ザ・グレート・展開予測ショー

ひとたびこの世に生を受け!


投稿者名:た〜さん
投稿日時:(02/ 6/17)

日吉たちはモンゴルでは遊牧民が普通に使うテントを同様に住居として使っていた。

「おい、サルところでここの国土のどれだけを掌握したんだ?」

信長はのっけから本題に入り始めた。

「えっ・・・・そっそれより水でも飲みませんかここの水は上手いのなんのって・・」

「まさかお前・・・・」

「日吉は国どころか家来も何にもいないわよ」

痛いヒカゲの突っ込みに肝がどんどん冷えていく。

「ここに来てまだ三年程度なんだからここの言語を覚えるので精一杯よ、無事に安定した収入源はあるけど国を持つには後三百年くらいかかるわよ・・・・このペースだと」

「おい」

「とっ殿タンマタンマですまずは地盤固めが・・・」

信長が日吉に寄ってくる、日吉は思った・・・<半殺し!?>だが。

「馬鹿かお前は、何をびびってんだよ」

「へっ?」

「お前がこんな短期間に天下を手に入れるなんて思っちゃいねぇよ、だから俺様がコーチにきてやったんだ」

「はっはぁ」

「それよりサル、もっと金を儲ける方法は無いのか、今はこいつらを売り買いしてるみたいだな」

信長は外の家畜を指す。

「最近はこっちも売ってるんですけど・・・」

日吉は奥に掛けてある美しいガラの布を持ってきた。

「なんだこりゃ?」

「ペルシャってところで出来た布を十反使って作ったやつなんですか結構高値で買ってもらえるんすよ」

これが後のペルシャ絨毯の基礎に・・・・かどうかはわからない。

「ふーん確かに金持ちが喜びそうな感じが出てるな」

「それにこっちに来てからは馬の扱いばっか練習しててこれで戦には備えてるんですが今一大きいのは来ないんで」

「ふーーむ」

信長は考え始めた。

<サルもサルなりにやってるようだが今一ダメだな、戦国時代と違って平和ってところが痛いとこだな、おまけに兵力どころか腹心もいねぇ(オカルト女は妾としか周りはおもわんだろうし)>

「そうだ、おいっ!ここで一番偉くて金持ちで強欲な奴っているか?」

そんなのがいるわけ・・・・

「いますよ、フビライ=ハンって言う奴なんですけど」

おいおい。

「よし・・・・今夜襲うぞ」

「ぎょえええええ!何いってんすか!?あがあがあがあが」

「おいお蘭、至急に刀と軽い着物と化粧道具をそろえろ」

「はい」

蘭丸は日吉に馬と金を借りるとヒカゲと共に買出しに向かった。

「ちょっと殿ぉおおお」

「へっへへへ、任せろよ一晩でお前を金持ちにしてやっから」

信長の野望(爆)は確実に進んでいる・・・・





同刻銅鐸付近より少し奥の泉

「おい!ハニワ野郎、こんなとこまで連れてきやがって・・くおっ、こらこのデカ蜥蜴顔を舐めるな」

「五月蝿いな、鈴木さんはどうやらお前の事を気に入ったらしいぞ」

「馬鹿野郎!どうみても頭をかじってるじゃないか、いたたた」

「それよりここら辺に次のゲートが出来てるんだが・・・・」

「こら、ハニワ。俺はここでさよならだぞ!元々クソ兄じゃの軍から逃げる時に偶然会って手伝ったら逃がすって約束だったんだ」

「わかってるわ、それならお前次の犠牲者・・もとい協力者を探してこんか」

「貴様、こいつで真っ二つにしたろかハニワ」

「おおっあそこに良い鴨がおるぞ、あの男が良いな」

「よし、ちょっと待ってろすぐに誘拐して来るから」

「それじゃ頼んだぞ泥侍」

「うるせえハニワ!俺の名前を何回言ったら覚えるんじゃ」

「お前だってわしをドグラと呼べ、これでも土人形のハニワと違って最先端の科学で・・」

「科学ってのは知らんがもっとらしくしんか!例えば言葉を全部カタカナにするとか」

「コンナカンジカ」

「・・・分かりにくいから漢字を入れたらどうだ」

「コンナ感ジカ?」

「良いじゃん、じゃあ俺は行くからなハニワ!」

「五月蝿イワ、泥侍ガ!」

「いい加減名前覚えんかハニワ!」

若い武者はハニワに叫ぶと馬に乗った男女のうち男を襲いに走り去っていった。

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