ザ・グレート・展開予測ショー

銀河熱風のカナタ


投稿者名:三遊亭楽栄
投稿日時:(02/ 7/ 9)


(はじめに)

『元ネタ大作戦』にあるソニーマガジンズ文庫の某小説を手に入れてまいりました。
私も読みましたが、椎名高志氏の尊敬している人物の作品と連載作品とは、確かに
キーワード、背景設定がかなりそっくりな為に、早速、書き上げてみました。

 もしも内容的に「反対」を入れるようであれば、椎名先生(及び、その尊敬する人物)を
侮辱する行為に他なりません。本当に入れた方は、二度と椎名作品を読まないで下さい。




(第19話)

じゃっぱーーん!
ぷくぷくぷく、ぽこちりんこのぽこぽっこん!


センタくんが威勢良く銭湯に飛び込みました。
それはまた綺麗な泡を立てて、飛沫を垂直に飛び上がらせたのです。
そのまま、センタ君は潜水していきました。


ぷぉこぽこりんのリンのリン!


神様 「いやあーーっぽこ!
    待ちかねていたがねセンタくん、ぽこぽこりん。」
センタ 「あっ、お湯の神様カナ!
     今回のことなんだけど―――――カナ――――…」


センタくんは、今日、学校であったことを云々赫々、近々マスカクと話しました。
とはいっても口に出せば口にお湯が詰まります。
そこで心の中同士でテレパして会話していたのです。


神様 「間違いなく、宇宙アステロイドに巣食う敵の仕業だがねリンポコ!
    その名もポコッリンポリンコ――――――」


あっ、そんなに息が続くはずが無いなんて言っちゃダメダメ。
この人たちは、元々、異星人なんだから♪

リョウ 「俺は違うッッ!!!(血管切れモード)」


センタ 「イタイタルイ団なんだがねポコポコカナ!」
神様 「あっ、神様であるワテの真似をしたら駄目だでよリッチンチリンポコ。
    どぇーも、そのイタイタルイ団の頭領というのが――――、
    かのカーメンカーメンの後継ぎのエーメンビーメン、彼が直に動いているらしいッポコ!」


話の糸が繋がりました。
といっても、アヤトリをしているわけではありませんポコ。
あっ言葉を真似しちゃいました。
許してね、この展開を読む6700京人(注 : 地球人に加え、宇宙人も含んでいます)の人たち。


センタ 「よし、わかったカナ。いくよくるよの行ってくるよカナ」
神様 「行てらっさーい!」

ぼぉぉんぶ!
お湯の神様はバスの彼方で泡のようにはじけ飛んで姿を消しました。
そしてセンタ君は威勢良く、お湯の中から叫び上げて外に飛び上がりました。


『ふッっとぉぉーーー〜〜〜!!!』

ひゅうううん、すたっ
……‥‥ぶわっき!


格好よくカッコマン!
第三の涙を寄せ付けカッコマン!

と云ったまでは良かったのですが、キャット空中三十三間堂本公一の3回転をしてしまいました。
そうそのラストで頭を打ち付け、カナタはドクドク血流し、気絶しかけました。
でもがんばって役をこなしています。


センタ 「さあ頭の地図張カナ、今日のエーメンビーメンの居場所はどこだカナ、出湯は何処だカナ!」


ぱらぱらぱら……頭にある地図張が検索をはじめました。
結果、指し示した場所は一応町のがんばりまっし湯近辺です。
さっそく目的地に向かって、空を飛びメザシを食いながらめざしました。


この世にサッチーはひとりだけど、幸無く苦しむミッチーもいる。
世に悪は栄えなくても、聴くに堪えないジャイアンの歌。
悪気は無くても悪の気配が木霊して、ぉキヌちゃん苛めの大好きな楽栄ちゃん。
東京の水はクセッ気あるとしても、直ぐに飲めちゃう南アルプス天然水。
風呂に使った楽栄ちゃんは¥3500も出費、ダンボール空けちゃって母親に勘当され。
だけど、それでも、好きだよリンスガー。
入浴中のしずかちゃんも大好きだ、来津 輝。
アニメが特撮が何なんだ、それも映像に合ってない。
唄います、ギザギザハートの子守唄。
そしたら赤ん坊起きちゃった、当たり前だの後ろ目だ。
ぉキヌちゃんの子守唄が何だ、ラストCDの最後に収録、引きこもりの歌じゃんか。
「根暗マンさ!」の笛でぉキヌちゃんファンさらに暗くなれ。
これでファンに『大激怒』、ヤットデタマンのDVD早く出せ。


