の丁稚なのよ!!」
「丁稚だからこそ、俺の代わりはいくらでも居るんじゃ無いですか? あくまでもアルバイトの俺を束縛する権利が美神さんにあるとでも?」
声を荒げて言い放つが、横島は冷然とした声で反論する。その声には絶対的な圧力がこもっていた。

自分の言葉を逆手に取られ、絶句する美神に背を向け外へ通じる扉のほうへ向かう。その足取りに迷いは微塵も無い。



「先生、何処かに行ってしまうのでござるか!?」
「悪いな、俺を待ってくれている奴らが居る。俺はあいつらと共に生きると誓ったんだ」
必死に呼びかけるシロにも横島は全く心を動かされることは無く、淡々とした口調で告げる。

「そ、そんな、拙者は・・・・」
死刑宣告を受けた罪人のように床にへたり込むシロ。

そんな放心状態の彼女を支えるタマモも最初は横島を鋭く睨みつけていたが、次第に半泣きになりながら横島に声を投げかける。彼の雰囲気から本気だと悟ったからだ。

「行かないでよお、横島・・・・・その、馬鹿犬じゃないけど、あんたが奢ってくれる油揚げが一番・・・・・」
それでも横島の心を動かすには至らない。彼の視線はここには居ない誰かを捕らえている。


「あいつらって・・・・・・誰なんですか!? 一人じゃ無いんですよね。答えて下さい、横島さん!!」
「ああ、一人はおキヌちゃんも知っている奴で、もう一人は知らない奴だな。どの道、話すと長くなるから言わない」
普段からは想像も出来ないような大声で横島を引きとめようとするおキヌ。

だが、横島はそんな彼女の声にも振り返ることは無く、事務所のドアを開けると外に出て行った。

「今まで、お世話になりました」の声と共に・・・・・・・・



「横島さん・・・・」
「もういいわ!! 放っときなさいよ!! あんな奴、クビよ、クビ!!」
なおも彼を追おうとするおキヌを我に返った美神の怒号が押し留める。だが、その声も虚勢を張ったものだと親しい者ならばはっきりとわかってしまう。


彼が出て行った後、雷光が事務所の窓を白く染め、雷鳴が一際大きく鳴り響いた。


「そんな・・・・・横島さん、どうしてですか・・・・私・・・・・」
彼を引きとめようと伸ばした手は、虚しくも空を切り、大粒の涙を零しながらおキヌは床に崩れ落ちる。彼女のそんな姿はこの空間に居る女性達の気持ちを代弁していた。



今、美神除霊事務所という『砂上の楼閣』は脆くも崩れ去ったのだ。



『横島さん、本当に行ってしまわれるのですか? 美神オーナー達は・・・・・』
「そうだな、人工幽霊一号。もう二度とここに戻ってくることは無いだろうな」
事務所を出た直後、この事務所の守護者の役目を負っていた人工幽霊一号に声をかけられる。思えばこの奇妙な幽霊とも古い付き合いだったが、それも今日限りだ。


『そうですか・・・・・・お元気で』
「ああ、じゃあな」
人口幽霊も横島の言葉の中に確固たる意志を感じ、諦めの溜息を漏らした。
そんなやり取りの後、事務所を出て行った横島は冷たく降りしきる雨の中に消えていった。






「ねえ、ママ・・・・横島君の居場所、掴めたの?」
意気消沈した様子の美神が電話越しに尋ねる。相手はオカルトGメン隊長であり母でもある美神美智恵。
「いいえ、まだよ・・・・各方面にも働きかけて、捜して貰っているけど・・・・・手掛かりは掴めないわ・・・それにしても、そんなに横島君が心配?」
「い、嫌ねー。何言ってるのよ!? 私はただ勝手に出て行った丁稚に制裁を・・・・」
「はいはい、わかったわよ。場合によっては、六道家の力(十二神将や情報網など)も借りてみるから・・・・」(出来れば借りたくない、色々な意味で)

その後、相変わらず素直ではない娘の言い訳を適当に聞き流し、美智恵は電話を切った。正直言って、娘の捻くれぶりには呆れてしまうが、今はそれどころではない。

横島が美神達の前から姿を消して、もう三日が経過していた。横島が出て行った日に連絡を受け、職務の合間をぬって、訪れた美神の事務所は灯りが消えたようだった。

美神は勿論、おキヌもろくに眠れないらしく、さらには涙の跡がハッキリと残っている。一晩中泣き明かしたらしい。おまけにタマモのナインテールの髪にも艶が無く、元気が取り柄のシロの尻尾も力無く、垂れ下がっていた。


