未来へ戻れ!!(前編)
投稿者名:ライス
投稿日時:(02/ 4/24)
ど〜も……、やっと短編へ入れました。では、本編をどうぞ…。
未来へ戻れ!!(前編)
ここはドクター・カオスの住んでいる幸福荘の庭先……。
カオス「フフフ……ッ!ついに完成したぞ!?世紀の大発明じゃっ!!この天才、ドクター・カオスの手に掛かれば、こんなもの朝飯前じゃっ!ハーッハッハッハッ!!」
で、翌日…、美神の事務所。
美神「ドクター・カオスがタイムマシンを完成させたぁ!?」
横島「ハァ、そうらしいスよ…。で、さっき会ったときにその件で美神さんに用があるから、コッチに来るって……。」
横島の話を聞いた美神に、一抹の不安がよぎった……。
美神「ナンカ、ヤな予感がするわ…。まさか、協力しろって言うんじゃ……、」
カオス「その通りっ!!」
美神&横島「わぁっ!?」
イキナリ現れたドクター・カオスとマリア…。
美神「イキナリ現れるなっ!このクソジジィッ!」
カオス「まぁ、そう怒るな。で、モノは相談なんじゃが……、」
美神「イ・ヤよっ!」
けんもほろろに断る美神……。
カオス「ンッ!?なんでじゃ?」
美神「ど〜せ、タイムマシンを借金して作って、それに首が回らなくなったから、私にその金を出してくれって、頼みに来たんでしょ!?」
カオス「イヤイヤ……、そうではない。実は、理論上は完成したのじゃが、部品が足らないのじゃ…。時間移動能力者というな……っ!」
美神「はっ!?」
カオス「要するに、実験を手伝って欲しいという事じゃ…、アトこの小僧にもな…。」
横島「エッ!?オレも……?」
カオス「ブツはマリアに運ばせて、勝手にガレージに置かせてもらった。では、ついてきてくれ…。」
カオスは二人を引き連れてガレージへ向かった…。すると、そこには改造された型の相当古いニッ◯ンのス◯イラインが……。
横島「古くせ〜車だな…。」
カオス「だまれっ!マァ、これはタイムマシンと言うより、時間移動能力者が移動する時間を正確に制御できるというシロモノじゃ……。」
美神「要するに、私かママがいないとこのクルマは役に立たない、タダの鉄くずってわけね…。」
カオス「うっ……(汗)(さすが、美神令子……、イタイトコロをついてくるわい…。)」
美神「まぁ、イイわ…。どーせ、今日はヒマだし…、で、報酬の方はいくらかくれるんでしょーね?」
カオス「ンッ!?ワシにそんなカネ、あるわけないじゃろ?大丈夫じゃ、タイムスリップ先で、歴史的価値のあるものをくすねてくればよい……。」
美神「なるほど……、それなら協力してもイイわっ!…で、どうやって動かすの、コレ?」
カオス「ウムッ!そこで、じゃっ!小僧、オマエの出番じゃっ!」
横島「エッ、オレッ?」
カオスに呼ばれて説明を聞く…。
カオス「文珠で、雷を出すんじゃっ!時間移動には、雷みたいな莫大なエネルギーがいるからな…。オマエの文珠がそのエネルギーを出す一番手っ取り早い方法なんじゃ。だからそのために、このクルマは電気自動車に改造したのじゃ。」
美神「で?どうすれば、動くの?」
カオス「ウムッ、エネルギー炉に文珠2.3個を入れて、美神令子、オマエは、運転席に着いてシートベルトをしろ。そのベルトから能力者の力を読み込んで、このメーターで、時間を設定できるハズじゃ…。あとは走るだけじゃが、理論上では時速120kmで移動できるはずじゃっ!」
美神「分かったわっ!じゃ、横島クン、行くわよ?」
横島「アッ…、ハイッ!」
と、そこに学校から帰ってきたおキヌも加わり、三人で行くことに……。」
カオス「それでは、無事に帰ってくることを願う!くれぐれも気を付けてなっ!」
美神「それじゃ、また後でネっ!」(バタンッ!)
そう言って、車に乗る美神達。
横島「……で、どこの時代に行くんスか?」
美神「そうね……、四百年ぐらい前に行きましょうか?」
ピピッ!1548年と適当に年号を設定し、クルマを動かす……、ブルルル〜ッ、バシュ〜〜ンッ………、クルマは時空の彼方へ……。
で、ここは戦国時代…。信長はいつものように、日吉を連れてぼ散歩をしていた…。が、警護の一益も…
信長「オラァッ!行くぞっ!サルッ!」
日吉「ヒエェェェ〜〜ッ!?まっ、待って下さい〜っ!殿ーーーっ!」
一益「お待ちくださいっ!殿っ!」
馬に乗っている信長を必死で追いかける日吉と一益…。すると、突然信長の目の前に…、
(バシュ〜〜〜ン………ッ)
信長「!!っ…、ウワァァ……ッ!」
突如現れたス◯イラインに馬が驚き、信長は馬から転げ落ちてしまった…。
信長「イテテ……ッ!なんだぁっ!?この鉄のかたまりは…。」
日吉「とっ、殿っ!大丈夫ですか?」
信長に近寄る日吉。
信長「アァッ……、って、コラァーーッ!!アブネーだろっ!こんな道ばたにこんなモンあったら。コレの持ち主、出てきやがれっ!」
怒る信長など知らず、クルマの中の美神達は相談をしていた…。
美神「ナンカ、外がウルサイわね…、出てみましょうか?」
横島「ソっスね…。」
おキヌ「なんだかドキドキしますね…。」
ガチャッ!鉄のかたまりから人が出てくる……。女二人と男一人だ…。
信長「ンッ!?人が出てきたな…、何やら見慣れねぇ服着てやがるな…。オイッ、コラァッ!」
美神達「ンッ!?」
ついに出会った美神達と信長達…。さぁね、これからど〜なる!?
