ザ・グレート・展開予測ショー

アシュタロスを継ぐ者〜ニ章(その三)〜


投稿者名:ゆうすけ(侍)
投稿日時:(02/ 6/22)

「えー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コホン!」
小竜姫様は恥ずかしそうに咳き込んだ。
まぁそりゃね・・・・・・・・・ヒャクメがいたのに今まで気付かなかったとありゃあしんぞくの面子丸潰れだし・・・・・・・・・・・・。
  ギロッ
「横島さん、何か?」
ひっ!睨まないでぇ〜〜〜〜!
「い、いえ・・・・・・・・」
「そ、それでは早速始めるのねー」
  ペタン
ヒャクメは空元気にそう言い放つと、いつか大昔の京都に時間移動して行った時に美神さんの額に付けたアレを隊長と自らの額に貼り付けた。
「ん―――――」
目を閉じて集中しだした。おそらくもう意識の中に入っているんだろうな。
  パッ
と、突然ヒャクメが目を開いた。
「ぷは〜〜〜〜〜!!終わったのねーー!!」
隊長は!?
「ん、んん・・・・・・・・ココは・・・・・・・・・・・・・?」
「「「隊長!!!」」」
「ママ!!!!」」
「美智恵くん!!」
「小竜姫様?・・・・・・・・・・・・・・・・・・という事はココは妙神山なのね」
「そうですよ。あなた達はバチカンでの戦闘での後、負傷してココに運び込まれたんですよ」
「そう・・・・・・・・・西条くんは?」
「西条さんはまだ意識を戻してませんよ。アッチに「とっとと目ぇ覚ましやがれーー!!」って横島さん・・・・・・・・・」
  ドガッ!
「ガッ!」
まあこれで目を覚ますだろうな。
「貴様って男は!!」
西条が俺の胸倉を掴んできた、作戦終了みたいだな。
「おいおい、誰がその腕治してやったと思ってんだ?」
まあだからってこんなことして良い訳じゃないけど。
「えっ?そういえば確か斬られたはず・・・・・・・・・君が治してくれたのか?」
「まあ完全にもとに戻ったって訳じゃないけどな。治すついでにパワーアップさせといたぞ」
「パワーアップ?なんでまた・・・・・・・・」
「まあ後でわかるよ。それより隊長!って何してんすか・・・・・・・・?」
隊長はさっきまで俺たちが食事していたテーブルで食事していた。
「何って食事よ。いや〜〜〜〜お腹空いちゃってさ〜〜〜〜〜」
なんだかなあ・・・・・・・・・・・・・。
  ドカッ
美神さんが隊長の向かいの席に座った。
「ママ、気になる事があるんだけど」
「何?令子」
「さっき、ママの記憶見せてもらったの」
「それで?」
「ママが記憶の中で言ってたわ。『もしもの事があったらあいつに』って、私の知らない人間だわ。誰なの?」
  カタン
隊長が箸を止めた。
「まあもうじき来るでしょうね。向こうでの後かたずけが終わったら、すぐにでもコッチに来てあなた達を鍛え直してくれるそうよ」
「鍛え直すって・・・・・・・・・・どう言うこと?」
「また・・・・・・・・・・・・・来るべき時が来たってことよ」
「またって・・・・・・・・・・ア、アシュタロスは死んだはずだわ!!」
動揺と恐怖とが入り混じった顔をしながら美神さんは立ち上がった。
無論、盗み聞きしている俺たちにも動揺の色は隠せない。
「ええ、確かにアシュタロスは死んだ・・・・・・・・おそらくなにか別の者が・・・・・・・・・」
「別の者?」
スッと隊長が立ち上がった。
「ま、今ココで動揺してちゃ話しにならないわ!私達があなた達の強化プランを練ったからには是が非にも強くなってもらいます!!いいわね!!?」
「「「「「「「はい!!!」」」」」」」

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