ザ・グレート・展開予測ショー

BATTLE ZONE!!バトル3


投稿者名:プロミス
投稿日時:(02/ 8/24)

〜前回までのあらすじ!!〜
横島目当てで集まったGSメンバー!!
あとは無法地帯!!


「・・・で?ガン首揃えて何の用?」
先程まで、エミとの口論にグゥの音も出なかった美神。
話をうやむやにすべく、ナイスタイミングで事務所を訪れてきた面々にお茶なんぞを振舞いつつ、話をそらす。

「まぁ、アシュタロス戦の余波もようやく収まった訳だしねぇ・・・」
出されたお茶をすすりながら切り出したのは、向かう所敵ナシの美神美智江隊長様。

「霊界及び人界も、ようやく以前の生活に戻ってきました・・・」
独り言の様につぶやくのは、キレると怖い小竜姫。

「しかし、アシュタロスは本当に強かったなぁ・・・」
腕を組み、眼をつぶりながら語るのは、バリバリの魔族軍人ワルキューレ。

「ありゃあ、冗談ヌキに死ねたからなー」
羊羹をもりもり食しながら相槌をうつ、ぶらり一人旅野郎伊達雪之丞。

「「「「・・・はぁ〜〜〜〜〜・・・」」」」

「・・・?何?世間話しにきたの?」
いつもと違う感じに、警戒心剥き出しの美神。いぶかしげに尋ねる。

「いぇいぇ、最初にいったでしょう?横島君に用事があるって。」
出来の悪い娘を諭すような口調で、実際諭してる隊長が応える。

「あら、偶然ですね?私もそうなんですよ。」
「おぉ小竜姫もか。実は私もなのだ。」
「あんだよ、みんな目的は同じだったのか。」
入ってきた時に、こいつらは隣の人間(約2名例外)の話を聞いていなかったのだろうか?

「回りくどい言い方は嫌いだから、ハッキリ言わせてもらうわ。実はね・・・」

「横島君、オカルトGメンに入れたいから、譲ってくれない♪」
「横島さんを妙神山の第二管理人にしたいのですが・・・よろしいでしょうか?」
「横島を魔族正規軍に入れたい。異論はあるか?」
「今度事務所を立ち上げるんだが、横島が必要だ。あいつもそろそろ、独立の時期だろ?」



その時、確かに時は凍りついた(タマモ談)。



「「「「「「「・・・・ん何ぃぃぃぃーーーーーーーーー!!!!!!?????」」」」」」」

「ちょっと待ってよ!!それってどーゆー事!?」
「横島は私が最初に眼をつけたワケ!!横取りしないでくれない!?」
「横島君は人間よ!!神族魔族の中に放り込むなんて、彼を殺す気!?」
「彼の力は人の領域を超えています!!今こそ、神となるべきなのです!!」
「ふざけるな!!ヤツの霊基構造の8割は魔族であるルシオラのもの!!魔族の方が、ヤツには相応しい!!」
「だーもー五月蝿ぇなー!!あいつはフリーのGSが、一番性にあってるんだよ!!」

まさに無法地帯。お互いの腹の内をさらけ出した面々が、お互いの揚げ足を取ろうとする。さしずめ、特大スズメバチの巣に爆竹を突っ込んで火をつけたよーな騒ぎになっていた。

その時である。

「「いい加減にして下さい(するでござる)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

それまで石の様に黙っていたシロとおキヌちゃんが、鼓膜も裂けよとばかりの大絶叫を上げた。具体的に言うと、窓ガラスが原子レベルで分解されるくらい。

「・・・お・・・おキヌちゃん・・・シロ・・・?」

「いい加減にして下さい!!さっきから聞いていれば、皆さん横島さんを物みたいに言って!!」
「そうでござる!!先生は人間でござる!!」
「大体何ですか!?勝手なことばかり言って!?」
「先生の気持ちを、もっと尊重しなくては駄目でござる!!」


・・・しーん・・・


おキヌ&シロの正論に、水を打ったように静まる面々。

「そ・・・そうね。私たちが悪かったわ・・・」
「ごめんなさい・・・」
「うむ・・・」
「確かに、そのとおりなワケね・・・」
「そうだな・・・勝手なことばかり言っちまったな・・・」

心の底から反省する一同。

「そうですよ、それに・・・」

「横島さんは、私がお部屋の掃除に行ったり、ご飯つくってあげたり、美神さんに虐げられた心を抱きとめてあげたりしてジワジワと落としていって、いつか一緒に独立して、横島除霊事務所兼愛の巣を造る予定なんですから!!」

「先生は、拙者のぷりちーな魅力で美神殿に虐げられた心をいやしてあげたりしてジワジワと落としていって、いつか人狼の里で人狼と人間のはーふを造る予定なんでござるから!!」


・・・せーじゃく。


「何よーーーーー!!!!結局言ってることは変わんないじゃない!!」
「一緒にしないで下さいーーーーー!!!!」
「拙者の道を邪魔するのなら、犬に斬られて地獄行きでござるーーーー!!!!」
「あーもー横島は私が引き取るワケーーーーーー!!!!!」
「ふざけんじゃないわよこの三流呪術師ーーーーーーー!!!!!」
「敵は皆殺しだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「仏罰ーーーーーーーーーー!!!!!!」
「魔装術ーーーーーーーーーーーー!!!!!」

醜い争いを続ける連中を見ながら、タマモが冷静にひと言。
「ていうか・・・横島の意見は聞かなくていいの・・・?」


そのころ横島は。

「ありがとな。傷の手当てまでしてもらって。」
「ノー。マリア、横島さん、好き。好きな人、助ける、当然。」
「うっうっ(感涙)。ええ娘やなぁマリアは(超感涙)」

マリアがちゃっかり好感度上げていたそうな。



〜おしまい〜




〜プロミスとピートの、ドキドキ言い訳コーナー〜

ピ「・・・あえて何も言いません・・・」
プ「・・・ありがとう・・・」

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