一方、現代……。
マリア「ドクター・カオス・コレは・何デスカ?」
タイムマシンが消えた地点に落ちていたネジをカオスに見せるマリア…。
カオス「……ハテ………?」
大丈夫か?ドクター・カオス?そして、タイムマシンッ!果たして美神達は無事に現代へ帰ってこれるのか?……以下後編へ!!
今までの
コメント:
- どーも、久々の物語です。今日から椎名先生の新連載が始まる、と言うことで前2作品の主人公達を競演させてみました。いかがでしょうか?後編では美神と信長の対決を書ければ、と思っています。お楽しみに…。で、突然ですけど、アンケートに答えてもらいたいのです。もうシリーズ化してしまったパロディ小話のことです。タイトルだけ決まって内容をこれから考えるのですが、皆さんにどれが読みたいか聞きたいのです。では次の中から選んでください。 (ライス)
- 1、鉄腕マリア
2,Dr、スクラップ
3,絶叫の艦隊
4,奇才美神教授の生活
5,KATANA 以上5つです。
では後編で、それでは。 (ライス)
- ドクター・カオスの発明品ってマリア以外は殆どロクに役に立ちませんね。そもそも今回はカオスを信用してしまった令子たちの行動がいけなかった気がします(笑)。しかもよりによってタイムスリップ先であんなタチの悪い人に...(再笑)。これから気に強そうな&タチの悪い二人(令子&信長)が、どういうバトルを展開してくれるのか楽しみです♪(誰もバトルとは言ってない) あ、私としては1番の「鉄腕マリア」がいいと思います。 (kitchensink)
- バックトゥ ザ フューチャーを思い出しました。文殊を燃料とし、美神の能力を使ってタイムスリップ、なるほどとおもいました。カオスの発明は心配ですが暇とはいえすんなり美神がOKしたのは、価値のある物が手に入るためでしょうか(多分、これが最終目的でしょうね)。美神が過去に行くのは怖いですね。歴史を変えてしまいそうで・・・。
あ、私も1番がいいです。 (与作)
- 与作さんの言うとおりですね。しかし、Drカオスの作るものっていつも中途半端に役立ちますし、美神さんが『命』と『金』のどちらを優先するのかってところが疑問です。
ちなみに、『アトム』と『マリア』の類似点は結構あるんですよね。硬かったり力持ちだったり足の裏のブースターで飛ぶとか…もしかして椎名先生はそのつもりで…?
あ、すいません。私も一番が良いといいたかっただけです。 (マサ)
- ↑×2
「思い出しました」って、題名がそのまま……
新連載の件ですが、まさか一番を選んでも最後のシーンは変更されますよね?
それだったら……いっちば〜ん♪(←なにか勘違いしている) (魚高)
- ねじが取れてしまって大丈夫かな…(たぶん大丈夫じゃないとおもう)
次回が楽しみです。 (3A)
- タイムマシンに乗るなら、せめて税金の無い時代に飛べば良いものを(笑)
帰って来れるとは限らないんだから(笑)
そもそもカオスに電気自動車に改良するほどの脳力あったのかい!
2,Dr、スクラップに期待!! (ギャグレキスト後藤)
- ↑この機械自体は、マリアを参考とした時空ジャイロ(造語)を造れば済む事ですし、電気自動車と言っても、エンジンの代わりにモーターをつけるだけですから。
しかし、時空移動もエネルギーも能力者に頼るようなものを開発しても一般には意味をなさない(有り体に言って金儲けにならない)と思うのですが、それでも造って試さずには居られないあたりに、カオスの探求者根性が滲み出ていますね。
それで個人的にはマリアのツッコミの前に、実験の成功を高笑いして喜ぶカオスが(パロディ的にも)欲しかったような気もしますが、展開自体は非常に面白いので大賛成です。
『鉄腕マリア』……あ、次はマリアが主人公の小話を書かれるんですね(←心中既定事項) (斑駒)
- ↑×8 じゃあ私は4番を……(笑)
思いっきりバック・トゥ・ザ・フューチャーなタイムマシンの外見や、結局は時間移動能力者に頼らざるを得ないという微妙な本末転倒さ。何か、カオスのカオスオーラがむんむんと感じられますね。で、彼らは殿と愉快な仲間たちとどのようなカラミを……? (ロックンロール)
- 俺、カオスに弟子入りしよーかな? (トンプソン)
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