ザ・グレート・展開予測ショー

GS横島〜夢から覚めて〜第壱話


投稿者名:太呂作
投稿日時:(02/10/13)

GS横島
〜夢から覚めて〜
―第壱話―

アシュタロスとの戦いから三年の月日が流れた・・・
人界、神界、魔界共に急速に復興を遂げていき、アシュタロス戦で活躍したGSたちも普段の生活に戻っていった。
たった一人、横島を除いて・・・

横島は病んでいた。身体ではなく心が

横島の心は純粋過ぎた。

故に耐えられなかった。

愛しい人を永遠に失った事に

だから拒絶した・・・

愛しい人が居なくなった現実を・・・

だから選んだ・・・

愛しい人が自分の傍で笑っている夢の世界を・・・

そして、彼は心を閉ざした・・・

美神達は再び横島の心を開かせようとあらゆる努力をした。
毎日横島の病院に行き、食事からトイレの世話までした。
そして、たとえ返事が返ってこなくとも話し掛け続けた。
しかし、横島の心が再び開く事は無く一人また一人と居なくなり、シロとタマモそして六道 冥子を除いて誰もこなくなった・・・

そんなある日の深夜、
横島が眠る病院に一つの人影が姿を現した。人影は、横島の眠るベットに無言のまま近づくと、何処からとも無く刀を取り出し頭上に掲げながら逆手に持ち、一気に横島の胸目掛けに突き刺した・・・
ベットには赤い染みが広がり、病室には生臭い血の匂いが充満していった・・・
その頃、シロとタマモは病院に向かって走っていた。何故病院に向かって走っているのか?
そのことは走っている本人にも解らなかった。
だが、野生の本能とでも言うのかシロたちの第六感が告げていた。
横島が危ない・・・と。
途中で冥子と出会った・・・彼女も感じていた横島に迫る危険を・・・

冥子達三人は病院に着くと脇目も振らずに横島の病室に向かった。
病室に駆け込んだシロ達が見たもの・・・
それは、ベットに仰向けに寝ながら胸から血を流しシーツを真紅に染めている横島の姿であった・・・
「「「横島君(先生)」」」
シロたちは急いで駆け寄った・・・恐る恐る確かめてみる。
傷は急所をかろうじて外れ、出血は酷いが生きていた。
《《《まだ助かる!!!》》》
シロとタマモは己の全霊力を駆使してヒーリングを施し、冥子は普段ののほほんとした動きからは信じられない速さでナースコールを押した。
やがて駆けつけた医師のてにより緊急手術が行なわれた。手術は明・br>
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