(全く、何処にいるの・・・・・横島君、彼女達のもとを離れる程の事があったとでもいうの・・・・・!?)
頭の中に自らの娘を含めた彼女達のやつれた姿が浮かび、自身も軽い鬱状態になってしまいそうになる。
慌てて、その光景を振り払い、再び書類の山と格闘し始める。




おキヌ達の話によると横島は「自分を待ってくれている者達のところに行く」と言っていたらしい。おまけにその相手は一人ではない。初めは美神の下での待遇に嫌気が差したのかと思ったが、話からするとそうではないようだ。原因はもっと根本にある筈だ。
調べによると、学校にも来ておらず、クラスメートのピートや愛子(ついでに寅もどき)も横島の姿を見ていない。

他にも彼が行きそうな場所を当たったが、手掛かりは無し。ナルニアの彼の両親とは連絡が取れない。どうやらレアメタルの採掘場所を根城にしている武装ゲリラの動きが活発化しているらしい。

「可能性として、最も高いのは・・・・・武闘派魔族のゴタゴタに巻き込まれた・・・・?」
横島はアシュタロス戦役の功労者だ。そんな彼を討ち取って、名を挙げようとする者が居てもおかしくは無い。

魅了術などの餌食になり、意思を操作されて、フラフラと敵の罠に踏み込んでいったとしたら・・・・・・・

(そうだとすれば不味いわ、令子やタマモちゃんが気づかない程の巧みな術・・・・・装備は念入りにしなければ・・・・)

「だとしたら・・・・・令子の馬鹿!! あれ程、待遇を改善しろと言っといたのに・・・・」
余りの待遇の酷さに無意識下での嫌気が差した所で、荒んだ心に付け込まれたのではないか? そんな笑えない考えが浮かんできてしまう。

生きていてくれればいいのだが・・・・・・



「まあ、何にしても・・・・余程の場合には、六道家を頼るしか無さそうね・・・・」
それでも駄目だったら神族、特に探索及び調査のエキスパートであるヒャクメにご足労願うほか無さそうだった。

「先生、お疲れのようですね・・・・コーヒーでも如何ですか?」
「ありがとう、西条君」
弟子でもあり、現在は頼もしい部下でもある西条から、コーヒーカップを受け取り、美智恵は一息ついた。

「やはり見つかりませんか・・・・・彼は・・・・」
「ええ、心配かしら? 彼のことが」

「まさか、僕は寧ろ令子ちゃんのほうが気がかりですよ・・・・あんなに落ち込んで」
「でも、彼が居なくなって、落ち込んでいる今がチャンスじゃないの? 私としてはあのじゃじゃ馬娘を何とかしてくれる人ならいいんだけど」

「そうだ、と言いたいところなんですけど・・・・あんなに落ち込んでいる彼女を見たらそんなことは出来ませんよ。これは英国紳士としての最低限の嗜みですから」

(何だかんだ言って、ちゃんと横島君の事とか考えているのね・・・・あの戦いでも落ち込んだ彼に責任を感じていたし)

美智恵の記憶の中には西条がGメンの部下を率いて、『彼女』の霊基構造探索を必死になってする姿がハッキリと残っていた。

「何にしても・・・・出てきてももらわなくちゃね・・・・」
「はい、全くですよ」
美智恵の呟きに相槌を打ちながら、西条は口に煙草を咥える。

「ちょっと、西条君。禁煙したんじゃなかった?」
「こんな時ですから、吸わないとやってられませんよ・・・・・」
そう言いながら、紫煙をゆっくりと吐き出す。何だかんだ言っても、彼の事が心配らしい。
吐き出された煙は部屋の天井まで昇ると、間もなく消えていった。




さらに三日後の夜。即ち横島が姿を消して六日後の夜。
「何ですって!? 横島君が見つかった!?」
「ええ、つい先程ヒャクメ様が見つけてくれたわ。すぐに現場に向かうから、貴方達も来て頂戴」
簡単な変装と偽名を使い、さらに霊波をジャミングしていたらしいが、それが途切れたらしい。
「ようやく見つけることが出来たのね〜〜〜〜〜〜!!!」
とはヒャクメの言である。結構きつかったらしく、目薬を大量消費している。




