ザ・グレート・展開予測ショー

蜂と英雄 第11話 〜決戦直前の出来事〜


投稿者名:ちくわぶ
投稿日時:(05/11/ 7)





 〜ローマ・オカルトGメン地下基地〜



 横島達が作戦会議室に辿り着いた時には、彼らを除くGS全員とヒャクメ、小竜姫にパピリオ、そして土偶羅魔具羅も集まっていた。
 だが、いくら見渡してみてもジークとワルキューレの姿は見あたらない。
 ヒャクメによると2人はまだ魔界にいて合流が遅れるということだったので先に話を始めることにした。
 巨大なメインモニターの前で揃い踏みしている彼らの表情はどこか張り詰めた雰囲気を感じさせる。
 そして部屋の中央には金色に光る宝玉が結界と防弾ガラスのケースで厳重に保管され、淡い光を放ち続けていた。



「遅いわよアンタ達。」

「す、すいません美神さん。一体なにがあったんスか?」

「その説明を聞くために待ってたのよ。じゃあヒャクメ、お願いね。」

「それでは皆さん心して聞いて下さいねー。つい先程シチリア島、エトナ火山周辺担当の監視員から重大な報告がありました。それによると、大量の魔物や妖怪が地底から湧き出しているのを確認、それも単なるザコの群れではなくいずれも魔界で名のある魔族やその配下達だというのです。」

「魔族が……!!」

「ちょ、ちょっと待て、どうして魔族の軍団が攻めてくるんだ?魔族の過激派はアシュタロスがいなくなって大人しくなったんだろ!?」

「ほう、なかなか鋭いなポチ。だがアシュ様がいなくなってその支配地域の魔物や後釜を狙う魔族達はむしろ活発に活動を始めておるのだ。このタイミングと場所で人間界に押し寄せてきたところを見ると、影で奴が扇動しておるんだろうがな。」

「ルシエンテス……例の魔導師ね。」

「そのための3日……つまり俺達が反撃を気にしている間にすっかり準備の時間を与えちまったってことか……!!」

「魔物達の行動は統率されていて、ある方角を目指して真っ直ぐに進行しているみたいなんですねー。」

「ある方角って……まさか!?」



 横島の言葉に頷くと、ヒャクメは黙ったまま宝玉を見つめる。



「目的はコイツってか。しかし、これは一体何なんだ?相手が本腰入れて欲しがる以上、相当ヤバイ代物だってのはわかるがよ。」



 雪之丞が訝しげに宝玉を見ながら尋ねると他の連中もコクリと頷き、その視線は鎮座する宝玉に向けられた。



「その分析もようやく終了しました。その宝玉は『ヘスペリデスの黄金林檎』と呼ばれるもので、ギリシアの英雄ヘラクレスに与えられた12の試練に登場した果実なのです。大地のエネルギーを満たしたこの果実を口にした者は不死となり、神々と同じ力を得ることが出来るのです。しかしそれはあくまで神話時代の話であり、現在は黄金林檎の木などこの世に存在しません。」



 シロやタマモはケースに貼り付くように宝玉をまじまじと見つめ、そんな2人の後ろからおキヌも興味深そうに覗き込みながら尋ねる。



「じゃあこれは偽物なんですか?とても強いエネルギーを感じますけど……。」

「正確に言えばそれも違いますねー。出自は違えど、大地のエネルギーを満たして作られている以上、その性質は同じといって良いでしょう。つまり我々の目の前にある黄金の林檎は限りなく本物に近いレプリカということになりますねー。」

「なるほど……そういうことか。」



ヒャクメの説明を黙って聞いていた唐巣神父は顔を上げ、ポツリと呟く。



「何か気付いたんですか先生?」

「これを作った目的が読めてきたよ。予想の域を出ない話ではあるがね。」



 唐巣神父は少し下がってきた眼鏡を指先で持ち上げ、鋭い眼光をレンズの奥に秘めたまま話し始める。
 ピートを始め、その場全員の視線が彼に注がれていた。



 不死身の魔神テュポンが封じられたのは運命の女神に騙されて弱体化の果実を食べてしまった事が大きな原因である。
 それゆえ強大な力は半減し、戦いに敗北し逃走せざるを得なくなり……結果としてエトナ火山の下に封じられた。
 ゼウスの封印は強力で、それを破るにはゼウス自身か同等以上の力を持つ神でなければ不可能であろう。
 となれば、テュポン復活は本人に封印を破らせるより他に無い。
 そこで黄金の林檎を食べさせ弱体化を中和し、魔神の力を取り戻させた上で封印を何らかの方法で弱めることが出来たとしたら……
 復活は完璧なものとなるのではないか――――



