GS新時代 【鉄】 其の五 1
投稿者名:ヤタ烏
投稿日時:(05/ 5/25)
早朝の訓練を終えて、汰壱はシロとタマモと別れ家路へとついた。
普段の訓練している川原から、家までは大体二十キロ前後、訓練後で体も疲れているが全速力で走って帰った。
何事もやりずぎるとろくなことが無いのだが、どんな時でも全力で行うのが汰壱の信条である。
・・・・・・けっして時間に遅れて、ひのめに燃やされるのが怖いのでない。
ズギューン
「やべえええ!!後10分しかねぇ!!」
そう断じて・・・・
残り15キロ弱、今日も世界記録に挑戦である。
道中車と並走したり屋根を飛び越えたり、塀の上を走ったり
最短ルートを新たに攻略したりして、どうにか時間以内に玄関を潜る事が出来た。
たぶん普通人類の身体能力は既に超えてる。
霊力は上がらない代わりに、身体能力は日々向上である。
「あーよかった」
どうやら燃やされずにすみそうだ。
やれやれと胸をなでおろし、配達された牛乳瓶と郵便受けから朝刊を取り出し家に入った。
ポンッ!
手馴れた手つきで紙蓋を開け、一息に飲み干す
言うまでも無く腰に手を当てている・・・・・基本である。
ごっきゅごっきゅ
「くっあぁあー!五臓六腑に染み渡るぅー」
CMに出れそうなほどいい飲みっぷりである。
朝の冷気に冷やされた牛乳は、火照った体にはちょうどいい熱さましになる。
一心地つきながら二本目もご賞味に預かることにした。
台所では令子が既に起きて忙しそうに朝食の支度していた。
「おはよ汰壱」
少し眠そうに令子が朝の挨拶をした。
「おはよおばさん・・・あれ?まだみんな起きてないの?」
リビングを覘きながら汰壱は聞いた。
いつもなら起きてる時間だが・・・・まあどうせ寝坊だろう。
忠夫はともかく、ひのめと蛍花は結構低血圧なのか朝が弱いのだ。
ついでに言うと令子もあまり朝は強くない。
「下りて来てないの?まったくあの子達は・・・汰壱、どんな方法使ってもいいから、あの子達起こしてきて」
手段を選ぶな、というあたり実におばさんらしいと思った。
「へーい」
返事をしながら二階に上がる。
「あっ・・・あとそれから」
「なんすか?」
「シャワー浴びなさい、匂うわよ」
「へいへい」
適当に返事をしながら二人の部屋に向かった。
ひのめの部屋
ガンガンガンゴンガン!
「おい!起きろ!ひのめ姉!朝だ」
ノックというには少々乱暴にドアを叩く
まるでサラ金の集金姿を髣髴される。見事な怒声である。
金返さんかい!!という単語が入っていないだけであるが、その姿はりっぱな極道である。
汰壱の頭には優しく起こすなんていう言葉存在しない。
むしろ汰壱からすれば勝手に部屋に入らないのだから、紳士的と言って欲しいほどだ。
別に勝手に入ると殺害対象に認知されるのが怖いの訳ではない。
そう断じて・・・・・・
「飯だ起きろ!起きろ起きろ起きろ・・・起きろ!!飯だつってんだコラ!」
ドゴッ!