「よーし、あの丁稚を殴りに行くわよ!! 準備と覚悟はいい!?」
その場所を聞き出した美神は電話を切ると、事務所のメンバーに号令をかける。何者かに操られていようが、彼自身の意思だろうと関係ない。横島を殴るのは、彼女にとっては摂理であり、この上なく不器用で迷惑なコミュニケーションの手段なのだ。
この一週間近くの鬱憤をぶつけてやるつもりだった。

(ふふふ・・・・・覚悟しておきなさいよ。横島君、丁稚の分際で私の所から離れようなんて、思わないことね・・・!!)
彼女の目は本気だった。

「わかったでござる!! 先生に会って、その真意を聞くでござる!!」
「まー、あいつが居ないとね・・・・その、面白くないし・・・」
シロは真正面から元気一杯に、タマモは頬を染め、照れ隠しにそっぽを向きながら、それぞれ意気込む。

(私も・・・・頑張らなきゃ、そして横島さんに戻って貰うようにお願いしなきゃ・・・)
そんな二人を見ながら、おキヌも握り拳を作り、静かに決意を固める。

「じゃあ、出発するわ!! 人工幽霊一号、留守番お願いね!!」
『はい、お任せください。美神オーナー』

人工幽霊の声に後押しされるかのように、美神達は車庫に向かい、エンジンをかけた。


ブオオオオオオ-―――――!!! 

凄まじい排気音を奏でながら、一台の高級車が道路を爆走していく。道交法なんぞ、完全無視だ。いつの間にかパトカーが大名行列のようについて来ている。もっとも、絶対に捕まりはしないだろうが。




一方、Gメン本部。
「あの馬鹿娘・・・・話の途中で電話切ったわね。肝心な事伝えてないのに・・・・」
ツーツーと虚しい音を出す受話器を置きながら、美智恵は溜息をついた。まあ、大切な存在である彼の居所が分かったのだ。
舞い上がってしまった事で、彼が居るだろう場所だけ聞いて飛び出していってしまうのも無理はないかもしれない。

横島と共に居る女性二人のことを聞くのさえも忘れる程に。だが、これが後々影響してくるのだが・・・・・・

「それにしても、携帯のほうにも出ないなんて・・・・・一体、何をやっているのかしら?」



その頃の首都高速。
「止まれ―――――――――――!!! 止まらんと撃つぞ!!!」←警官A
「先輩、発砲許可を!! 一度撃ってみたかったんですよ!!」←警官B
「美神さん、スピード出しすぎです―――――!!」←おキヌ
「うっさいわね!! 後ろの連中がしつこいのよ!!」←美神
ちなみにシロタマは仲良く気絶中。

パトカーとカーチェイスの真っ最中。当然、携帯に出る余裕なし(というよりも存在そのものを忘れている)



「しょうがないか・・・・現場についてから話しましょう。ショックだろうけど・・・」
美智恵自身も少なからずショックを受けていたが、ショックを受けた原因である―――――ヒャクメが捉えた映像を念写した一枚の写真を懐に仕舞い込むと部屋を出て行った。



ほぼ同時刻のある高級ホテルの前。その部屋の一室のベランダから一人の男と二人の女が眼下の街を見下ろしていた。いわずと知れた横島とゴモリー、ルシオラの三名である。
先程、ルームサービスで運ばれてきた食事を片付けたばかりだった。少々、酒も飲んでいたために、ベランダに吹き込んでくる夜風が火照った体に心地好かった。
「おいしかったわね♪ ヨコシマ」
「ああ、そうだな。大満足だ」
「また食べたいものだな」
上からルシオラ、横島、ゴモリーの順。どうやら、ここに三人で部屋を取り、宿泊していたらしい。当然の如く、三人とも偽名を使ってである。
ちなみにそれぞれの服装は横島とゴモリーは黒スーツ。ルシオラは青のブラウスに白いスカートを身に纏っている。


横島という一人の男を想ってはいるが、彼女達の仲は険悪なものではない。寧ろ性格的に噛み合う部分が多いため、結束は固いようだ。

「でも・・・私、復活出来るなんて、夢にも思わなかった。コンプレックスだった胸も増やして貰ったし。『あの方』に感謝しなくちゃ♪」
夜空を見上げながら、ルシオラは鼻歌交じりで言う。余程嬉しいのか、トレードマークの触覚がピコピコと揺れる。ついでに言うと彼女の髪は伸びて、腰辺りまである。
ちなみに『あの方』とは無論、魔界に居るバエルのことだ。

「胸か・・・・あるに越したこと無いけど、今となっちゃ、お前をそんな事で測る気は無いよ。お前は十分素敵だよ」


「あら、そう? でも胸はあるほうがいいじゃない? 昨日の夜だって・・・・・」
「おいおい、ほいほい言うことじゃないぞ。ルシオラ」
悪戯っぽく笑うルシオラを横島が苦笑交じりにたしなめる。それでも彼の顔は若干赤い。何をやったんだ、こいつら?