ヒュー−−ーん…ヒューストンのスタタン!
間奏を入れたところで時間狭しと、オンセンガーへと変身しきったセンタくんは、いつの間にやら
入浴中のたおるちゃんをリンスガーに変身させて一緒に連れて着地していました。


リンスガー 「もう、大胆なんだからん♪」
オンセンガー 「気ぃ抜いちゃ駄目だカナ。
        エーメンビーメンを倒すまでは―――――――」
エーメンビーメン 「ほっほっほっほ、登場遅かったわねぇ。
          もう既に、サリンの元を各地温泉の湯元に塗りたくっちゃったわよん。」
リンスガー 「もう、オカマの亀山哲彦ちゃんてば。」


説明しちゃいましょう。
亀ちゃんは、けっして股間のことではなく、甲本ヒロトちゃんのお友達のことなのです。
ハイローズだかスワローズだか知らないけど、ヒロトちゃんのバンドの方がドンドン有名に
なってしまったので、とにかく僻んで悪に成り染まってしまったわけです。
そこで、何もかも壊そうと、アサハラ逮捕の前にサリンの構成物質を盗んで風呂に繋がる水道管の
部分をさがして、塗りたくった結果……銭湯に入る多くの学生が学校を休み、クラス閉鎖が
増えたというわけだったのです。恐ろしいですねえ。


エーメンビーメン 「本名だしちゃダメダメ、コマネチコマネチ。
          ついでにオンセンガーちゃんたちも葬ってあげる。
          ではこの攻撃だ、

          『台詞と役を入れ替えただけでこんなの展開予想とは思えません』!」

リンスガー 「なんの、こっちは
       
       『同人的要素を汚す発言は止めましょう』!」

リンスガーは咄嗟に、自分で書き込めるタイプのパネル型除霊札で跳ね返しました。

エーメンビーメン 「なかなかやるわね。」
オンセンガー 「当然の事カナ。
        同人界が消えた後のことを考えるカナ。
        恨みや妬み、僻みが一瞬で拡がって、それはもう、下手をすれば日本どころかアジア中が混乱をきたすカナ。
        カナタはこの攻撃カナ

        『怪傑ズ抜刀』!」

エーメンビーメン 「古すぎ古すぎフロスキー!ぽいぽい、ぽぽいぽい!」


怪傑ズ○ットの格好をした星龍刀もどきの模型をビーメンは捨て去りました。


オンセンガー 「じゃあ『温泉タマゴ』カナ―――――」


ベチョンチョ!
エーメンビーメンのもともと腐敗した体は更に臭くなり、近寄りがたくなりました。


エーメンビーメン 「殻剥いてから投げるなんて卑怯だぞ!」
リンスガー 「この隙に、とどめを刺しましょう。」
エーメンビーメン 「何をゴチャゴチャ云ってる!もういかった。《怒りの織田葡萄》攻撃―――」


オンセンガー、リンスガー 「せーの、

              『リンダリンダを捩って《ビン○ディンだー》と唄った楽栄の落第通知証』ーーー!」
エーメンビーメン 「てっっひゃーーーああ〜〜〜〜〜!」


三たび、せつめいしちゃいましょう。
怒りの織田葡萄ていうのは、《怒りの葡萄》という本を勝手に織田無道が改良出版した違法本のことです。
此れを読むと、幽体離脱してしまい即座に浄化されてしまうシロモノだけに回収されました。
下手な、『小鳩バーガー』よりも怖いのです。

でも、楽栄さんの唄った《ビンラ○ィンだー》というブルーハーツのリンダリンダを捩って宗教曲に変えた
レベルの方があまりに洗脳危険度も高すぎて敵わなかったのです。なにしろ、シャウトしますから。
そして、上からのお達しで高校留年してしまった楽栄ちゃん。


ま、エーメンビーメンを追い払ったものの、再度復活して何かをやるでしょう。
その度に、オンセンガーとリンスガーの戦いはまだも続くのです。
ああ、ポコポコポコポッコン、シャワランランラン、シャワランシャワランラン……



「ああ、いい湯だなぁ。」
「シャンプーとリンスが、目に入って涙が止まらない…」




          C  A  S  T


     星野センタ(オンセンガー)   カナタ
     三浦たおる(リンスガー)    ユウリ

     お湯の神様           星野リョウ
     エーメンビーメン        現在連載中のエイリアン

今までの コメント:
[ 前の展開予想へ ] [ 次の展開予想へ ] [ 戻る ]

管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa