ザ・グレート・展開予測ショー

失われし魂…(プロローグ)


投稿者名:黒龍
投稿日時:(03/ 1/16)

注意こんなの俺の(私の)知っている横島じゃないこんな奴受け入れられないと言う方は、見ない方がいいかも…
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ルシオラ…俺は、俺はぁぁぁぁ!!!!
取り返しのつかないことを…取り返しのつかないことをしてしまった。
約三年前…アシュタロスの事件から一年が経った時だ。
いつも通り美神さん達と仕事をしていた時だった。

「む〜…どうやら、ここが原因の場所みたいね。少しだけど魔界と繋がってる。」
「美神さんどうすれば、消えるんです?」
「まあ…穴を作り出してる魔物を退治すれば、少なくとも広がる事は、無いわ。」

そして、俺は、魔界の影響を受け、気分が優れなかった

「美神さん…俺気分が悪いんで、そこら辺で、休んでていいですか?」
「たくっ!しょうがないわね。文珠を二つほど置いていきなさい。」
「今は、仕事中故看病は、出来ないでござるが。終われば看病をするでござる。」
「ははっ…ありがとなシロ。」
「ちょっと…横島…本当に大丈夫?顔色かなり悪いわよ?」
「俺のとりえは、無限の煩悩そして、タフさだろ?だから大丈夫だってタマモ。」

この時、休みを貰わなかったのが、失敗だった。
その後、一気に空間が裂けて、魔界に引きずりこまれたのだ。

「くそっ…油断したわ…シロ!!あんたは前衛タマモは、後衛私とおキヌちゃんと横島は、サポートよ!!」

俺は、体調がさらに悪化していた。
なんだか、体がどす黒く染まっていくような…

「うわぁぁぁぁ!!!」
「狐火!!」

シロが、敵に突っ込んでいきタマモが、それを援護それでも、相手が、避けたならば、美神の渾身の一撃を食らわす。と言う作戦(?)だ。

その時は、無事に、事は済んで、魔界への裂け目は、ふさがった。

しかし、俺の体調の変化は、どんどん悪化していった。
そして、次第に、又あの悪夢を見るようになった。

ヨコシマーーーーッ!!!
ルシオラの叫び声が聞こえ、周りを見渡すと、ルシオラが、闇に飲まれていくと言うものだ、そのセイで、夜に、何度も飛び起きた。

そんなあるとき、俺個人に依頼が入った。

そして、俺は、その魔物と対峙した。
ある程度時間が経ったとき。
決着がつき、魔物と交渉をすることにした。
俺は、魔物や霊を説得できるのなら、和解して穏便(?)に済ませることにしていた。
しかし、そのとき俺は、こんな思いが心に響いた。
(血が見たい…)
俺は、その後のことは、覚えていなかったが、手や体にこびりついた、液体が何が起こったかを物語っていた。

そして、俺は、夜な夜な、悪霊を狩りに出た…
内心では、血反吐を吐くほど嫌な気分になりもしたが…
それと相反する気分に俺は、躊躇した…

それは…
歓喜…

事務所の美神さんたちは、俺の変貌振りを驚いていたが、まだ受け入れてもらえる状況だった。
そうそれは、俺が横島だったから…

時が一年…二年…と経ち次第に、俺も変わっていった。
とは言っても霊力が魔力に変わるだけのことなので特に気にも留めていなかった。
ある晩、不吉な夢を見た。
俺が俺で無くなる夢を俺が横島では、なくなる夢を…

次の日
俺は、不安で仕方なかった。
そして、事務所に入ろうと、近付いた時…
俺は、結界で一瞬拒まれた。
結界は、あっけなくはじけ飛んだが…

事務所には、珍しい客が着ていた。ヒャクメだ。
ヒャクメは、俺の方に目をやると、後ろに飛び退いた

「貴方は、誰なのね!!横島さんの姿をしていても、分かってるのね!!」

何を言っているんだと言いおうと前に、足を出すと、シロ、タマモ以外全員が戦闘態勢に入った。
「ヒャクメ様?一体何の冗談ですか?」
「横島さんの真似をしても、魂の色が全く異なってるのね!!」

その言葉は、俺自体ショックを受けた。
俺は、横島じゃない…!?
なら俺は、誰だ…
俺は…

「何を言ってるでござる!!先生は先生でござるよ!!」
「そうよ!!横島は、横島よ!!何時もの横島よ!!」
「タマモ!!シロ!!」

俺は、己の問いに答えられぬまま、頭を抱え、膝を落としていた。
俺は、タマモ、シロの両名に引っぱられて、外に飛び出た。

「美神殿なんて、嫌いでござる!!」
「じゃあね。」

その後、俺達は…皆から追われる身になった…
そして、俺であるはずの横島と言う男は、死亡と断定された。

シロとタマモの二人が着いてきたわけは…
俺が、横島であることを皆に認めさせたかったからだと言っていた。
そして、現在に至る。

俺は、横島 忠夫と言う魂と…
ルシオラと言う魂を失い…
第三の魂を手に入れた。

この俺を信じてくれたのは、シロ、タマモ、この二人だけだった。
かつての戦友も…
同僚も…
仲間も…
皆失った…
もう、この世界に未練など無い。
俺は、ありったけの霊力を振り絞り、文珠「1995年1月1日」
の九個を生成した。
俺のたった二人の仲間を連れてこの世界を旅たった。
ルシオラ…お前は、こんな俺を…愛してくれるか?…

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どうも…黒龍です…
今回の連載作品いかがだったでしょうか。
かなり暗めになりましたが。
次回から少しずつ明るくしていきたいと、存じております。

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