ザ・グレート・展開予測ショー

将来………(3)


投稿者名:トキ
投稿日時:(03/ 1/19)


えび団子さん、kitchensinkさん感想とても感謝です。
今後もどうかよろしくお願いします。

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ガチャ

横島が出てくるとおキヌは心配そうに横島によってきた。

キ「横島さん大丈夫ですか?かなり顔色が悪いですけど。」

横「はは、心配ないよ。ちょっと疲れただけだから。」

キ「そうですか?でも顔色とか…」

そう言いかけたが、

横「大丈夫だよ。それよりシロとタマモは?さっきから見かけないけど」

辺りを見回してそう言った。何せ自分がここに来てから一度も顔を合わせなかったのだ。

キ「あの二人なら公園の方に、二人そろって散歩らしいですよ。」

横「そりゃ珍しい。…まあいいや。ちょっと俺も散歩に出かけてくるよ。」

キ「そうですか?でも」

横「大丈夫だって。その辺りをうろつくだけだから。それじゃあ」

そういうって事務所を後にしていった。

キ「横島さん大丈夫でしょうか?」

そういって横島が去って行ったほうを心配そうに見ていく。


 〜外〜


横「は〜、予想どうりとはいえやっぱりきついよな〜。しかも今までより下がっていったし。これからどう生活すりゃいいんだよ。」

そう将来に悲観しているとき、

横「おい、そこに居るやつ、いつまで居やがるつもりだ!」

さっきとはうって変わってシリアスな表情に変わっていく。

?「ふっ、この程度では隠し切れんか。」

そういって出てきたのは、いわゆる魔族、であった。とはいえ一目見ただけでは人間と分からないような風体であった。

横「そこまで闘気を出せばいやでも分かるよ。で、その魔族が俺に何のようだ?押し売りならお断りだぞ。ただでさえ金がないっていうのに、これ以上に出費は勘弁してくれよ。」

そうとぼけた反応を返してはいるが内心焦っている。こんな街中に、しかもそこそこの魔族がいきなり現れたのだ。焦るなという方がおかしい。

?「何簡単なことだ。私と戦ってもらおうと思ってな。こうして出てきたというわけだ。」

突然の事に理解不能、といった感じで答える。

横「は〜?、戦えだ〜?いきなり何言ってんだお前。何でこんな俺と戦いたがるんだ?」

?「ふん、噂には聞いていたがここまで自覚がないものとはな。よく聞け、先のアシュタロスの大戦の折、こちら、人間界においてはあの美神とやらが活躍し解決したものと報じられている。しかし神界、魔界においてはお前の方が断然有名になっている。なんといってもあの現在においてただ一人とされている文殊の使い手とともにな。」

横「またご大層なことを。俺がしたことなんてたかがしれているさ。何せ女一人護れなかったんだからな。」

そのときを思い出したのか少し辛そうな顔をしている。

?「そちらの意見なぞ知ったことではない。こちらはただお前と戦いたい。ただそれだけだ。いくぞ!!」

そう言うと魔族は剣を取り出し横島に切りかかって来た。

横「くっ!」

横島はとっさに霊波刀を出し受け止めた。

?「ふっ、とっさとは言えわが一撃を受け止めるとは!やはり見込んだだけのことではあるな。だがこれはどうだ!」

魔族は背中から羽を出しそれらを放ってきた。

横「このっ、こんな街中で!」

そういいながら霊波盾で防ぎつつよける。

そう、ここは街中。しかも昼過ぎで今のところ人目にはつかないでいる。しかしいつ人が巻き込まれるか分からない。

横「てめ〜ちった〜周りを気にしろ!」

そう言いながらも魔族に切りかかっていく。

?「ふんっ、先の大戦を潜り抜けた者だからどんなものかと思いきや。この程度か?」

横島の剣を捌きつつそういってきた。

横「くっ(ああは言っているが確かにこいつ、確かに強い。いきなり向かってくるだけのことはある。)しかし!」

相手との距離を少し離すと文殊をつくり

『爆』

うまい具合に相手の足元を狙い発動させた。

横「どうだ!」

やったか、と思いながらも構えをはずさない。そうして、

?「これが文殊か。確かに威力は大したものだな。しかし確実に当たらなければそうはないだろう。」

魔族の声が上の方から聞こえてきた。相手は自分の足元から強い霊力を感じるととっさに空に飛んで直撃を免れれた。

横「なに!」

?「ふん、この程度とはな。つまらん、死ね!」

そう言うと上空からの急降下からの斬激を放ってきた。

横「(くっ、まずい、避けられ無いか?!)」

そういいつつ何とかしようとすると横から

?「そこまでです!」

魔族からの急降下からの攻撃を横からの衝撃ではずした。」

?「ちっ、何者だ。」

空中で体勢を立て直しつつそう言ってきた。

小「これ以上人間界での戦いは私が許しません!」

横からの襲撃者は妙神山の管理人小竜姫であった。

?「くっ、神族の小竜姫か!中途半端なところで邪魔が入ったな。横島よ、また会おう!」

そう言い放つと翼を広げ飛び去っていった。


小「ふう、横島さん大丈夫でしたか?」

そう心配そうに聞いてくる小竜姫だが・・・

横「おお〜〜わたくしめの危機に駆けつけてくれるとは〜〜〜!これは恩返しに一発〜〜!」

と毎度の事ながらに飛び掛ってくる横島だった。

チャキ!

小「横島さん。いい加減にしてくださいね♪」

笑顔で答えつつ剣を横島の首筋に当ててくる。

横「は、ははっ、いやだな〜小竜姫さま〜冗談ですよ〜。」

小「まったく、こういうところは相変わらずですね。」

剣をしまいつつそういってきた。

横「ところで、」

これまたさっきとはうって変わったかのような真剣な表情で聞いてきた。

横「さっきいた魔族、ありゃなんなんですか?俺と戦いたくて出てきたみたいなんですけど何か知っていませんか?」

小「まさかこちらが考えているよりも早く行動してくるとは予想外でしたが。しかたありませんお話ましょう。
 さっきの魔族は「ライワード」、魔族の中ではバトルフリークスに分類されるものです。彼らは純粋に強いものと戦いたい、そういう者達です。彼らの言うようにアシュタロスの事件で第一功労者は魔界、神界、においては横島さん、あなたとの認識があります。彼らはあのアシュタロスを人間が倒した。この事実を知ってぜひともその人物の実力が知りたい、と思いこうやって行動に出ました。今は魔族と神 族とのデタントによってそう表沙汰にならないと思い油断していました。まさかこんなに早くに行動を起こしてくるとは。こちらの失態です。」

横「と、ということは?」

小「ええ多分考えている通り。彼らはまださらにやってくるはずです。」

横「ちょっと待ってくださいよ〜。こっちはただでさえ困っているっていうのに。この事実を美神さんが知ったら絶対また給料下げられる〜〜〜(涙)」

そう叫んでいると

小「お給料がどうしたんです?」

今までの経緯を知らない小竜姫は疑問に思って聞いてきた。

横「いや〜………。」
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横「というわけでこれからどうしようかと」

小「またそれは(汗)。相変わらずの暴虐ぶりですね。」

なぜかちょっと怒った様子で答えた。

横「そうなんすよ〜。なんかこれから魔族も寄ってきそうですし。どうすりゃいいんだ?」

お先真っ暗な様子で聞いてきた。そこへ。

小「ならうちに来ますか?」

横「はっ?」

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ここまで読んでくれた皆さん感謝です。
ぜひ感想も書いてくれると嬉しい限りです。

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