「――――これが私の意見だが、どうだろうか?」

「ええ、我々分析班も同じ見解に達しました。その線で間違いないと思われますねー。」

「核弾頭を奪ったのはこの為か……今回の相手、ただのキレた魔族じゃ無さそうね。相当な曲者だわ。」

「最強クラスの魔神復活と神の力を与える林檎……武闘派魔族を扇動するには充分すぎるエサだな。」



 共に考え込む唐巣神父と令子の前に、つかつかと雪之丞が歩み寄る。



「けどよ、それだったら話が早ぇじゃねーか。」

「どういう意味だね?」

「その林檎が無ければ魔神は復活できねーんだろ?だからさっさとぶっ壊すなりして始末しちまえば……。」

「残念ですが……それは無理なんですねー。」



 物騒な目つきで林檎を眺める雪之丞に、ヒャクメが首を振ってそれを否定した。



「なんでだよ?」

「この林檎には莫大なエネルギーが秘められています。ヘタに破壊するとその衝撃波で周囲数キロ四方が消滅しちゃう危険があるんですねー。それにエネルギーを元の大地に返さないと土地が死んだまま甦らなくなってしまいます。」

「げ……。」



 サラリと答えられたヒャクメの答えに全員の血の気が引いてしまう。
 目の前にある小さな玉は、ある意味では核弾頭と等しい危険物ということなのだ。
 さらに深刻な表情のままヒャクメは続けた。
 地底から湧き出している魔物の数は今も増え続け、その数は数百にまで膨れ上がっているのだという。
 現地の魔族・人間の軍隊を中心とした混成部隊が防衛戦を張ってはいるが、増援にもう少し時間が必要で、敵が増え続けている以上あまり長く持ちそうもないらしい。



「す、すうひゃく……?」



 ひと桁多い敵の数に、年若いGS達はゴクリと息を飲む。



「元を絶たなきゃキリが無さそうね。さすがに数百なんて相手にしてられないわ。」

「美神さんの言う通りですね。そこで皆さんには魔物達の出所へ乗り込み、魔界と人間界を繋ぐゲートを閉

じてもらいたいのです。」

「詳しい場所はわかってるのか?」

「エトナ火山ふもとの地下墓地群(カタコーム)から魔界特有の強力な負の波動をキャッチしました。これだけの規模の行動を起こした以上敵もゲートを死守しようとするはずですから、激しい反撃が予想されますね。」



 だが、全員で出向いてはもしものときにここを守る者がいなくなってしまうし、多人数では敵の本拠に侵入するときに目立ってしまう。
 万一の場合を考え、ここは二手に分かれてゲートを閉じる班と基地を守備する班を分けてはどうかと土偶羅が提案した。



「敵の目的が黄金の林檎なら、留守を狙う伏兵にも気を配っておくのが賢明ね。」

「うむ。それでは人選の方はお前達に任せるぞ。」



 土偶羅の意見に異を挟む者はなく、GS達はそれぞれ相談して配置を決めることにした。









 攻撃班:美神令子 横島忠夫 氷室キヌ ドクターカオス マリア 六道冥子 ピート タマモ



 守備班:西条輝彦 小笠原エミ タイガー虎吉 伊達雪之丞 唐巣和彦 魔鈴めぐみ シロ パピリオ



 ※なお、ヒャクメ・土偶羅魔具羅は非戦闘員として、小竜姫は妙神山から離れると活動に制限があるため人員に数えず、基地で待機となった。









「意義ありッ!!どうして拙者は先生と一緒じゃないんでござるかッ!!」

「お、落ち着いてシロちゃん。みんなで相談したんだから……。」

「しかも拙者を差し置いてその雌狐が先生と同行しているのが納得できないんでござるッ!!」



 横島と同行できないとあって、シロはきゃんきゃんとわめいていた。
 これにはおキヌも手を焼いて、苦笑しながらなだめるのが精一杯だった。
 そんなシロを見ながらタマモはやれやれと肩をすくめ、聞き分けのないシロに近付いた。



「あのね、私達はこれから敵の巣穴に潜り込むのよ。そこにあんたみたいな落ち着きの無いのがいたらかえって危険でしょ。」

「失礼なこと言うなぁ!!拙者は落ち着いてるもん!!ちゃんと役に立つもん!!」

「……私の幻術なら、いざというときに敵の目を誤魔化すことができるわ。危険に挑む時は、できるだけそれを避ける道も確保しておかなきゃいけないのよ。」

「うう……もっともな正論で返してくるなんてずるいっ……!!」



 すっかり涙目になったシロの肩に手を置き、横島は首を振る。



「残念ながらここはタマモの言う通りだ。だが……お前はこれからこの街の人達を守らなきゃならない。それこそお前にしかできない仕事だ。」

「先生……!!」

「お前なら安心して後ろを任せられると思って言うんだぞ。わかるな?」

「はいっ!!」



 青春スポ魂ドラマよろしく気取った芝居で語る横島を、シロもまたキラキラした目で見つめていたりする始末。
 それを見ていた全員が心の中で「よくやるなぁ……」と呟いていたが、ともあれシロは納得したようだった。



