ザ・グレート・展開予測ショー

ベラルーシはどこに!? カオスの中の織田ノス長は大樹のち銀河でウルトラ道派選手権! 〜中幕〜


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(02/ 3/ 5)

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またまた別の宇宙の卵。

   新生ウルトラ兄弟。
   それは、カオスと冥子、忠夫とキヌ、そしてシロの5人。

   今、空を飛びつつ東京を目指すが、以上をきたしていることにかがついていなかった。
   ドーム状に発せられる黒きバリヤー。
   それは拡大しつつ、すでに関東圏を覆うほどに成長していた。
   
   「デューワッ?(何じゃあれは?)」
   「デュワジョワー!(いや、分からん!)」

   M78星雲語で話すヨコジパンとカオス。
   横からキヌの変身するユリアンとウルトラメイコが前を確認する。

   「デュワアア〜〜〜♪(クビラちゃん〜〜〜)」

   ウルトラクビラがウルトラメイコのスカートの中からどこからともなく出現する。
   前に見える謎の球体を見極めようとばかりに「ヂュキィッ!」と泣き上げると空を一回転して
   ウルトラアイで霊視する。

   「シュアン!?(何かわかりましたか!?)」

   ・・・・・・・・・(泣)
   とうとう、ユリアン変身中のキヌまでM78星雲言葉で話し始める。
   勿論、聞いても姪この言葉だけに分からない・・・・が、
   突然球体が強力な引力を発して戦士2人は吸い寄せられていくのだった。

   「デユワアアア!(な、なんじゃーーー!)」
   「ジョッ、ジョワワワ!(す、吸い寄せられるうーー!)」

   慌てふためいてマッハを上げるヨコジパンとカオス。
   次第に吸引力も強まるのに対し、ユリアンはカオスを、ウルトラメイコはヨコジパンの腕を取った。
   がっしりと捕まえるその手は、ウルトラの母の様。

   「ヂュワアア〜〜〜・・・・(大丈夫〜〜〜?)」

   ウルトラメイコの力が、ヨコジパンの両腕を絡めとる。
   だが、ヨコジパンは照れもせず只管足をもたつかせて泳がせる。


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「・・・・しぶとい奴め。宝樹を送り込んだ意味がないではないか・・・。」

?????????は手に汗を握りコブシを作る。
異様にガリガリバリと音を立てる。
が、その時ピピピピと警報がなる。
気が付いて??????????が振り向いた先に、一つの宇宙の卵の進展が見られた。『全国叙霊道派選手権 〜ダイジェスト・死津喪キヌ〜』における世界だ。


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「こんの陣・・・・・」

高嶋導師と志乃は違和感を感じていた。
下には、文様が描かれていることから陣であることを確信していた。
しかし文様にしては特殊すぎた。

波線に、二十取消線を円形に描いて合わせたようなフラウァ型。
さらによく見れば、所々に角張った文字が入り、鳥の飛び立つような模様が描かれる。
猿人・・・いや、円陣の中央に卵のような機械が足を据え付けられてでんと置かれる。

「にゃし見れ、上んゃマヅがえとるよにゃきれ
 (よく見ると、上のほうに先ず角が出張っているなあ)」
「あの角〜〜〜どこに〜〜〜〜〜繋がってるの〜〜〜かしら〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・」

六道 志乃 【ろくどう しの】。
それに、何処の出身かわからぬ言葉を使う高嶋盟信 【たかしま めいしん】。
2人は今、カオスの設計した精神分離メカを見て度肝を脱がされた。
なにせ、今までにないデザインだけに、流石はドクターカオス様だと誉める位だった。

「おいおい、誉めても何も出ないぞい!」
『ブタも、煽てりゃ、神出鬼没に登るゥ〜〜〜ブゥッ!』

コケッ!
卵の筋の部分に椰子の木をはやして登ってくるオダテブタに思わず躓くカオス。
・・・・・て、やっぱり出ましたね(髑髏笑)
それはともかく、カオスはタオルを手に説明し始めた。

「カオス、これで、汗、拭く!」
「おーおー、スマンのうマリア・・・。
 それでじゃな、『基本性格的精神』と『能力的精神』に分離させて片方を野に放すのじゃ。」
「野に放す?」

ここで説明しよう!
基本性格というのは、生まれつき持たされたものそのものである。
そして能力とは、体に染み付いていくという自意識とかけ離れた実力である。
つまり・・・・・・・

