ザ・グレート・展開予測ショー

こんな展開の方が・・・?7 (こんなイメージでお読みください)


投稿者名:三遊亭楽栄
投稿日時:(02/ 7/13)

 *今回は、こんなイメージでお読みください


  横島親子   長嶋親子
  美神     川崎カイヤ
 ぉキヌちゃん  純名里沙

 横島百合子   和田アキ子
  厄珍     内藤剛志
 ハイジャッカー 柳ユーレイ



美神(偽) 「(はぁはぁと、息を切らせる)お、お母さん……!」
百合子 「美、美神さん!? どうしたの……」

隙を見て、腕をがっしり捕まえて告白します。
百合子にはまったく偽者であることなど気がついていません。

美神(偽) 「お願いです、お母さん!
       息子を……いえ、忠夫さんを連れて行かないで!」
百合子 「え、ええっ…!?」

驚きのあまり、瞳孔を開く百合子です。
涙ながらに訴えていきます。

美神(偽) 「もう、好きで好きで仕方ないんです。
       (涙が鼻にかすむ)彼のこと……、離れ離れなんて………!
       (鼻を啜って)どうしても……考えらせません!」
百合子 「…美神さん、あなた、ひょっとして、息子に─────」
美神(偽) 「───それ以上言わないで、お母さん──────── ……」
百合子 「(けろっとして)──さては、息子にマインドコントロールされてるわね?」

コケッ!
ブレッ!……ババッッ!
美神(偽)は思わずヒックリ返っています。

百合子 「────ミエミエなのよ。」
美神(偽) 「(うっ、鋭い!
         でもな、こ、こんなとこでひきさがって溜まるか!
         ま、折角、厄珍がビデオを廻してるはずなんだからな……!
         それを逆手に取る方法があるんだから…)」
百合子 「大体、忠夫のことだから、変装してドッキリカメラを用意してそうなもんじゃない?
     どこかしらね?」
美神(偽) 「(げっ!)」



その頃のこと、電話ボックス側ではこんなことが起こっていました。


厄珍 「うおおおう、れ、令子ちゃんのパンティ‥‥!(スリスリッ!)
    じゃ、この辺で引き上げるアルね。」
ぉキヌちゃん 「あ、あれ厄珍さんじゃないですか?」
美神(本人) 「あら、『ヘンゲリンα』をもってるわね!」
厄珍 「げ、れ、令子ちゃん!」

厄珍は美神たちとばったり出会ってしまいました。
そして不幸にも、怪しげなアイテムを持ってるのを見られてしまったのです。

美神(本人) 「しかも、その被ってるのあたしのパンティじゃない?
        こんなとこで何してたの?素直におっしゃい!」
厄珍 「(汗カキ)い、いいいや、決して、令子ちゃんに変身して百合子ちゃんを説得させるなんてこと、
    ボウズに頼まれたわけじゃないアルよ。」
ぉキヌちゃん 「……隠すの、下手ですね。
        うわっぷ、ま、まだ酔いの気分が……」
美神(本人) 「トイレで吐いて来ていいわよ、その間に────」
厄珍 「じゃ、私は帰るアル……」

フンフンと、『ギンギラギンにさり気無い』フリして鼻歌交じりに逃げるつもりでいました。
しかし、襟元から美神さんに掴み上げられてしまったのです。

美神(本人) 「(顔をにっこり)ふぅぅん、そういうこと……。」
厄珍 「あっ、令子ちゃん、離すアル……」
美神(本人) 「『話すコト』のまちがいじゃなくってぇ?証人について来てもらおうかしら。」



そして、舞台は元に戻します。
美神(偽)は、気持ち悪いほど演技をしていました。

百合子 「ね、忠夫は何処かしら?」
美神(偽) 「(こうなったらもう自棄じゃ!)
       そ、そそそ、そんなことより、『忠夫さんの事を愛してる』…て、きゃん♪
       そんな照れくさい事、忠夫さん本人の前で、どうしても言いたいんですもの……
       ね、忠夫さんはどこ……」
忠夫(偽) 「(顔を赤らめて)ここよ。
       ね、もういちどその台詞言ってくれない?」