とどめに蹴りを入れてみるが
「・・・・・・・・・・」
「ちっ反応なしか」
しゃーねぇ次の手を考えっかね。
ここまで怒鳴って起きねぇとは・・・あからさまに俺の事を無視してやがるな。
あの糞女(ムカ)
大方おじさんが起こしに来るまで待つもりか・・・
なぜか?おじさんが起こすと、すぐに起きるんだよなーあのボケ
一瞬汰壱の脳裏に、忠雄に甘えた声でぐずるひのめと言う構図が浮かんで、汰壱はうげーとなった。
このまま怒鳴っても効き目無さそうだしな。
・・・・・・・・・あれで行くか。
篭城を決め込む者を外に出すには燻り出すのが基本。
だがここは屋内、火などは使えない。
ならば別のもので代用すればよいのだ。
何を考えたか、汰壱はおもむろに自分の靴下を脱ぐ。
靴下は十分な汗で湿気と体温を帯びており、脱いだ素足が外気に触れひんやりとした。
すでに靴下は十分に熟成しきっている。
それは葡萄がワインになるように・・・・・
牛乳がチーズに成るように・・・・・
大豆が納豆にになるように・・・・・
そっと鼻を近づけると・・・・そこは桃源郷
「ジュネーブ条約にひっかからんだろな?コレ」
もはや核である。
まさしく最終兵器、もとい最臭兵器である。
それを使うこの人は、最臭兵器汰壱・・・語呂がいい
そんな悪魔の兵器を使うというのに汰壱には、一片の躊躇もなかった。
そうだ自分は兵士だ。
兵士は何も考えず任務を遂行するのだ。
考えるの上の仕事である。
偉大なる将軍様は(どんな手を使っても良い)と仰っておられた。
ならばその一兵卒に過ぎにない自分は全力でそれを遂行するのみ・・・・・・
「ひのめよぉ、お前が悪いんだぜぇ〜お前がいつまでたっても起きねえからよぉ
俺はこんなことを、しなくちゃならないんだぜぇ、おめぇがいつまで、たーってもストロベリーな妄想してよぉ」
限りなくダークな笑いを浮かべる。
「さようなら現実、いってらっしゃい桃源郷」
その言葉は靴下に送ったものか?ひのめに送ったものか?
決め台詞と共に、僅かに開けた隙間から悪魔の兵器は投下された。
ポイッ
十秒後・・・・・・
ドダバタドタバタドオアタ!
「いやああああああ!!」
何かがドタバタと暴れ回る音が響き、静かになった。
「死して屍拾う者無し!」
決まった。
キュピーン
律儀にポーズを決めて汰壱はひのめ部屋を後にした。
・・・・・・・起こさないのか?
蛍花の部屋
コンコン
「おーい飯だよ」
ひのめの時とは打って変わった普通の起こし方
これは差別ではない・・・・・区別である。
「ふぇーわかったー」
ガチャっ
部屋から出てきた蛍花は寝癖で髪の毛がアンテナみたいに跳ね上がっている。
(学校の奴に見せてやりてぇ)
それを見て爆笑しそうになるのを我慢しながら、早く起きるように促した。
「おばさんが早く降りてこいってさ」
「・・・・あいあい」
ほとんど寝ぼけながら、目をグシグシ擦りながら、枕に未練があるのか引き摺りながらポテポテと部屋から出てきた。
あっちへヨロヨロ、こっちにヨロヨロ・・・・見ていて危なっかしい・・・・
洗面所まで歩いたかと思うと、何を思いついたか、突如座り込んで枕を抱えて丸まり始めた。
もう一度夢の世界に行くつもりらしい。
「おーい遅刻するぞ」
「・・・・ZZZZZZ・・・・・・」
ツンツン
「飯だよ」
「ぐー」
ペチペチ
「起きろ」
「ぐー」
パンパン
頭を叩いてみたが
ほとんどの意識が睡魔に持っていかれている。
これは睡魔を祓うしかない。
「やっぱり差別はよくないよな」
よって
除霊作業開始
「・・・・・気付けに一発」
ぺトッ
二発目投下
鼻先にダイレクトアタック
「ふいやあああああ!!」
ジタバタ暴れて静かになった。
「これぞ・・・破魔の札ならぬ破魔の靴下!」
睡魔とか祓うのに効果があるらしい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
♪花も恥らう乙女に、朝っぱらから〜人類最臭兵器をか〜ます。
極悪非道のヒールマン〜
だれだ!
だれだ!
だれだ!
それは俺ー
目覚まし戦士TAITIMEN♪
将軍様のご命令〜守りゃなこっちが死ぬ定め〜
起きないやつが悪いのさ
警告無用の極悪攻撃
そうだ!
そうだ!
そうだ!
正しいぞー俺ー
強いの靴下
オ〜レッ!!