「よし、それじゃあ攻撃班は準備が終わり次第すぐにシチリア島に向かってくれ。我々守備班はすでに始まっているローマ市民の避難を手伝いにいくぞ!!」



 西条の号令の元、GS達は決戦に向けて動き出す。
 だが、ジークとワルキューレの姿は依然として見あたらないままだった。
 それぞれが歩き出す中、横島と雪之丞はヒャクメの傍で足を止め、互いに頷いた。
 周囲を見回して他に人がいないことを確かめると、挟み込むようにしてこっそりと話し始めた。


「なあヒャクメ、ベスパのことで何か聞いてないか?あの戦いの後消えちまって……結局どうなったんだ?」

「そ、それは……。」

「ジークの野郎が遅れてるのも関係あるんじゃねぇだろうな?」

「えっと……その、なんというか……あうあうっ。」



 ヒャクメはダラダラと汗をかき視線を泳がせていたが、2人にギロリと睨まれて小さくなってしまった。



「この話は私と小竜姫、土偶羅しか知らないことです。他の人……特にパピリオには秘密にしておいてくださいね。」

「……わかった。誰にも話さない。」

「やっぱり何かあったんだな?」



 目を伏せ、観念したように小さく息を吐くとヒャクメは語り始めた。



「フォロ・ロマーノでの戦いでベスパは敵を庇い、ジークやワルキューレに明らかな敵対行動をとりました。魔界正規軍上層部は彼女を造反者とする決定を下し、ジークはベスパを弁護しましたが……結局聞き入れられませんでした……。」

「寝返ったって話は本当だったのか……そんな……!?」

「チッ、こいつぁまずいな……で、その後は?ジークはどうした。」

「それが……ジークとワルキューレは一度実家に戻ったらしいのですが、翌日……つまり昨日から2人とも連絡が取れず、行方不明になってしまったんです。」

「「!?」」

「軍でもジークとワルキューレを捜索していますが、足取りはまったく掴めていないそうです……。」

「なんてこった……!!」

「一体どこに消えちまったんだ2人とも……。」

「横島さんと雪之丞さんは別々の班でしたね。あなた方のどちらかがベスパと対峙することになるかもしれませんが……くれぐれも気をつけて下さいね。ジークのことは何か連絡があり次第お二人にも伝えますから。」



 心配そうなヒャクメの言葉に頷き、横島と雪之丞も作戦会議室を後にした。
 ジークとワルキューレ……2人はどこに行ってしまったのか……
 彼らの胸に予感にも似た不安がよぎるのだった――――









 〜3日前〜



 フォロ・ロマーノの空にベスパが消えてから、ジークの表情から明るさが消えた。
 状況報告のため魔界に戻ってからもそれは変わらず、ベスパが造反者としての烙印を押されてからは、さらにその表情は重く険しいものになっていった。
 会議が終わった後ジークは用事があると言って実家に帰ってしまい、ワルキューレもその後を追っていった。






「どうしても……その決定は覆りませんか。アモン将軍。」

「……お前がベスパを気に掛けていた事は知っている。だが、彼女の行動はフォローの限度を超えてしまっている。どうにもならん。」

「……。」

「立場の上では言えんが……お前達のことは私も気にしている。今できることは、一刻も早く事件を収束させることだ。生きていれば汚名を返上するチャンスはいくらでもある。」

「……わかりました。それでは、私は次の戦いに向けて準備をしなければなりませんので。」

「うむ……我々も最悪の事態に備えてアシュタロスの施設から見つかった兵鬼を調整中だ。武運を祈っているぞ。」









 魔界の僻地にある深い森――――
 その奥深くに石壁と木材で作られた一軒家が佇んでいる。
 ここがワルキューレとジークの生家であり、幼い頃は静かな暮らしを営んでいた。
 さほど大きな家ではなかったが、家族で暮らしていくぶんには何の不自由もなかった。
 ただ1つだけ違う点があるとすれば家の裏手に小さな小屋があり、分厚い鉄の扉が鎖と錠前で厳重に封印されていることだった。



 そしてその重い扉の前で、ジークは会議の後に交わしたアモンとの会話を思い出していた。

 準備――――

 そう、強い敵と戦うためにはそれに見合う準備が必要だ。
 そのために自分はここに来たのだ。

 掌には、金と小さな宝石で細工された鍵を繋いだ束が握りしめられていた。
 古びていながらしっかりとした作りの鍵を鍵穴に差し込むと、重い手応えと共に錠が外れた。
 錆の浮いた鎖を解き冷たい鉄の扉を両手で押していくと、まるで嘆き悲しむような音を響かせながら入り口が開いていく。
 小屋の中は狭く、暗い。
 壁には松明が掛けられているだけで、他には何も置かれていない。
 足元に目をやると、うず高く積もった埃の下に錆び付いた扉があり、やはり厳重に施錠されている。
 違う鍵を取り出してそれを開けると地下へ向かう自然石の階段がぽっかりと闇が口を開く。
 壁に掛かっていた松明を手に取り、明かりを灯してジークは降りていった。



