ザ・グレート・展開予測ショー

学園祭(in横島)7


投稿者名:ゲン
投稿日時:(02/10/22)

どド度々奴堵怒
轟音が校舎に鳴り響き、その音源が横島達にむかってくる
おや?ピートとともに逃げてくる人が一人・・・
「横島さん、あれってヘルシングちゃんですよね?」
「えっ、本当だ・・・でもあの2人誰から逃げてるんだ?」
横島達の視線が2人を追う人物へと移る
・・・ピシッ
横島達の時が止まった・・・
・・・(そして時は動き出す)
「・・・はっ、なんか今『世界』をくらったような気がしたが・・・って、そんなこと言ってる場合じゃない、逃げよう」
横島達は逃げ出した
しかし、ピートにつかまってしまった
「横島さ〜ん、見捨てないでくださ〜い」
「私とお兄さまを助けてくださ〜い」
ヘルシングもおキヌちゃんをつかまえて頼んでいる
「放せ、放してくれ」
「駄目です、放したら逃げる気でしょうが〜」
そんなことを言っている間に横島たちの時を止めた(笑)人物が迫ってきた
「待て〜いピート、何故逃げる」
6人の視線が声の主へと移る
その視線の先にいた者・・・
黒いマント・・・とがった牙・・・向こう側が透けて見える半透明の体・・・そしてピートによく似た顔・・・
そう、追ってきていたのはピートの父、ブラドー(霊体版)である
「何でお前がここにいるんだよ!?」
「コウモリたちから学園祭だと聞いてな、幽体離脱してきたのだ」
横島の質問に答えるブラドー
「何でピートさんたちを追ってたんですか?」
「せっかく来てやったというのにピートのやついきなり逃げおったからだ、全くピートは小さいときから・・・」
ブラドーが愚痴を言い始める
今が好期、とばかりに全員その場から逃げ去ろうとする・・・
「待て、貴様らどこに行く!」
が、すぐに気づかれたようである
「やばい・・・!そうだ、タマモあいつに・・・」
横島が小声でタマモ(子狐)につぶやく
その言葉にタマモはうなずくと、ブラドーのほうを向いた
カッ
タマモの目が光ると、ブラドーはその場に立ち尽くしてしまった
「よし、今のうちに逃げよう」
その言葉と同時に6人は走り出した

「ところで横島さん、さっきは何をタマモちゃんにいったんですか?」
おキヌちゃんが走りながら尋ねる
「うん?ああ、幻覚を見せるようにいっただけだよ」
「よくブラドーに聞きましたね、どんな幻覚を見せるようにいったんです?」
横島の答えると、こんどはピートが尋ねる
「・・・ふっ、俺たちがさっき見たホラー映画だよ・・・」
横島は答えながらどこか遠くを見ていた
ピートとヘルシングはよくわからないようである
しかし、おキヌちゃんとシロは心の中でひそかにブラドーを憐れんでいた

つづく

おまけ  そのころの美神
美神と部長が話をしている
「へェ〜、次は極道ものに挑戦するんだぁ」
「はい、でも後何かが足りないんです、いっそのことどこかの組に聞きにいってみようかとも思ってるんですが・・・」
「ふ〜ん、そうだ。私にそういう知り合いがいるから頼んであげるわ。その人は私の頼みなら断われないから大丈夫よ♪」
「本当ですか!?お願いします」
逃げろ!元組長!走れ!元組長!美神がお前をねらっているぞ!

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