坊っちゃん
投稿者名:与作
投稿日時:(02/ 4/22)
私の名は、通称“爺”。 この屋敷の坊ちゃまに仕える支配人です。
この数十年間坊ちゃまに仕え、お世話をいたしてまいりました。
坊ちゃまは大変凛々しく、立派な紳士に成長なさりました。
しかし、私は知ってはならない事を知ってしまったのです。
この屋敷には、「開かずの間」という部屋があります。開かない訳ではないのですが、
我ら従業員は絶対入ってはいけないとされる部屋があるのです。
ある日、私はいつも通り坊ちゃまのお世話をし、坊ちゃまが寝室にお入りになるのを
確認して、休憩室で一休みをいたしておりました。一時間ほど経った後、私は部屋の戸締りを確認するのを忘れていた事に気づき、休憩室から二階へと向かって階段を上りました。その途中で、ドアの開く音が聞こえたのです。
寝室からお坊ちゃまが出てきました。こんな夜中に何処に参られるのかと、
気づかれないように隠れて覗いていたのですが、お坊ちゃまは廊下を奥の方へと進み、
なんと、あの「開かずの間」へと向かっているではありませんか。
お坊ちゃまは開かずの間の入り口で立ち止まり、辺りを見回し、そっと部屋の中に入っていかれました。
私は部屋の壁に耳を当てました。 す、すると、
スポッ!!
という音が聞こえてきました。それと同時に、
「明日はどれにしようかな?」
というお坊ちゃまの声が聞こえてきました。
そう、坊ちゃまは“ズラ”だったのです!!
しかし、これだけでは御座いませんでした。今度は、なにやら着替える音が聞こえてきたのです。そして、
西条「横島く〜ん! 時給さげるわよ!!」
西条「先生ー!! 散歩にいくでござる!!」
西条「令子ちゃ〜ん! そんなに怒らないで〜」
西条「ピートは私が最初に目をつけたワケ!!」
私は耳を疑いました。そう、お坊ちゃまには「女装癖」があったのです!!
あれ以来、私は体調がすぐれません。坊ちゃまが、
「ズラ」 で 「女装癖」 があったなんて・・・・・。
私はその数日後、支配人という職を辞めました。
−−−−終わり−−−−
今までの
コメント:
- 西条の七不思議でした・・・・。以上 (与作)
- 面白かったです(笑)。けどいくらなんでもこれだと西条が可哀想な気がするので(ズラは万が一にもあり得ても女装癖はちょっと←汗)、中立にさせていただきました。 (kitchensink)
- せめて、モノマネ癖と言ってやってください・・・ (NGK)
- 西条の意外な趣味に大笑いした反面、何処か納得もしてしまいました。
彼のように自尊心の強いタイプは、きっとストレスも物凄く、ハゲも女装癖もその辺りから来ているのではないでしょうか。不憫な男ですね(笑) (ぴくみん)
- 嗚呼……
西条がこんなことしているから、『変装』だの『コスプレ』だのというキーワードでこのサイトがヒットしてしまうようになっちまったんだ……(←違!) (魚高)
- ↑… … … ホントだ。ひっかかりますね(汗) これで訪問者の方も増えるかな?(←謎)
しかし「西条は実はヅラだった説」って、あっという間に展開予想内に馴染んでしまいましたね。私もスンナリ受け入れてしまったクチですが、考えてみると少し不思議です。
そして今回のコワれっぷりですが、違和感は拭い去れないものの、
ツルツルの頭にあの太い眉で女装して「令子ちゃ〜ん!」を想像してしまいますと…………(以下発言不能) (斑駒)
- ↑コメント不能ぅ……さいじょおぉぉ……
嗚呼、展開予測内では最早ギャグキャラと成り下がってしまったか西条…… 初登場時のあの凛々しさは何処へ…… (ロックンロール)
- 十字が泣いてるぞ・・。 (トンプソン)
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