ザ・グレート・展開予測ショー

I Shall Rerurn(6)


投稿者名:ベルゲパンター
投稿日時:(02/10/15)

カザフスタン共和国チュラタム バイコヌール宇宙基地

 厳戒態勢の元、ある作業が行われていた。今、ガラス越しに軍やこの基地の幹部等が作業を見守っていた。
「進行状況はどうかね?」
「は、閣下、ただいま作業は20パーセントほど進んでおります。」
「予定とりちと遅いようだが?」
「は、何分、厄介な代物なので慎重に進ませなければならないので・・・」
「ふむ・・・急げよ、世は和平ムードだから」
「重々承知しております。」

基地管制塔

「ん?お、おい」
「どうしたんだ?」
 ふとレーダーを見ると、飛行禁止区域に飛行物体がこちらに向かって飛んでいるのが分かった。
「ちっ、やっこさんと無線をつなげ」
「了解」
 そして、退去勧告を出したが無視しているのか一向に退く様子はない。こうなったら戦闘機にスクランブル発進させてそれでもだめだったらあとは撃墜あるのみである。
で、急発進するMig−29ファルクラム戦闘機3機
「ひたすら勧告を無視しろよぉぉ」
 パイロットは撃ちたくてうずうずしていた。どうも、威嚇射撃だけでは要求不満だ。だが、相手はとうとう最後まで勧告を無視した。
「なめやがってぇぇ、食らえ!」
 発射ボタンを押す。主翼からサイドワインダーじゃなかった、えーとなんだたっけ?まあ、とにかく空対空ミサイルが発射された。
「あと目標到達まで5秒、4、3、2、1、・・・・・・ドオォォォォォン!!
 となるはずだったが・・・すんでのところで、チャフ(囮弾)をばら撒かれ、ミサイルは明後日の方向へ飛んでいった。
「くそっ、やるじゃねえか、でけえ図体の癖に・・・」
 言い忘れていたが、相手の特徴はファルクラムの3倍はあり、形は飛行機ともUFOとも取れる奇妙な形をしており、なんだか気味が悪い。
ミサイルがだめと分かったならば今度は20ミリバルカン砲(だったっけ?いかん、航空機は専門外だ)を撃つ。いくらなんでも機関砲弾をくらってまともな飛行機はない。もし、そうであってとしたらとてつもなくどんがめなはずだ。照準を目標に合わせ、バルカンを撃つ。毎分数千発を誇るバルカンから弾丸が線を書くように当たっていく。
「やったか?・・・げ、全然聞いてねえ、くそ」
「くそっ、もう一回ミサイルだ!今度は別方向から攻撃だ」
「了解」
 3機はドッグファイトよろしく戦闘機特有のスピードと小回りを生かし、隙を見つけ攻撃した。そして今度こそ命中。なぜか機体は粉々にならわかったが黒煙を上げ、降下していった。が、次の瞬間、
「相手からの攻撃、しまった。間にあわない。脱出します。」
 そういい残して寮機は粉砕した。下のほうでパラシュートが開くのが見え、一瞬安心した。
「気をつけろ、次の攻撃が来るぞ」
 敵機から2回目の反撃が来た。
「ミサイル・・・違う、何だあの火の玉みたいなものは?」
 その火の玉みたいなものは急速にすばやくファルクラムに近づくとなんと、ノズルに入り込んだ。
「あ、やめろ、そんなことしたら・・・」
 バゴオォォォン!!もう一機も粉々になった。
「くそ、こちらαよりツーラへ2機が撃墜されたため、後退する。繰り返す・・」
 残り1機は退いた。
 敵機のほうは、煙を上げていたが、やがて何事もなかったかのように修復され、再び進む。その先に何があるかはいうまでもないだろう。
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再び宇宙基地
「大変です。未確認飛行物体がこちらに向かっています。スクランブルで発進した戦闘機 が2機撃墜されました。」
「中佐このレーダーを見てください」
「ん、どれどれ」
 レーダーを見ると、物体を示す赤点にオーラが出ていた。このレーダーは対超常現象レーダーで幽霊、悪魔、親族、あやゆる超上現象を表す。
「くそ、オカルトがらみか、もうやってくるとは・・・」
「世界GS本部に連絡だ!状況はかなり危ないと」
「閣下、あれはどうします。」
「あ、そうか、防衛体制を整えながら作業を続行しろ、奴らに奪われては終わりだ」
「は、分かりました」




 次は敵が宇宙基地にあるものを奪いに来る話です。
 

 

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