おおTAITIMAN!!♪
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
訳のわからない即興のテーマソングを歌いながら
前々回の特大霊破砲&火炎攻撃のお返しをきっちり返して、悠々と部屋を後にする汰壱。
「やられた分はやり返せ」
ハンムラビ法典にもそう書いてある。
あの強烈な靴下を食らった日には、並の睡魔など路傍の石同然であり
下手な精神操作ならば解除可能だろうと、汰壱は自分の靴下に(匂い)に自信を持っていた。
大方後一分もすれば起きてくるだろう。
「だーはっははははははははっ!!」
日ごろの恨みはきっちり返しとくものだ。
やられっぱなしは、自分の趣味ではない。
シャワーも浴びて身も心も爽快な気分に成りながら意気揚々と風呂場から出ると・・・・・
向かって右手には真っ赤に燃え盛る神通棍を握り締めているひのめ・・・・
ひのめの超度7クラスの発火能力に神通棍が耐え切れなくなっているらしく。
柄の精霊石回路が悲鳴の様な駆動音を上げている。
そして左手には元○玉の体制で凄まじい勢いで霊気を収束している蛍花
彼女の周りには世界中の元気ならぬ殺気が渦巻いている。
殺気と霊気が互いにぶつかりあって放電現象を巻き起こしている。
二人とも悪鬼羅刹と魔神と悪魔を足しっぱなして、そっから三乗してそれを、ファイナ○フュージョンさせた様な、
この世の如何なる言語でも表現不能な顔をしていた。
「「遺言は?」」
地獄の門が開かれるれるような、おぞましい声が響き渡る。
きっちりユニゾンしている辺りまた恐ろしい。
・・・・死ぬなオレ・・・・
あまりに唐突で理不尽な怒り(汰壱視点)を向けられたが
汰壱は自分でも、冷静な程この事実を受け止めた。
恐らく自分の目の前にいるこの破壊神'Sはたぶんのオレの弁明(言い訳)は聞かないし、
偉大なる将軍様のご意向(何やっても起こせ)も完璧に無視するだろう。
今すぐにでも行かないと将軍様のお怒りを受けるのもお構いなしであろう。
というより怒りのあまり、そこまで考えが廻っていないだろうし・・・
それにまぁ何と言いますか・・・・この殺気の強さといったらあんた・・・・獅子猿が眼鏡猿に白蛇がガンジーに見えるよ。
おおっ三途の川の向うで筋肉が手招きしてる。
いや諦めるな・・・たとえ無理でも・・・何かしなければ・・諦めたらそこで試合終了・・・・てか人生終了。
何か言わなければ。
自分で何を言っても無駄と言ったくせに、何か言おうとしているあたり実際はテンパっている汰壱。
「ぱっ・・ぱっぱっぱっぱっパ」
恐怖とプレッシャーで声帯がまともな働きをしない。
言え!
言え!
言え!
言わなきゃ死ぬぞ
言うんだ、今この状況下を打破するために!
叫べ、何とかするために!
いぇええええ!!
「パンツはかして」
そう風呂場から出てきた汰壱は裸族である。
生まれたままの姿で死ぬのはさすがに、抵抗があるので
どうかパンツの一つでも穿かせてくれるのが、武士の情けではないだろうか?
「「・・・・・・・・・」」
だが非常なる断罪者達は全てを終らせた。
無論パンツは、はかしてくれない。
カッ!!
風呂場が光に包まれる。
世界から音が消え。
景色が消える。
光が消えて
影も残らず
魂の輪廻も残らず
一握の灰が残る。
古牙 汰壱
享年 15歳
遺言 【パンツはかせて】
「次ぎやったら殺すわよ」
「二度目は無いからね」
ぷんすか怒りながら出て行く二人・・・・
あくまで生きていることを前提に話しをしてる辺り、さらなる恐怖を感じる。
風が吹いたら全部が流されていきそうな物体に、次が有るのかどうか甚だ疑問であるが・・・・
数分後、起きてきた忠夫に文珠の【再/構/築】【復/元】【再/生】【蘇/生】【爆/誕】の
五連コンボでどうにか一命は取りとめた汰壱であった。
人体練成よろしく、死の灰から不死鳥の如く生還した汰壱
「うおおおおっ、死ぬかと思った。」
「良く生きてたな・・・じゃなくて生き返ったな」
「なんかすげーデカイ門を見ましたよ」
生き返った反動か?やたらテンションが高い。
「それに近づくと、色々持ってかれるから気をつけろよ」
「何を?」
「手とか足とか・・・・」
「・・・・・・」
四肢はちゃんと付いている。等価交換の原則はどうした?
