ザ・グレート・展開予測ショー

G と S、T と D


投稿者名:三遊亭楽栄
投稿日時:(02/ 6/21)

美神 「行け−−清原−−−−!!」
エミ 「なんの、負けんじゃないわよ、小松!」

さーー、ピッチャー小松、振りかぶって…
投げました−−−!
おおっと、清原、これを打ち上げましたーー。
これは届くか、これは届くか−−−−!?

美神 「うおっしゃーー!ホームランよホームランーーー!」

なんと、入りました、逆転満塁ホームランです清原。
名古屋ドラゴンズ、三点差をひっくり返され、今年も優勝を逃しました−−−!

エミ 「そ、そんな、そんな……!!」

エミさんは泣き始めました。
今年こそは、今年こそはと、気合を入れて竜のユニフォームを着て応援していたのに……!と悔し涙が溢れていたのです。

横では、無理矢理ナゴヤドームに連れてこられた横島とタイガーがビップの椅子裏に隠れてすねていたのです。

横島 「ふん、タイガースなんかな、候補にすら残ら無かったんだからな。」
タイガー 「わっしの大好きなスワローズも、今年は低迷ジャ!」
エミ 「それと言うのも、タイガー!
    おたくがツバメなんかのファンやってるからなワケよ!
    この、役立たず、役立たず!」

ゲジゲシ!
それはまた黒く焼けた足でタイガーの頭を踏んづけていたのです。
やけくそになって、八つ当たりしているかの様でした。

タイガー 「…なん、何でワッシがこんな目に……ううう………!!」
横島 「…(苦笑)……。でも避けないタイガーも、ある意味……(更に苦笑)」

でも、それでもエミさんの気は晴れませんでした。
今年こそは、テレビに「燃えよドラゴンズ2002」が流れるものとばかりにビデオ予約してきての有様だったのです。
悲しみの余りに、我を忘れて100メートル0.3秒の荒業で妙神山のてっぺんまで上り詰めて行きました。
来年に向けて更に黒魔術の呪いを身に付けようと、御参りしようと考えていたのです。
でも……

エミ 「♪りゅ〜う〜〜の神様、た〜のみ〜ます〜〜〜。
    ♪来年〜〜に向かっ〜て誓います〜勝〜〜てますように〜〜〜。」
小竜姫 「あの、私の力では無理なんですけど……(苦笑)」


その頃、地上では…

横島 「いんや、タイガースに決まってる!」
タイガー 「スワローズジャーーー!」
美神 「悪いけど、来年も勝たせてもらうわよ。
    っほーーーっほっほ、ジャイアンツは無敵ーーーー!」
高橋吉伸 「あの、ホームベース上で酒盛りしないでくれんか?」


なんと、優勝パレードやヒーローインタビューを無視してバッターボックス脇にどうどうと雪崩れ込み、
宴会をしていた美神たちであった。









ぉキヌちゃん(幽霊) 「あの、このお話はフィクションですので、怒らないで下さいね。
            特に反対を入れると呪っちゃいますよ?」
横島 「…おいおい!」

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