徹底的な演技なはずだったのです。
しかし、偽者の忠夫が現れ、忠夫本人まで驚き始めました。

百合子 「あれ、台詞が違うわね。」
忠夫(偽) 「そりゃそーよ。『ヘンゲリンα』っつー薬であたしに成り済ましているん
       ですものね、こいつから聞いたわ。」
厄珍 「スマンあるボーズ、口から滑っちゃったアルよーー!」
美神(偽) 「げ、厄珍。まだいたのか?」

忠夫(偽) 「じゃ、この本性を現しやがれ、このバカ横島ッ!」
百合子 「ば、バカ……!!???」

神通棍を一振りし、美神(偽)に命中させました。
するとどういうことでしょう。
忠夫の姿がふたりになりました。

百合子 「ふーん、やっぱりね。」
美神 「じゃあ私も、元の姿に戻って‥‥
    誰が誰を愛してるって?
    この、勝手な事ほざきやがって、オシオキだベーーー!」
忠夫 「ちょい、まち、これには……」
美神 「理由があるなんていわせるかっ、このスカポンタンがーー!天誅ジャー−−!」

ずがごぎゃ!

忠夫 「ひえーー!言葉のアヤっすよーーー!」
美神 「だまらっしゃい、この世紀末的バカ野郎ッ!」

呆気に取られ間でもなく、二人のやり取りを見ていた百合子の姿がありました。
しかし、何を思ったのか、百合子も参戦してきました。

百合子 「こら、私にもやらせなさい!」
忠夫 「クソババーまで参戦してどーするーーー!?」
美神 「誰がクソババーですってぇ?」
忠夫 「てめーじゃねえ、クソオフクロの方じゃーーー!」
百合子 「親に向かってその口の聞き方は何様のつもりーーーー!
     ほら、私にもそれを貸しなさいッ!」
美神 「これは私のものよッ!」
百合子 「息子を自分の物のように扱わないで下さる!?」
美神 「そうじゃなくて、上司としての折檻を……」
百合子 「なかなかの手さばきじゃないの!しかもバカ息子呼ばわりしちゃって!」
美神 「何よ!そっちだって行き成り出てきて従業員辞めさせるなんて!」
百合子 「あらそう、じゃあどうしていつまで拘ってるのかしら?」
美神 「そ…そんなこと関係ないじゃない!あたしはいつも通り……!」


ばぎゃばぎょ の ばがばがん!!
いやんばかん、ウッフン!!
百合子の殺気と美神の霊気交じりの神通棍の破壊力が相乗されて、
忠夫は勿論、公共物にまで影響されて壊れていきました。

そして警備員が駆けつけてくるのですが───
警備員は、2人の超パワーの前にバッタバッタと吹き飛んでいきます。
ガラスがバリンと割れ、飛行場からオッ放り出されていくのです。
飛行場全体はジェラシーならぬジュラシックパーク級の大パニックと相成りました。
搭乗予定だった便からも次々とドタキャンして逃げ惑う人が増えたのです。


ぉキヌちゃん 「(冷や汗)な、なんなの、この凄まじい霊気は……っ!」
忠夫 「く、来るんじゃないぉキヌちゃん、巻き添え食うぞ!」


酔いは、2人の合成された凄まじい威力の前にかき消されました。
何故なら───────── …… (汗)

美神 & 百合子 「なーに、おキヌちゃんもこの姑戦争に加わる?」
ぉキヌちゃん 「(アセアセ)……え、遠慮しておきます………!
        こんな二人に、付いていけませんよーーーー!(泣)」


そのころ、別のハイジャック(笑)を載せたジャンボ777が辿り着きました。

大樹 「(ヨレヨレ)ゆ、百合子おおーーーー!助けてくれ……ヒッ!?」
百合子 「今頃来て何言ってるわけ?」
大樹 「これが、今、乗っ取られているハイジャッカーなんだ…けど……!」
百合子 「後にしなさい、後に!離しなさい美神さん!」
美神 「そっちこそ!あたしより年くってんだから…年功序列ってコトで!」


ばぐおおおん!
エスカレータ、確認板、ロビーの椅子など公共物を次々破壊(爆破?)していく二人組みの姿は、
もはやハイジャッカー級の争いごとのようでした。


忠夫 「誰かーーー、助けてくれーーい!」
ハイジャッカー 「あ、あれが、お前の妻の百合子か………ッ!?(汗ジト)」
大樹 「どーでもいいけど、こっちも何とかして……!」


完全な地獄絵図の如きと相成りましたところで、今回はお開き。

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