「それは置いといて・・・・・イヤー賽の河原でスゲーマッチョなパツキンのウェーブ掛かった
アイラインのやたら濃い、なんか人間とは明らかに異なった人?に会いましたよ。」
「・・・・どんなマッチョだよ」
朝っぱらか変な物を想像させるなよといった表情だ。
「そうですねオレがマッチョ・オブ・マッチョなら、あのお方はゴッド・オブ・マッチョ」
「説明せんでいい!」
「でもあの人おじさんか、誰かの知り合いっポイ人でしたよ?・・・」
「筋肉の神様に知り合いはいません」
「えー嘘だぁ、だって娘をよろしく!みたいな事を言われましたよ。」
その言葉を聞くなり、いきなり忠夫は汰壱の頭を両手でがっちり掴みながら
「汰壱お前は重症をおって一度死に掛けて混乱してるんだ。それはお前の妄想だ!」
「えらく必死ですね・・・・・」
「確か名前は・・・・」
「聞きたくねぇ!!」
「葦・優太郎さんとかいってました。」
「それは偽名だ!」
「知ってんすか?」
「しらねぇ!何一つ知らねぇ!!・・・そんな千年も前の因縁なんかしらねぇんだよぉお!!。
十七年前の大事件の関連なんかもっとしらないよー」
「詳しいじゃないですか。」
喚きながら柱にパチキをかまし始める忠夫
そんな忠夫を見ながら汰壱は
「昔の女がらみかな?」
と当たらずとも遠からずな見解に行き着こうとしていた。
妙に勘だけは鋭くなり始める、春の朝の出来事だった。
「あの馬鹿どもは一体何時になったら下りてくるのよ」
そして下では地獄の鬼が一匹・・・・包丁を構えて待ち構えていた。
今までの
コメント:
- 皆様こんにちは、実をいいますと初めから最後までギャグなのは
これがはじめてだったりします。
普通に横島家の面々を出そうとしただけなのに、なぜかギャグになっている。
・・・・・いやーGSおそるべしです。(笑)
汰壱の蛍花とひのめに対する接し方は、普通の兄妹って感じを意識してます。
ぶっちゃけた話、あんまり甘いの書けないんですよ実は・・・
というわけで今回もよろしくお願いします。 (ヤタ烏)
- や、恐るべしはGSではなくて横島家の面々だし(挨拶)。
という訳で、今回は笑わせていただきました。特に、何かがメルトダウン起こしてるであろう最臭兵器のくだりは(爆笑)。なので賛成。
でも、ボケかツッコミか、まだ迷ってるご様子――いっそのこと両者兼用のマルチタレント……流行のピン芸人ではいかが(笑)? (すがたけ)
- すがたけ様ありがとうございます。
マルチか・・・・汰壱的にはボケ7ツッコミ3ぐらいで・・・・
どうでしょう。
一人でも戦う強さって必要ですよね。(なんか違う) (ヤタ烏)
- はじめまして、水杭と申します。
遺言は笑わさしていただきました。姉弟ならでわの朝の一こまですね。 (水杭)
- (水杭)様コメントありがとうございます。始めまして
兄妹ならでは・・・そうですよね普通の兄妹こんなかんじですもんねぇ
甘くねぇよなー。(何が?)
