過去へ・・・・・・9
投稿者名:ハッカ
投稿日時:(02/ 8/15)
試合が終わったあと、おキヌちゃんや美神さんやタイガーなどが俺のところに来た。皆同じことを俺に聞いてきた。
「あの結界は何だったんですか!?」
「え・・・あれね・・・実は・・・」
もう潮時かと思って言おうとしたら、誰かに呼ばれた。
「横島さん!!ちょっと来てください。」
そう、小龍姫様だ。俺は小龍姫様のとこに行った。
「なんですか?小龍姫様?」
「・・・・さっきの試合で横島さん・・・・結界を出してましたね・・・・」
「はい・・・・」
「あの結界は・・・・文殊で出した物ですね・・・?」
俺は小龍姫様の発言にギクッとした。でも俺は・・・
「やっぱり分かったんすか・・・ばれないように隠したんですけど・・・でも何で文殊のことを知ってんですか?」
「これでも神族ですよ。文殊くらい知ってます。そしてあなたは・・・未来から来たんですね?」
気付かれた!!俺は・・・もう隠すことが出来ないと思い、小龍姫様に全部白状した。
「そうですか・・・でも、何で過去に・・・戻ってしまったんですかね・・・とりあえず!!この事は秘密にしておいてください!!美神さんたちには結界のことを説明しときますから、その間にトーナメント表でも見てきてください。」
「はい。でもその前に・・・・小龍姫様あああああああーーーーー!!」
俺は小龍姫様に飛びついた。でも・・・
「いいかげんにしなさい!!」
あんのじょう殴られた。そしてそのまま小龍姫様は行ってしまった。
俺はとりあえず、トーナメント表を見に行った。次の相手は誰か見てみたら・・・
「げっ!!!!!!!!」
俺は叫んだ。なぜなら次の相手が・・・・・・・ミカ・レイ・・・・つまり美神さんだったからだ。
「何よ!?わたしが横島君と相手!?」
となりから美神さんの声が聞こえた。
「美神さん、いたんですか?」
「いたわよ!横島君、あんた棄権しなさい!!わたしは小龍姫様から依頼を受けて試合に出てるんだから!!分かった?」
「・・・・もし、イヤだといったら?」
「その時は・・・命がないと思いなさい・・・?」
それは・・・試合でたっぷりいたぶってやる・・・という事・・・?俺は美神さんから出てる殺気をすごく感じた。そして俺を睨んでから去っていった。
「ふ〜〜・・・・恐かった・・・・・試合が始まるまで何をしようか・・・」
(アシュタロスを倒してから俺の霊力は少し衰えたからな〜・・・俺の霊力は煩悩なんだけど・・・美神さんだぞ次の相手は!こんな時に煩悩がわくか〜〜〜〜〜!!)
遠くからその光景を見ていたおキヌちゃんは・・・
「ねえ、エミさん・・・横島さんが何か向こうの方で騒いでるんですけど・・・」
「あーゆう奴はほっとくワケ。そろそろ試合が始まるわ。」
そして試合開始の時間・・・
「うううう・・・・とうとう美神さんとか・・・・こ、恐い・・・・」
横島は涙目で震えながら結界に入っていった。美神の方はというと・・・
(とうとうわたしのいう事をを聞かなかったわね・・・だったら本気でしばいてあげるわよ・・・)
いう事を聞かない横島を睨みながら結界に入っていった。
『これはすごい組み合わせになりましたね。美神除霊事務所の助手の横島選手とここまで相手を皆秒殺してきたミカ・レイ選手!厄珍さん、どっちが勝つと思いますか?』
『ミカ・レイちゃんあるよ!!あのボウズもさっきは妙な技を使っていたけど、ミカ・レイちゃんには勝てないある!!』
観客席では・・・
「エミさん・・・美神さんと横島さんが戦うなんて・・・いったいどっちを応援すれば・・・!!」
「わたしはピート以外の応援は興味ないけど、勝つとしたら令子ね。」
小龍姫は・・・
(横島さん・・・よりによって美神さんとあたるなんて・・・)
「ふっ、小龍姫、今度こそあの小僧も終わりだね。ま、私はどっちも負けてくれればいいんだけどね。」
「・・・それはどうかしら・・・?」
そして結界・・・
「横島君・・・これは特別サービスよ・・・本気で戦ってあげる!!」
と同時に審判の声が響いた。
『試合開始!!』
試合が始まると、美神さんは神通棍をとりだし俺に向かって振ってきた。俺はとっさに霊波刀を出して防いだ。でも吹っ飛ばされた。俺が倒れてる間に美神さんは着々と間合いを狭めてくる。
「やばい!!速く文殊を!!」
そして文殊で作ったのは・・・
『刀』
文殊が霊波の剣に変化した。俺はとっさに神通棍を防いだ。そして今度は俺が美神さんをフッ飛ばした。
『横島選手が持ってた玉が剣に変化した!?』
『あの玉は何あるか!?というよりあのボウズがミカ・レイちゃん相手に互角に戦ってるなんて・・・信じられないある!!』
結界内では・・・
(まずい!!ついフッ飛ばしてしまったけど・・・美神さん、怒ってるだろうな・・・絶対に!!これはまずい!!)