「高嶋に例えて話すとじゃな、そのお前さんの陰陽というのはどっちだと思うのじゃ?」「えーーと・・・・能力に該当するな。感情的になるというのは人間そのものだからな。」
「正解じゃ。仮に、生まれつき持つとしたらという話じゃがな、それは魂が
 合成されるという意味で人工的意思に該当する。すなはち、基本的能力というのは、
 遺伝されるものとしてそれをベースとしている物に該当するのじゃ。」
「え〜〜〜〜、志乃〜〜〜分からない〜〜〜〜〜〜!」

そこで、ここまでの話を整理しよう。
死津喪 帰鵺 【シヅモ キヌエ】・・・・・・おキヌの本当の名前だ。
実は導師らが、呼びやすいようにキヌと命名したのである。
それが、300年後、氷室家に引き取られて『氷室キヌ』という名を手にしたのだ。

話を元に戻し、地下に設置された卵型メカの前にキヌは連れてこられていた。
女華姫には内緒で。
話せば、真っ先に導師と中に入ると言い出して聞かないぐらいだったから。
何しろ女華姫は導師にとっては愛人なのだが、来世の横島には心底及ばないように
隠していたのだが・・・・・・・

「導師様ーーーー!」
「げっ、ひ、姫ええええーーーーー!何でここにイーーーーー!?」
「これが本当の、『悲鳴』じゃな・・・・・(罵苦笑)」

隠れて来ていた女華姫に見つかってしまいあれやこれやと慌てふためいた。
キヌが自ら志願したのが心配だったのだろう。

「ほれ、早く入ってしまわんかい帰鵺!」
「ノー、カオス!帰鵺でなく、キヌ。」

マリアがいちいち突っ込む中、いそいそと卵型メカに乗り込もうとするが・・・・

「あの、どうやって乗るんですか?」
「ここ、ここ!」

ボタンを指差しながらカオスは先に押していた。

「ほれ、ベジータやナッパ、ラディッツらの乗っていた宇宙船と同じ作りじゃ!」
「あの、この時代に『ドラ○ンボー○Z』なんかやってませんけど・・・・」
「つべこべ言わず、早く乗らんか!」

カオスはもうヤケクソになってキヌを強引に押し込めハッチを閉じた。
キヌは出してとも言わず、目を下に向けて涙を流していた。
もうこれで心配することはないものかと。

カオスがリモコンのようなものを取り出すと、軽はずみにスイッチを押して作動させていく。
メカの中からは、色白いもやがキヌの体から抜け出て枝のような物に吸いつけられていく。
同時、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・と強大な地鳴りをあげる。
ヤッター、ヤッター、ヤッターマーーン!
と手を万歳させるカオスの顔には口元から歓びの笑みがもれて大ハシャギしている。

その地鳴りは、角張った先から接続させられた地へ描かれるように伝わって発生しているのだ。

どうやら、無事にキヌの体から『能力的精神』が消え去ったようだった。
が、やはりカオス設計の物だけに欠陥があった。
そう。
3ヶ月以内に保証期間が切れ、地に備わっている気とメカが完全融合したのだ。
その結果・・・・キヌの『基本性格的精神』の分も気も幾分か混ざり合い、

「ふふふふふふ・・・・・・・久しぶりに外へ出られたわー・・・」

という声とともに、帰鵺の体内にいた比女と名乗る御先祖が世に浮き出たのだ。
しかも、このご先祖は悪の気を幾分か孕んでいたがため、結果、死津喪比女という超ド級妖怪が
この世界へ君臨なされたのだ。
こうして、SC20巻への話へと繋がってゆく・・・・・!


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「・・・・・そうか・・・・・・・!!」

?????????の言葉は時間ごとに強くなっていく。
世界は、全く謎の空間として風が吹かない。
一層、?????????には汗が浮かび始める。
帰鵺の世界を覗いた?????????は、違和感を覚えていた。
もしかしたら、この余の実力をも覆すほどの力があるやつではないか・・・・・・
と、咄嗟に判断していたのだろう。

あの帰鵺の力は、神族クラスに匹敵しているのには間違いない。
その上、あっちの卵で行われている本来の選手権での実力・・・・・
と、思い出し再び選手権の決勝戦のはずだった『宇宙の卵』を覗き見る。


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⇒ 後編へ続く

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