と言うことでこれからもよろしくお願いします。 (ヤタ烏)
- いやー、大爆笑しながら読ませていただきました。
やっぱり二次創作とはいえ、美神はギャグセンスがないと本物は書けないですよね。その点、オリジナルキャラがたくさん出てきて、しかも主人公もオリジナルキャラ。にもかかわらず色濃く美神の世界観を出せるヤタ烏さんはすごいと思います。本当に美神の続編を読んでる気分にさせられました。
とゆーわけで今回は大賛成です。次回もほのぼの(?)ギャグかな、と期待をしつつ、次もがんばってくださいね! (桜庭ハル)
- 「核拡散防止条約」って字面はともかく響きがオモシロいですよね……「かくかくさん」って誰だろう?とかつて子供心に悩んだ憶えが。(勘違い挨拶)
最臭兵器て(笑)。
壱汰くん、霊能うんぬんよりも貴重な男臭系変態方面で『極楽』世界に馴染んできていますなあ。とゆーか、人体ギャグ再生に文珠合計11コって(苦笑)……まあギャグの範囲でしょうからいいですけど、ねえ?
ともかくもまあ、喜びと流血に満ちた愉快な日常の壱コマでございました。
> 「やられた分はやり返せ」
> ハンムラビ法典にも書いてある。
それはちょーっと違っていたと想う(笑)。 (Iholi)
- ヤタ烏様、よりみちです。
一つ一つは、良くあるネタ的な感じですが、ここまで高密度に投入されると質の高さに変換していますね。主人公に匹敵する力業に脱帽の今回です。
それにしても(毎日ではないでしょうが)これを繰り返せば、たしかに人間離れした体力(耐久力?)はつくわけだ。○イヤ人なら、とっくに、素の戦闘値が万のオーダーに乗っているところでしょう。 (よりみち)
- (桜庭ハル)様。
今回もありがとうございます。
いやーこんなに褒めてもらえるとは・・・・・
ある意味最高のほめ言葉を頂いてしまいまいた。
本当にありがとうございます。
やっぱりシリアスよりギャグの方が・・・・
汰壱には合ってんのかな? (ヤタ烏)
- (Iholi)様コメントありがとうございます。
あれ?ハンムラビ法ってそんな感じの法典じゃ?えっ?違うの?
・・・・まあ大目に見てください。(笑)
汰壱はもう変態でいいかな?いいよね?いいですよね?
えっ?いいの?
次回も脱ぎます。(マテ!) (ヤタ烏)
- (よりみち)様いつもどうもです。
お褒めの言葉を頂き恐悦至極にございます。
今回の目的である。家族の絆と優しさが書けてよかったです。(笑)
極楽の世界観の日常って毎日非現実ですなね。
次回もよろしくお願いします。 (ヤタ烏)
- ちなみにハムラビ法典は、たしか「目には目を歯には歯を」で、
罪人には犯した罪と同等の苦痛を耐えるみたいなものだったかと。
まぁ、昔のものですし人それぞれの解釈があって当然なので、あまりこだわる必要はないと思いますよ。
えーっと、感想じゃなくてすいません。これはただのコメントと言うことで・・・。 (桜庭ハル)
- あうあうっ……まーぁ教科書的に謂いますってーと、ハンムラビー法典は「法典」、つまり裁判の判定基準なのであって、私闘や私刑を正当化するモノでは非いんですね。桜庭ハルさんも挙げられた有名な「目には目を〜」の原則は「同罪復讐法」と云いますが、この「復讐」というのが実に誤解を招き易い表現でして、実際にはどんどん苛烈化していく私的な復讐の連鎖を止めさせるべく万民に理解し易い等価原則で解決しようというのがその趣旨だったりします。
まあ、身分によって量刑が違ってきますし、どうしても決められない時には当事者を水の中に沈めて神様に決めてもらっていたよーですが(ドクロ)。
とまあ、そーゆー意味で「ちょーっと違う(つーか精神的には逆だ逆)」と謂いたかったワケなんですが(しかもそのズレをギャグとして認識していたんですが)、ちょーっと言葉が足りません(つーか全然足らんわい)でしたね。いや、失礼しました。汰壱ヌギヌギショウ楽しみです。変態バンザイ(支離滅裂)。 (Iholi)
- 桜庭様・IHORI様、いや勉強になりました。
そういう法律だったんですねぇ
すいませんお手数掛けて、認識されたとおりで大丈夫です。
いや自分の書き方が単純悪いだけっすよ。
お気になさらずにしてくだい。
ありがとうございました。 (ヤタ烏)
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