と横島が心で思ってた事が本当になってしまった。
「よ・こ・し・まあああああああ!!!!!!!!!許さん!!私をフッ飛ばして・・・タダですむと思ってんのかーー!!」
さっきとは比べ物にならないくらいの速さでこっちに向かってきた。殺気もすごく、俺は・・・
「美神さんっ!すいません〜〜〜〜!!」
誤りながら「爆」の文殊を投げつけた。美神の周りが大爆発した。
『ミカ・レイ選手!爆発に飲みこまれたー!はたして大丈夫なのか!?』
『あれ、ホントに美神ちゃんとこにいる坊主あるか!?最初の試合と比べるとぜんぜん霊力が違うある!それにしても・・・あの玉は何というあるか?欲しいある・・・!!』
厄珍がそんな事を言ってると、ある男が厄珍のとこへ来た。
「あんさん、あれが何か知りたいか?あれは文殊っちゅーんだ。」
関西弁で話す男は厄珍に玉の名前を教えた。
そしてそれは実況にも伝わった。
『えー、横島選手の使ってた技の名前がわかりました。文殊というらしいです。』
その言葉を聞いた横島は・・・
(!!何で実況がそんな事を知ってるんだ!?)
横島が実況席の方を見たら、あの関西弁の男がいた。そして俺が目をそらしていた隙に美神さんが俺の頭を叩いてきた。俺は頭を叩かれたせいか、眩暈がして倒れた。その間にも美神さんは攻撃をしてくる。俺はもう満身創痍だった。俺は力を振り絞って美神さんをふっ飛ばした。そして俺はゆっくりとたった。
「へ・・へ・・美神さん・・・はやっぱ・・・強いっすね・・・でも・・・俺は・・・まだ・・・負けるわけには・・・いかないんですよ!」
俺は文殊に「治」と念じて飲みこんだ。そのとたん、体中にある傷があっという間にふさがった。だが、少し傷が残ってしまった。
(やっぱ霊力が落ちたな・・・前なら傷が残らなかったのに・・・)
「ま、美神さん。試合再会といきましょうか!!」
今度は俺が美神さんに向かっていった。さっきの爆発がきいてるのか美神さんの動きが少し遅くなっていた。それにしてもよく変装がばれないもんだ。ともかく俺は文殊で作った剣を美神さんの喉もとでとめた。
「横島・・・・止めるなんていい度胸じゃないの!!その甘さが命取りになるわよ!」
「なんとでもいってください。ともかくおれは美神さんに勝つんだ!」
俺は柄の部分で美神さんの頭を強く殴った。そして美神さんは静かに倒れた。審判はすぐに美神に駆け寄って、意識があるかをみていた。でも審判は頭を振っていたので意識はないんだなと俺は思った。でも、美神さんには手加減して柄の部分で倒したといっても、悪い事をしたなと思った。そんな事を考えてるうちに審判の声が響いた。
『勝者、横島!!!!』
俺はすぐに美神さんを医務室に運んだ。医務室には皆が集まっていた。そう俺が皆を呼んだのだ。
「何ですか?話っていうのは・・・」
そう、皆が俺に言ってきた。
「横島さん・・・まさか・・・!!」
小龍姫は言うなと俺に向かっていってるようだった。でも俺は皆に言った。
「実は俺・・・・・未来から来たんです。」
その言葉に皆が・・・
「えええええっ!!!!!!!!」
皆が叫んだ。なぜか美神さんまでも。それにしてもいつおきたんだ?
