#新歓企画!『対決!!』Ver.みみかき(4)
投稿者名:みみかき
投稿日時:(02/ 9/ 4)
(CM開け(笑))
「はいっ、こちら実況席です。
先程神の奇跡によって乱入してこられた”愛のドッジ弾平コンビ”は、おキヌちゃんの天使のお説教により退場の模様です。
ありがとうございました。アナタ達のおかげで浜辺の秩序は守れました」
「よほど怖い事を囁かれたのでしょうね……。二人とも肩が震えております。 あまり内容は知りたくありませんが。
あ、待って下さい?横島君が何やら二人に話しかけていますよ?」
「ううむ、これは…先の二人が三人と合流するみたいです。 あ、今サングラスとマスクを二人が取りましたっ。
あ〜〜どうやら二人の正体は横島の職場の同僚、”人間フェラーリ”ことシロちゃんと”うどん屋破り”タマモちゃんだったのですっ!
意外でしたねー。私は全然気づきませんでした」
「あなた以外、みぃ〜〜んな分かってましたけどね、正体。
さすがに横島君、海に来たかった二人の哀れな姿に憐憫の情が動きましたか。うふふ(はぁと)」
「そんなに朗らかに仲間に入れた様にはみえませんが……。横島の方は人生最大の選択に失敗したかのごとく頭を掻きむしっていますが。
おキヌちゃん、小鳩ちゃんもなにやら頭痛を堪えるような表情をしています」
「年下と女の子に甘いのは横島君の美徳ですよ?微笑ましいじゃないですか」
「甘いっ!甘いっす!! 今日彼らは大人の階段を駆け上がって、まだシンデレラな自分達とバイバイ!また会お〜ね!する為に
この湘南の海にやって来たのではないですかっ!情に流され大局を見失ってはいけませんっ!」
「あなた、さっきまでの自分の発言忘れきってませんか? まあ、別にこれで横島君の思惑が消えたって事でもないし、
おキヌちゃん達の”もう一歩前に進む”チャンスが消えたわけでもないですから。ジャミングは入るでしょうけど、ふふふ」
「あ、そろそろ人数も増えたことですし、どこかで遊ぶみたいですよ?
何かタマモちゃんが海原を指差しているようです。何かあるのでしょうか?」
「ええと、あーゴムボートの様ですね。すぐ近くでレンタルしてるみたいです。アレに乗りたいって言ってるみたいです」
「そうですか。比較的スタンダードな遊びですね。横島達、レンタル屋の方に向かっている様です。
しかしアレは五人乗るのには無理がありませんか?」
「ええ、あちらの看板には四人乗りと書いてあります。しかし一人余るからといって4・1に分けるのも寂しいですし、
まぁ3・2で分乗するのでは……はっ!!」
「どうしました?愛子さん」
「罠ですっ!!これは巧妙な罠が待ち構えていますっ!」
「え?いったいどんな…」
「二人乗りの方に横島君を乗せてしまえば、おキヌちゃん、小鳩ちゃん、シロちゃんのうち一人が横島君と水着で二人っきりとゆー危ういシュチュエーションになってしまうじゃありませんか!!
しかも横島君にも利があるため、断る理由がありません! この状況での数少ないチャンスですもの」
「むむ、しかしタマモちゃんと乗るハメになったら……」
「その時はボートの動力源として、タマモちゃんが飽きるまでひたすら漕ぎ続ける事になるでしょう。何にしても危険な状況ですよ!」
「あっ、今波打ち際にゴムボートを持ってきました。 えっと…、ジャンケンをするようですね。
ああ、今、横島がジャンケンをする前に、その輪の中からはずれましたっ。何か有無を言わさず女の子四人が集まっています」
「ここまでは予想通りです。さて誰が最後に生き残るのかっ?!誰が真っ先に脱落してしまうのかっ!
じゃーんけーん、ぽんっ!」
「あ、シロちゃんが負けたようです。何かお約束ですねぇ。」
「ああ、可愛そうに、尻尾が股の間で丸くなっています。がっくりと膝をついて…
あ、浜辺の砂を集めて取り出した袋に詰めています。いったいドコから覚えてきたのかしら」
「さぁ、第二回戦が始まるようです。 じゃんーけーん、ぽんっ!あーいこーで、しょっ!」
「タマモちゃんが負けちゃいましたか。しかしあまり悔しくなさそうですね」
「もはや、勝負の決着から横で泣く泣く砂をかき集めてるシロの方に興味が移っているようです」
「そして残るは二人! 本命同士の決勝戦となりましたっ!
純真な乙女の、ヤヤたれ目と大たれ目が静かに火花を散らしております! 勝つのはどっちだっ!!」
「彼女達の背後には、もうオーラというよりスタンドがオラオラドラドラと激しくぶつかりあってるような、
そんな切り立った空気が浜を占領しています!」
「さぁ、勝負だっ!じゃーいけーん、ぽんっ! ぽんっ、ぽんっ、ぽんっ!! 勝者はっ?!」
「………小鳩…ちゃん?」
「あああっ!勝ったのは小鳩ちゃんですっ!彼女らしからぬガッツポーズで喜びを露わにしています!
てゆーか、それ勝ったのか小鳩ちゃん!それでいいのか小鳩ちゃん?!乙女のピンチですっ!!」
「おキヌちゃんのほうは真っ白になって、うな垂れております。気を失っているかも知れません」
「どうするのだ小鳩ちゃん!このまま横島の欲望の生贄となってしまうのでしょうか?!
人類に明日は無いのか!そういう状況の中で、皆様にはお知らせを挟みまして引き続きこの歴史的犯罪をお伝えしますっ!」
今までの
コメント:
- 今回やりたかったのはね、二人の掛け合いだけでどこまでストーリーが作れるか。
会話文だけでどこまでやれるかってトコだったんだけど…。
難しいなぁ、うん。 (みみかき)
[ 前の展開予想へ ] [ 次の展開予想へ ]
[ 戻る ]
管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa