失われし魂…4(過去の自分…未来の俺)
投稿者名:黒龍
投稿日時:(03/ 1/18)
時空間にて…
「ふぅ…やっと帰れるのか…」
「やっぱり嬉しいの?」
「勿論だよ。」
「その割には、全然嬉しそうな、顔は、していないがな。」
そんな論議を交わしているうちに、辺りが、光に包まれた。
「皆!!手を離すなよ!!」
そういう風に言ったのだが…
ガンッ
何か、衝撃が、走り
シロとタマモそして、俺と新羅のグループに分けられて時間移動を終えてしまった
俺と新羅以外は、皆散りじりになってしまったということだ。
俺と新羅は、時空間を抜けた時、俺は、事務所の近くの公園に居た。
「しまった!!シロとタマモが!!」
「落ち着け!!横島!!」
すっかり冷静をかき乱してしまった俺を、新羅はなだめるように、言ってくれた。
「落ち着くんだ。そんなに離れていたわけじゃないだろう?だから少なくとも、この時間よりも、遠く離れた所に飛ぶわけが無い!!」
それも、そうだ…と自分に言い聞かせて、これからの話を切り出す
「それじゃあ、戸籍の事なんだけど…」
「戸籍…?何だそれは?」
「ああ、戸籍は、いわゆる身分証明みたいなもんだから。」
「身分証明か…確かに不明だと怪しいな。」
「そうだろう?所で、名乗りたい名前は、あるか?」
「名前?…そうだな…真我(しんが)でいい。」
「真の我ね…苗字は、このままでいいの?」
「ああ…それより、美佐にも名前をやってくれ。あいつが、駄々をこねると、大変何でな。」
ふうーむ…名前か…天真爛漫の爛でいいかな。
「新羅 爛(しんら らん)でどうだ?」
「うむ。まぁいいだろう。」
「じゃあ、区役所に行くか。」
「くやくしょ?」
「ああ、書類とかを提出する所だよ。」
「えっしょるい?ていしゅつ?」
どうやら、真我には、基からこの世界の事を話さなくてはいけないらしい…
書類を提出して、俺達は、町に出た。
「それにしても、さぶいな…」
「無理も無いだろ、そんなカッコなんだから。」
真我の服装は、Tシャツにその上に羽織ったジャケットのみだ。
「服を買うにも、金がなー…文珠なら売れるだろうが…」
「金に当てがあるなら、さっさと創れ寒くてたまらん。」
絶大な戦闘能力があっても所詮は人の子…
「まぁいいか。」
横島は、文珠を売る為に厄珍堂に行く事にした。
「おおーっ!!そこアルいけアル!!」
厄珍は、恒例通りあのドラマを見ていた。
「こんにちわー!!」
「おおーーっ坊主あるか!!また、新しい薬手に入ったんだけどやらないあるか!?」
真我は、怪しい気配を感じてか感じずか、店に入ろうとは、しなかった。
「今日は、売りたいものがあるんだけどさ。」
「なにあるか?」
「これ、幾ら位になる?」
「こっこれは!!文珠じゃないアルかーーー!!」
俺は、一つ文珠を手渡した。
「で幾ら?」
「…言い値で買うアル。」
あの厄珍が言い値で買うなどとは、相当貴重な物らしい
「一億でどうだ?」
「いっ一億…」
「高いか?」
「それっぽっちで良いあるか!!?すぐ用意するアル!!現金アルか!?」
「…あっああ現金で、頼む。」
一時間後、アタッシュケース一個分の金を手に入れ、買い物に行く事にした。
ランジェリーショップ…
「おっ俺が、ここに入るのか?」
「勿論だ。男の俺が、入るわけにもいかんだろう?」
「しっしかし…」
相当、抵抗があるらしい…爛に変わってもらおうにも、まだ寝ているらしい。
「後生だから…せめて一緒に入ってくれ…」
「わかったから…せめてそんな顔をしないでくれ…」
真我は、少しおびえたような目で、俺の後ろにある店を見ているせいで…
俺が、真我をいじめているように周りの人に見られているらしい…
視線が、痛い…
俺は、さっさと、店員に、「似合う物を選んでやってくれ」
といって、真我を連れて行かせた。
三十分後…
気の抜けた、真我が出てきた。
「もう嫌だ…」
「まだまだ!!次は、服だ!!」
服は、真我の希望により男物の方を探索している。
どうせ、爛ちゃんのものを選びに行かないといけないのだけど…
まぁ今回は、すんなりと終わった。
女性洋服店…
二十分くらいで、着いた。
しかし、十七分前ほど…
「横島!!爛が気がついたようなので、変わる!!!それじゃ!!」
「ちょっと!!」
彼女の体の力が、抜けたので、体を支えた。
「う〜んっ…」
「おはよう。気がついた?」
「おはよ!!それよりここ何処?」
「ここはね…」
そこら辺の椅子に座って、これまでのいきさつを話した。
普通なら、五分で、着いたはずなのに。
「ねぇねぇこれは、どう?」
「ああとっても似合ってるよ。」
彼女は、俺が、適当に渡した物を着てみて、全部俺に見せに来る。
上の言葉は、消してお世辞ではない。
他の彼女ずれの野郎どもの視線がうざったい…
一時間がたった
どうして、女性の買い物は、こんなに時間がかかるのだろう…
その後俺は、マンションを決めたりしたあとで、町で、昼食を食べていた。
誰かに目撃されている事にも気がつかずに…
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ど〜も、黒龍です。
この前、厳しいご忠告があったので、ナデシコサイトを転々と渡りまして、かぶっているのを見つけました。(平謝り)
そこで、半ば強引に、名前を変えさせていただきました。二重人格のほうは…どうしよう…(汗)
今までの
コメント:
- どうなんでしょうか?
まあ二重人格等は無理に変える必要はないのではないかと。前回がかぶり過ぎただけですし。名前の方はまあ好みで追々ということで。
話のほうとしてはシロとタマモのことが気になる所ですね。
次回は最後に出てきた監視している人ですかね?次の展開に期待しています。 (シン)
- うむっ。面白い展開になったものよのぅ。まさか異世界編になるか?と思いきや
さっさと現代編に突入してるし。二重人格はともかくこのキャラ使ってええんかな?と思ってしまうくらいに有名なキャラでは?(某2次創作小説にて)
ま、名前も違うし、大丈夫だと思うけどね
今後の展開の中で一番気になるのは横島が2人存在するかどうか?
過去の横島がいるかどうかですね。これによって歴史が大きく変わっていくことになる。
まぁこの辺は次回から詳しく分かっていくと思うので大いに期待してますよ (renath)
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