ザ・グレート・展開予測ショー

横島の修行5


投稿者名:いも
投稿日時:(05/ 4/25)

「では授業を始める。」

「へ〜い。」

「返事は『はい。』」

「はい。」


1時間目 国語

文珠を使うには漢字を知らなければならない。

と言うわけで漢字を覚えてる横島だがある疑問が頭をよぎる。


「あの〜ちょっといいですか?」

「なんだね?」

「この『憂鬱』とか『薔薇』ってどういう時に使うんすか?。」

「えっと………相手を落ち込ませたり、彼女にプレゼントする時とか……かな…?」

「「………。」」

「…………べ、別に覚えなくてもよい。」



2時間目 歴史

「フェンリル狼が主神オーディンを食った事により神々の時代が終わり、人間の時代がやってきたと言うわけだ。 ん?どうした?」

道真が北欧神話を話して横島の方を見るとガタガタ震えている。

(お、俺らはそんな化け物と戦ったのか…。)

ちなみにその化け物はある女性の髪の毛の恨みによって倒された。


3時間目 生物

「生物の時間にはこの教科書を使う。」

道真はそう言うと横島にある本を渡す。

(よ、妖怪大図鑑…。)


4時間目 体育 

この学校(?)には校庭が無いので仕方なく文珠で小さくなる横島たち。

ポーン

ポーン

二人がしてるのは平安時代宮中で行われてた遊び蹴鞠(けまり)である。

ポーン ポーン ポーン ポーン ポーン ポト

「はい、落としたから罰ゲーム。」

道真がそう言うと走り出す横島。

これで五回目の罰ゲームである

そんな横島を「いってらっしゃ〜い。」と笑顔で見送る道真。

罰ゲームは教室の前から後ろまでの一往復(小さくなってるから約1km)をダッシュ。

教室走っていいんですか?と横島が尋ねたところ。

廊下は走るなとは言うが教室は走るなとは言わんからなぁ。だそうだ。


「おかえり〜。」と笑顔で出迎える道真。ものすごく楽しそうだ。

「はぁはぁ、ちょっと休憩。」

そう言うと座りこむ横島。

シロの散歩で慣れてるとはいえさすがの横島も疲れたようだ。

てか1km全力疾走を五回もしてこの程度しか疲れないって…。

そんな横島を見て

「あら?もう終わりか?根性無いのう。」

と挑発する。

挑発を受けた横島は

「この横島忠夫遊びで受けた恨みは必ずはらす。」

と見事に乗せられている。

で結果はと言うと。

「いってらっしゃ〜い」といい笑顔で見送る道真

そして「ちくしょー!次こそは必ず!」と叫びながら走っていく横島。

横島は知らない、彼が蹴鞠(けまり)の達人で『蹴鞠のミッチー』と呼ばれていた事を。


5,6時間目 基礎訓練

「右手上げて、左手上げて、右手下げないで、左手下げる。」

今やってるのは旗揚げゲーム…ではなく出来るだけ早く指示された部位の霊力を指示されたとおりにする訓練。

「よし、それじゃあまずは両足を加えるか。」

「まずはって他にもあるんすか?」

「うむ、次は全身の霊力の上げ下げ、その次は霊気の盾を作るか作らないか、その次は栄光の手とやららを作るか作らないか。と言う順に増やしていくつもりだ。」

「そ、そんなに。」

「それだけじゃない、今はまだよいが慣れてきたら時間制限も作るからな。」

という道真の言葉に不安がよぎる。

「あの…もし間違ったり時間内に出来なかったら?」

横島の言葉を聞いた某学問の神はいい笑顔を作り

「その時はもちろん、罰ゲームだ♪」

と楽しそうに答えるのだった。

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