 階段を降りきった先にはまたしても重い鉄の扉が行く手を遮り、立ちはだかっていた。
 最後の鍵を解き放ち、その奥に足を踏み入れる――――
 ゆらめく炎の明かりに照らされてそれは姿を現した。






 小さな台座の上に安置された一柄の長剣――――






 漆黒の鞘に収められたその剣はその周囲に絶えぬ冷気を纏うような、張り詰めた存在感を醸し出していた。
 雪のように積もった床の埃を見ても、どれほどの長い時間ここに人が出入りしていないかが窺えたが、その剣には埃1つ付いてはいなかった。

 壁に松明を掛け、ジークは剣に手を伸ばす。
 柄は密度の高い不思議な木材を削り出したもので、自然と手の中に収まるような――――なぜか昔から知っているような感覚さえ覚える。
 両手で剣を目の前に掲げると、ゆっくりと鞘から刀身を引き抜いていく。



 まるで月明かりの如く静かな輝きを帯びた、銀の刀身がその姿を現した。
 真っ直ぐに伸びた両刃の剣は妖しい色気さえ感じてしまうほどに美しく、持ち主の顔を映し込むほどの輝きを失っていなかった。
 完全に引き抜かれた剣を横薙ぎに一振りすると、空気と共に松明の炎までが両断された。



「これが……我が一族に伝わる秘宝……龍殺しの魔剣グラム……!!」



 全身がじっとりと汗ばんでいることにも気付かず、ジークは目を見開いて剣を見つめ続けていた。



「!!」



 その時、背後で物音がした。
 素早く振り返ったそこには、驚愕の表情を隠しきれない姉の姿があった。



「ジーク……何をしている!!今すぐそれを元の場所に戻せ!!」

「姉上……。」

「聞こえないのか!!すぐに剣を戻しここから出るんだ!!それが何なのか知らぬはずはあるまい!!」

「もちろん……神によって生み出され、人間によって鍛え直された……川を流れる糸でさえも断ち切り、龍の鱗をも貫く剣。それが……魔剣グラム。」

「ならば……それを手にした者がどんな運命を辿るのか知っているだろう!!」

「これを振るわねばならない時が来たのですよ。私にためらいはありません……!!」

「ジーク!!」

「……。」

「ベスパに続いてお前まで……何故だ!?お前達は敵の毒気に当てられておかしくなってしまったとでもいうのか……。」



 必死の言葉も届かぬ弟に、ワルキューレの体が小さく震える。
 いつも肩を寄せ合うように生きてきたはずの弟が、自分の手の届かぬ場所へと一人歩きしているようで哀しかった。
 情けない顔を見られまいと、思わずワルキューレはうつむく。
 ジークは姉の傍に歩み寄り、穏やかな表情で語りかけた。



「違うんです……姉上。」

「ジーク……。」

「英雄ジークフリードは龍の返り血を浴び不死身の肉体となりましたが、ただ1ヶ所だけ肩口に木の葉が付いていたせいでそこだけ不死身にならなかった。後に彼はそこを毒矢で射抜かれ命を失う事になりました……。」

「何の話をしている……?」

「私も……同じなんですよ。」

「……!!」


 耳元で吐息混じりにそう呟かれた瞬間……
 ワルキューレは硬く、そして冷たい異物が自身の体を貫いていることに気が付いた。
 弟の手に握られた魔剣の刃に、紫の血が伝い落ちていく。
 ガクガクと震え、唇に深く美しい紫を滴らせながら彼女は弟の顔に手を伸ばした。



「ど、どうし……て……ジーク……。」

「私にはすでに……毒が回っているんですよ。スズメバチの毒針によって……。」

「お、お前……。」



 それ以上ワルキューレは口を開くことはなく、力なくその体を弟に預けたまま動かなくなった。
 剣を真っ直ぐに引き抜くと、ジークは指1つ動かぬ姉の体を担いで地下室を後にした。



 彼らの家にほど近い場所に、やはり魔界では珍しい澄んだ泉がある。
 そこに姉の体をゆっくり沈めると、ジークは鞘に収められたままの剣を掲げた。



「噂以上の凄まじい切れ味……だが、まだ足りない……!!」



 ジークは遠くを見つめたまま魔剣を腰に掛け、淀んだ空の向こうへと飛び去っていくのだった……






 魔剣グラム――――






 それは持ち主に栄光と、そして必ず破滅をもたらす剣であるという――――



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