ザ・グレート・展開予測ショー

皆本さんの過去(妄想200%です)


投稿者名:アース
投稿日時:(05/ 4/25)

切っ掛けは些細なこと・・・・・

「ねえ、皆本さん・・・・どうして貴方には過去が二つあるの?」
『彼』に触れた事で偶然見えた記憶。問いかける紫穂。
読心能力者だからこそ垣間見えたモノ。

『多くの友達と話している子供と部屋の真ん中で膝を抱えている子供。
二人は同じ顔と声で、全く同じ年頃の同じ名前。本来ならば絶対に在りえない事態』



「貴方は『施設』の誰よりも「力」が強くて、頭が良かった。だから、「教授」の一番のお気に入りだった。貴方が『あの事件』が切っ掛けで『施設』を出るまでは」
『彼』を良く知る訳ありの旧友である『彼女』の回想。
『彼』自身も知り得なかったことさえも知っていた「教授」




「君は頭脳だけではなく、「力」も素晴らしい。戦うための「力」だ。それは-――と-―――という名前だ」
喜色満面で語る「教授」。その彼も今は居ない。




「皆本君、彼らは本当に君の御家族なのかね?」
「皆本さん・・・・・」
柏木補佐官と桐壺局長の問いかけ。
書類上だけでの家族。学歴以外は造られた「過去」





「皆本、私達に隠し事は無しだろ?」
「皆本はん、教えて欲しいわー」
皆本に言い迫る念動力者の薫と瞬間移動能力者の葵。その瞳に宿るのは、不安と興味。そして、寂しさ。



「貴方の能力を封じるのは、その眼鏡と自分の心にかけた鎖・・・・・貴方のやっていることは理想論に過ぎないわ。私達よりも「力」は遥かに強いくせに」
怒りと呆れを交え『彼女』は言う。


『彼』の秘められた力。




「僕は『あの事件』以来、超能力とは無縁の人生を歩むことにした・・・・・殺すことしか出来ない「力」は無いほうがいい・・・・」





「でも、この仕事やあいつらに出会って、考えが変わった。伊――九号中尉の予言は防いでみせる・・・・・普通の人とエスパーが共存できるように・・・・」
『彼』の未来に向けての決意と過去に向けての言葉。



「皆本さん、過去に何があったんですか・・・・?」

再び問いかける紫穂。沈黙と共に見守る薫と葵。






「僕は昔――――――」
そして、『彼』の口から明かされる本物の「過去」――――――





後書き 『吟詠〜』の執筆中に、気晴らしも兼ねて皆本さんの過去を邪推してみました。(この能力が公式設定ならば)→アンチアンチ・エスパーのことについては「教授」は知っていたけど、彼自身は気付いていなかったってことで。妄想200%でお送りしました。私としては、あのメガネが制御装置っぽいなっと・・・・それと自己暗示とか。反対票を覚悟で投稿します。

皆本さん、これとは違ったとしても、何だか『重い』過去がありそうです。だって、若いのにあれだけ人格が出来ているってのは・・・・・
次は『吟詠〜』の50話を投稿します。(とうとう50話か・・・・)

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