俺はともかく皆におとなしくと頼んだ。
そして廊下・・・・
「美神令子の助手の男が美神令子を倒したの!?というよりあの文殊というのは何なの!?私、次あいつと当たるのよ?魔装術が完璧でもあんな変な玉食らったら魔装術でも叶わないわよ!どうしよう・・・!」
悩んでるのは勘九郎だ。その時、関西弁の男が来た。
「あんさん、あの横島っていう小僧を倒す方法をおしえちゃる。」
そういいながらポケットから何かを取り出した。何かの玉なようだ。
「これを渡しとく。ピンチになったら飲みこむさかい。ちなみにわしの名は幻龍。ほな、さいなら!」
といって去っていった。
「何なの?あの男?幻龍・・・とかいってたわね・・・ま、記念にとっとこうかしら?美形だったし。」
そしてもらった玉を腕のリストバンドの中に隠しといた。
裏切った雪之丞はというと・・・
もう逃げ出したあとだった。でもトランクス姿だったので、警察に追いかけられたのはいうまでもない。
ううう、相変わらず下手な文章だな〜〜〜〜(泣)
今までの
コメント:
- 敢えて令子と戦うことにした横島クンでありますが、逆に令子相手に手加減をしようとすれば令子は間違いなく怒ったでしょうね(汗);横島クンとしてはある程度本気で戦ったのが賢明だったと思います。そしてその横島クンに関して相当の知識を持っていると思われる男「幻龍」の目的は果たして何なのでしょう? 戦闘シーンが緊迫感がある上に描写が丁寧な点が光っております。次回も楽しみにしております♪ (kitchensink)
- kitchensinkさん、コメントありがとうございます。戦闘シーンはまだまだ未熟でして・・・これからも頑張ってゆきます。更新はなるべく速めにしたいですね。 (ハッカ)
- ふむ、この時点で美神を倒しましたか、戦闘に際してどれだけ互いの手の内を知っているかがどれだけイニシアチブを持つことになるかを実証しましたね〜
次回、勘九朗編期待しています。
個人的にはメデューサ視点で横島の戦闘を分析、解析した物を勘九朗に伝授してみても良いかもしれないと思います。
あと、これは蛇足ですが「文珠」を「文殊」「小竜姫」を「小龍姫」と変換しているのは故意なのでしょうか、誤植なのでしょうか。
いや、何となく故意に行って、実はこの話は最高指導者の許可の元、過去へ精神が行った話ではなく。事故で精神が平行世界に飛んだ話なのかな・などと思っていたりする者で…… (黒川)
- 内容的には一応、賛成票を入れたいと思います。戦闘シーンの描写はよく出来ていると思います。タケさんの仰る「下手な文章」についてですが、これははっきり申しますと「〜た」(つまり過去形)で終わらせ方の多用をしている事が重要なのです。これによって、文章の柔軟さが亡くなり、花神運びがぎこちなくなっているように思われます。私も以前に犯したミスなのですが、此れを気にせずに書けるようになるかが腕の違いなのではないでしょうか?因みに、私はまだまだ気にせずには書けません(未熟者)。 (マサ)
- そうなんですか・・・マサさんアドバイスをありがとうございます。そして黒川さん、本当に文字が違ってましたね。文珠を文殊と書いていました。小竜姫も小龍姫と書いてました。本当にすいませんでした!! (ハッカ)
- I wanted him to make secret that what is he. (T.I)
- とてもいい作品でした!!!(少し疑問点がありましたが…)提案ですが一文を書くたびに一行空欄を開けてみてはどうでしょう。少しめんどくさいですが多少読みやすくなるはずです。 (ノリ)
- ノリさん、アドバイスをありがとうございます。今度からやってみようと思います。 (ハッカ)
- >一文を書くたびに一行空欄を開けてみてはどうでしょう。
確かに読みやすくはなりますが、その分サーバーに負担がかかることもお忘れなく。
内容的には賛成票です。続きを頑張ってください。 (ブラック)
- 美神さんとても恐いですね…
けど美神さんと横島くんの戦いはとてもおもしろかったです。 (3A)
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