ザ・グレート・展開予測ショー

ベラルーシはどこに!? カオスの中の織田ノス長は大樹のち銀河でウルトラ道派選手権! 〜初幕〜


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(02/ 3/ 5)

宇宙の卵。
創作者オリジナルの作品が一つ一つ収められる。
そう、夫々別の宇宙の卵で長編好い加減的シリーズ作品が展開されていたのだが・・・。

覗き込む?????????の姿がマントを使い分けて見え隠れしている。
今まさに、その一つの宇宙の卵で行はれる場面があった・・・・・

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   おキヌは圧勝していた。
   「千分身 × 3体」という前に圧倒してユリ子へ襲い掛かっていた。

   「目が・・・目が回る・・・・・!」

   ユリ子は、口元をパッカリと開けて黒き瞳をクラクラとさせてよろける。
   足もガクガクして倒れる寸前である。
   まさに、三千世界を去ろうという感覚に襲われてくる。

   だが一瞬、ユリ子はある考えが右脳によぎった。
   分身はただの分身。
   一人に戻るときはあるはず。
   何故、今まで気が付かなかったのかを一瞬、気絶しかける寸前に残っ・・・・
   あれ!?

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   『ユリ子選手、ついについに優勝です!』

   気を取り戻したところに、ユリ子はただ一人リング上に佇む。
   戦っていたはずのおキヌちゃんが・・・・

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   「いないアルよ!?」
   「どこいったんでしょうねえ。おキヌ選手。」

   美神と横島、冥子は呆然とリングの上を見つめる。
   上では、びゅうびゅうと葉が舞い上がりつつ木枯らしが吹き付ける。
   忽然と姿を消したおキヌ。
   一体どうなったのか!?
   それを唯一知る、ハヌマン & 大樹は腕を組んで目を瞑りながらも頷いていた。

   「なんなのよ、この展開・・・・はっ!」
   「そう、『展開』です。」

   「えっ!?」


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「ちぃっ、逃げたか!」

?????????は上着ボタンを外しナビカせている。
その「奴」を操るもの。
丁度、今目の前にしていた『宇宙の卵』という一つの別世空間へ手を加え殺そうとしていた。
が、同時の咆哮が『あ゙おおぁお゙お゙ん!』とコダマさせた。
今まさに、もう一つの卵を食い尽くそうと銀河宝樹が自ら動いたのだ。

「よぉぉし・・・・・」

宝樹を抱き上げた??????????は手を抑えてあやす。
そして今、今ふと目にしたもう一つの宇宙の卵では・・・・

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シュン!
「奴」は空間を隔ててカオスの研究室へ潜り込んで来た!

ジークフリート 「ば、馬鹿な!」
小竜姫 「この場所をどうやって・・・・!」

横島は「奴」に体をあげ渡していた。
ルシオラのいる『宇宙の卵』へ魂を送ってもらう交換条件として。
これも「奴」の能力。
もはや横島の魂ではないことなど、ほかのキャラはどう知り得ただろうか。

エミ 「にしても、早すぎるワケ!」
唐巣 「そうか、あの手に握っている文殊か・・・・・!」

横島の体を持った「奴」の手には、『瞬』『間』『移』『動』と発せられた文殊。
しかも、体の覚えこんでいる場所を「奴」はイメージしていた。


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一方、また別の宇宙の卵では異なる『展開予想』の作品が進行していた。

ベラ 「此の侭じゃ遣られちゃいますよぉ。」
ルシオラ 「え?あたしヨコシマに遣られてるんだけど・・・・」
ベラ 「そーゆー意味じゃなくって!」

説明しよう!
ベラはヨコシマとルシオラとの間で設けられた子供である。
そのベラは女の子で、現在8歳。

ルシオラ 「どうしよう!
      ヒーロー&ヒロイン作品は変身は1話について一回という決まりがあるのよ!」
ベラ 「前回で一度変身しちゃったし・・・。」

そうである。
変身というものは、お約束的展開からして、二度も三度も変身しては反則だという声があるのだ。
その上、下っ端戦闘員がゾロゾロと取り囲んでいる現況を切り抜ける方法などないのだ。

ベラ 「どうしよう・・・」
ヨコシマン 「よおし追い詰めたか……」

ルシオラはハッと気付いた。
聞き覚えある声。
8年前、ルシオラのことを抱擁して行為を交わしてくれた甘い声。

一瞬体が惹きつけたのだから間違いない。
間違いであるはずが無い。
其の思いが一瞬、体の股間・ムーダーチャクラと呼ばれるところからプラナが覚醒していく。
そう。
元気な光がパアと脳天まで駆け上った。
眠れる龍が一瞬で目覚めて舞い上がるように。

ルシオラ 「ヨコシマ……!」
ベラ 「あれがあたしの……お父さ────」

感激のあまり2人は思わず駆け寄ったものだった。
だがルシオラはハッと退いてしまった。
似ても似つかぬヨコシマの体を見てしまったのだ。

ヨコシマン 「ヨコシマって………誰の事だ?」
ルシオラ 「え………??」
ヨコシマン 「俺は、我らがカオス様に仕えしヨコシマそっくりの人間が大量に住む星から、
       ついに来た来たやってきた、カオスエンタティメント幹部・青年大使ヨコシマン!!」
ベラ 「うそでしょ、お父さん‥‥」

不用意に近づいたベラをヨコシマンは片手で跳ね飛ばした。

ヨコシマン 「俺はお前を生んだ覚えはないぞっ!?」
ルシオラ 「……男が産めるわけが無いでしょーーに…きゃっ!」

ババッッ!
ヨコシマンはルシオラを下っ端戦闘員をドミノ式にすることで一挙に倒していった。

ルシオラ 「やめて、元のヨコシマに戻って‥…」
ヨコシマン 「俺はお前になんかあった覚えはないぞっ!?」


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⇒これ以降は中幕へ続く

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