「それはそうと・・・・私は置いてきぼりか? 酷いぞ、二人とも」
後ろからゴモリーが横島に抱きつく。無論、本気で怒ってはいない。彼女はこうやって横島に後ろから抱き着いて甘えるのが好きなのだ。
「勿論、そんなつもりは無いさ・・・」
横島は後ろから伝わってくる彼女の温もりと柔らかさを感じながら、彼女の鳶色の髪を触る。それは艶やかな絹のようで、実に心地よい。




だが、そんな甘く、穏やかな三人の時間は唐突に終わりを告げた。



突然、物々しい装甲車が数台ホテルの前に停車し、中からは重火器などで武装した男達が次々と出てくる。
間違いない。オカルトGメンだ。
続いて、横島にとって見覚えのある高級車が一台、パトカーの団体さんを引き連れて乗り込んできた。


「オカルトGメンか・・・・それに古巣の事務所の連中だ」
「どうして嗅ぎつかれたのかしら?」
「恐らく、美味い食事で気が抜けた所で、霊波のジャミングが一瞬だが緩んだらしいな・・・・ヒャクメが居れば我々が何処に居るかを突き止めることは容易い」
横島が呟き、ルシオラが疑問を提示し、ゴモリーが分析と解説を担当する。この辺で役割分担がキッチリと出来ている。
どの役割を誰が担当するかはその時によって、違うのだが。

そんな会話を交わしている間にも、Gメン隊員達はホテル内に踏み込んでいく。
どうやらGメンは横島がルシオラの姿をした何者かにたぶらかされたと考えているらしい。
確かにルシオラは一度、死んでおり、今、ここに居るのが偽者だと考えるのも無理はない。(ある意味、完全な本物ではないが)

アシュタロス戦役の英雄である文珠使いに消滅したはずの強力な女魔族。

万が一、敵に回れば生半可な戦力で立ち向かえる連中ではない。
だが、彼らを発見したヒャクメでさえも力を完全に隠したゴモリーのことは気づいていない。ただ、先の二人に同行していた事から只者では無い、と判断してはいたらしいが。
どの道、警戒しておくに越した事は無い。だからこその重装備なのだろう。



これでも、まだこの三人の実力を見誤っている。



「どうするの? 振り切って逃げる?」
「いや・・・・迎え撃とう。色々言いたいことがあるからな・・・・仮に戦闘になっても、どうとでもあしらえる」
ルシオラの問いに横島は淡々と答えながら、愛用の魔剣を右手に引き寄せる。


そうしている間にも横島達三人の部屋にGメンの者達や美神達は徐々に近づいて来る。

彼らはその様子を何処か他人事のように、かといって油断を挟まずに捉えていた。


こうして―――――決別と惨劇の舞台は整った。





後は開幕を待つばかり――――――――――




後書き いよいよ次回は惨劇が勃発です。かなりの死傷者が出ますが、西条は死にません(これに舌打ちした方は居ますか?)
あと流石におキヌちゃんを殺しちゃ不味いですよね? (おキヌファンを敵に回したな)  それにしても横島・・・・・まさに「両手に花」状態。次回で横島が神魔族(特に竜神族)に不信感を持つことになった理由が二つばかり明かされます。比較的、明るかった今回の反動で次回は滅茶苦茶暗いです。美神達、思考がぶっ飛んでいるためにゴモリーとルシオラの事、聞いてません。このせいで次回驚くことに・・・・横島の両親は次回出てきます。(ちらっとですが)
ちなみにルシオラは色々な意味でパワーupです。胸が増量され(85くらい) 髪が腰まで伸び、コスチュームも・・・・
某ワル○ュー○・ゴース○みたいな格好になります。(帽子の代わりに強化型バイザーがつきます) 力も段違いに上昇(魔神級?) 
この話の次に本編を投稿するか、このダークルートを終わらせるかです(先に書きあがったほうを投稿します。つまり、どちらにネタの神様が降臨するか、です)

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