ザ・グレート・展開予測ショー

嗚呼…文珠(終)


投稿者名:ノン
投稿日時:(02/ 8/20)

美神「…………」チラッ
4人の様子を伺う美神。
横島&おキヌ「「あ、あの…その」」あうあう おろおろ
シロが言ったのと同じ事を、自分も思ってましたと言わんばかりに動揺する二人。

シロ「ああ、み、美神どのが…」おろおろ
改めて知らされた(シロは)事実に気が動転しているシロ。

タマモ「…………」じーー
無言で冷ややかな視線を送っているタマモ。

美神「うっ…………」
  (ああ…なんで私がこんな恥ずかしい思いしなくちゃならないのよ!!)

美神「横島クン!ちょっとその文珠かしなさい!!」ばっ!
横島「えっ、ちょっと!み、美神さん……」

ヴン 文珠に『忘』の字が入る。

美神「み、みんな、今見た事は全部忘れて頂戴!! ていっ!」パシュ! パァ〜〜〜 ほほほっ
文珠が発動光に包まれる4人。




おキヌ「あれ、私たち何しに……あ〜っ!そうだ!!美神さん、コレ見て下さい。」ほらっ!
机の上に置いてあった文珠を指差す。

美神「ん、コレは文珠ねっ!しかも、おキヌちゃんたちの霊力で作った
   ヤツでしょ。」
いかにも今見て今分った様に言う美神。

美神「別に作ってもらっても良いけど、霊力を沢山消費するから、学校や
   仕事に影響が出るほど作っちゃダメよ。」
おキヌ「あ、はいっ!分りました。…え〜っと、その…美神さんも作ってみませんか?」
美神「えっ!私は別にいいわよ。」
  「あ、それから、今日の仕事はもう終わりにするから、横島クンも、おキヌちゃん
   たちも、好きにしていいわよ。」
横島「美神さんはどうするんスか?」
美神「私は家に帰るけど…今更他の仕事する気にもならないしね。」ばっ!
椅子から立ち上がる美神。

スタスタ ガチャ
美神「それじゃあ、私は帰るから。みんな明日もお願いね。」
横島「お疲れさまスッ!」
おキヌ「美神さん、お疲れ様でした」ぺこっ!
シロ『美神どの、お疲れ様でござる。」
タマモ『美神さん、お疲れ様〜』

バタン!! 美神は戸を閉めて部屋から出て行った。

タマモ『美神さん…以外に、文珠の事であまり驚か無かったわね。』
シロ『それに、この部屋に入るまでは、機嫌が悪かったのに、どうして
   この部屋に入ったら、機嫌が直ってたのでござろう?』
横島「えっ!と、時計が、シロたちの部屋を出た時から30分近く経ってるっ!?」ぎょっ
おキヌ「どうなってるんでしょう??」

4人「「『『う〜〜〜ん』』」」考え込む4人。



一方美神は…


美神「どうやら、私の文珠に関する記憶は無くなってたみたいね。」ふ〜〜う
  「文珠は売りたかったけど、そうなるとまた、私の文珠の事を
   知られる可能性が出てくるからね……。」かあぁっ!!
タマモに言った自身ありげな台詞、さっきの4人の態度を思い出し赤面
する美神。
  
美神「あ、あんな恥ずかしい思いは2度とゴメンだわっ!!」  
  「ったく……今日の仕事はキャンセルされてギャラは入ってこなくなるし、
   折角見つかったボロ儲けのチャンスは潰れるし……散々な一日だったわね。」 ああ、腸が切れそうっ!
  「あ〜〜っ!!今日はさっさと帰って酒飲んで寝ようっ!!!」やってらんないわっ!!

金にはとんでもなくがめつい美神だが、やはり自分のプライドまでは、
捨てきれないのであった。

そして、事の真相は闇に葬られ、美神以外は誰にも知られず、社長の威厳は
保たれたと思われた………が!?


人口幽霊1号『み、美神オーナー……貴方とゆう方は……」

ここに、一部始終を見て、しっかり記録していた者(?)がいたのだった。

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