シロのお使い 総集編 そのA
投稿者名:たっちゃん
投稿日時:(02/ 5/ 7)
次の日の夜
シロはやっとの事で東京に着いた
シロ「つ、ついたでござる〜」
足はふらつき泥だらけになっていた
シロは懸命に歩きながら横島のいる所へ
歩き出したが・・・
ドサ・・
シロは倒れた
ぽつぽつ・・・・・・・
ザー−−−・・・・・
雨が振り出した
シロ「拙者は・・・ここで・・・死んで・・しまうので・・ござるか?」
シロは残った力で懸命に歩き出した。
そして力尽きた。
雨がシロの体温を奪って行く。
その時
人物Aが来てシロを抱き上げていった。
人物Aはそのまま自分の家に引き返していった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてここは横島のいる所
横島「シロおそいなー度ーせどっかで道草くってんのかなー
文殊の予備を作ったのは失敗だったなー
ここにきれーなね−ちゃんでもいればつくれんのに」
横島はのんきなことを言っている
横島「よく考えればもう1日何も食ってないことになってるなー
その辺になんかないかな−?
あれ?しいたけがいっぱい。なんか作るか」
そう言うと横島はおもむろにしいたけを焼き始めた。
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人物Aの家
シロが目覚めた
シロ「ここはどこでござるか?」
とてつもなく古ぼけていた部屋であった
??「おお、起きたか!」
シロ「あれ?、カオス殿でござるか拙者はどうしてここに」
ねているシロの顔を覗き込んだのはカオスだった
カオス「いいや、最初はびっくりしたぞ
マリアがおまえを拾ってきたんじゃ
はて、名前なんじゃったけ?」
シリアスな場面が一気にギャグになった
シロ「シロでござる!忘れないでほしいでござる」
カオス「おーそうじゃたな、何しろ最近もの忘れがひどくての
いまマリアがおかゆをつくっとるからもうすこしねておれ」
カオスはそういって部屋を立ち去った
入れ替わりにマリアがやってきた
マリア「心配ない・もう・熱は・下がりました・もう少し・寝ていてください」
ぎこちないしゃべりでもマリアはとてもやさしかった
シロ「かたじけないでござる」
そういっておかゆをシロに食べさせた
マリア「おいしい・ですか?」
シロ「おいしいでござる!!」
シロはおかゆをすべて平らげて
眠気がしている所だった
マリア「もう・寝ますか・おやすみなさい」
シロ「おやすみでござる」
まりやは笑顔をシロに見せると部屋を立ち去った。
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そのころ美神たちは
美神「もー横島はどこ行っちゃったのよー」
キヌ「まあまあ美神さん落ち着いて」
タマ「昨日のは夢だったのかしら」
美神「おまけにシロもどっかいっちゃったし」
キヌ「きっとそのうち帰ってきますよ
さあもう今日は寝ましょう」
美神「そうね」
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目がさめた
シロ「ここは・・・」
マリア「おはよう・ございます・ミス・シロ」
シロ「あ、そうだお使いの途中でエミ殿に追われて
青森まで行っちゃって唐巣殿とピート殿に会って
それからはしって帰ってきてそのあと倒れて
それでマリア殿の世話になってるでござった
あ、大変でござる横島せんせーのお使いを
すっかり忘れていたでござる。
早く行かねば」
シロは今までのことをすべて思い出した
もうお使いが始まってから2日である
シロ「マリア殿、ありがとうでござる。世話になった出ござる。」
マリア「もう・行かれる・のですか・それでは・また・お会いしましょう」
そういって手を振ってくれた。
シロ「急がねば、せんせーが餓死するでござる」
シロはハイスピードで走った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おキヌ「横島さん遅いですね、
もう夜の5時ですよさがした方がいいんじゃないですか?」
昨日と変わっておキヌは心配していた。
美神「あんなのどうでもいいわよ。それよりもタマモ
シロの匂いわかんない?」
タマモ「あたしは犬じゃないんだから」
美神「やっぱりねー
この分だと多分横島とシロはいっしょに
いるんじゃないかしら」
おキヌ「そうかもしれません、探してみましょう」
美神「そうね」
美神たちは横島とシロを探し始めた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
横島「うんーまい」
こちらは横島の方
横島「100円ライターもっててよかったー
じゃなきゃこんなうまいしいたけ食えなかったもんなー」
横島は毒見もせずにいっきに一口で食べた
横島「それにしてもシロは遅いなー」
横島はシロに待ててくれといわれたのでずーっと待っていた
もう文殊の一個ぐらいはがんばれば
作れるのだが
シロ「あともう少しでござる
はぁはぁはぁはぁ・・・・・・・」
シロはあとっちょっとのところまできていた
シロ「あっ、よこしませんせー!!」
横島「んっ、シローーー」
まさに感動の再開とはこのことだ
横島「シロ、おそかったなー
何してたんだ−」
シロ「ちょっと邪魔が入ったでござるよ
そうだ、せんせーこれをお受け取り下され」
横島「うん・・ん!?」
シロ「せんせーどーしたでござるか?」
横島「期限切れだ」
シロ「へ!?」
シロは固まった
横島「いやーわりいわりいまさかこんなもんが入ってるとは思わなかった
あ、でも大丈夫だぞシロ
俺がこうして・・ふんっんーー」
キ−ンシュパ
横島「はぁはぁはぁほらできた」
横島が作ったのは移の文殊だった
シロ「これで帰れるんでござるか
やったでござる」
シロは初めて家のありがたみがわかったようだ
横島「行くぞ」
シロ「はいでござる」
キ−ンシュン
こうしてシロと横島は家(事務所)に帰りました。
おまけ
美神「そっちいた−」
おキヌ「いませーん」
タマモ「こっちもいなーい」
お散歩コースをしらみつぶしにさがしていた
美神たちだった
おわり
今までの
コメント:
- どうもこんばんは。前回の総集編の@では大変失礼いたしました(汗)。今回は展開としても、ストーリーとしても完全に賛成です。思えばこのシリーズは色々なキャラが登場しましたね。こうやってまとまった形で読み返すことが出来たので、面白かったです。現在連載されている「美神の秘密」シリーズも楽しみにしておりますので、頑張ってください♪ (kitchensink)
- 横島。骨折したまま二日間も放置されたのに、シロの頑張りを汲みとって文句のひとつも言わない………ズバリ愛だな、愛!!(←バカ)
それにしても健気だ、シロ……。横島が羨ましい……。
よっしゃ! 俺もいっちょ、ポキッとやってみるか!(←本気) (黒犬)
- ……えと、後日談がカットされたのは次数の都合でしょうか? 読んで見たい方がいらっしゃれば、これと同名のタイトルで検索ですね。 (斑駒)
- ↑×2やめなさーい!(汗) (猫姫)
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