あこがれの遠い丘
投稿者名:アフロマシーン改
投稿日時:(02/10/24)
あの丘をこえれば、ママに会える。
そう考えて、てくてくと何度も丘を登った記憶がある。
結局たどり着けはしなかった。
そのあともらった拳固で、あやうくたどり着きそうになったが(笑)
ママを死なせたのは、俺だ。
ママは赤ん坊の俺を残して、遠い世界へいってしまった。
俺に命をくれたその女性のおもかげを、俺は知らない。
一枚きりのあせた写真とわずかな人語りのみが、脳裏に像を結ぶ。
あの丘をこえれば、ママに会える。
病弱でママに頼りきりだった俺は、丘をこえるために決心をした。
絶対強くなってやる。
強くなって、いつかきっと
丘をこえてママを迎えにいくんだ。
かおりが赤ん坊に乳を含ませている。
ママ、あなたの血をうけついだ孫です。
もしかしたら俺は
丘をこえたかもしれない。
今までの
コメント:
- 最初は、
かおり、俺におっぱいを飲ましてくれないか?
とかそういうあほな考えを元に、書き連ねていましたが、結果として入る余地がなくなってしまいました(爆)
出だしは、国語の教科書の「あの丘をこえれば海が見える」ですね。なんかおっぱいをどうやってだそうか考えているうちに思いつき、ぜんぜん別なものになってしまいました(爆) (アフロマシーン改)
- 最後にスペースをあけるのをミスったのが少し無念であります。はい (アフロマシーン改)
- 先生! アフロさんの作品ですと女性キャラの露出度が高い気がするのですが、気のせいでしょうか!?(挨拶) 行数にするとわずか18行の作品なのですが、それでもアフロさんが伝えたかったことがしっかりと現れていたと思います。幼い頃に母親を亡くしたことを自分の責任と感じてしまっている雪之丞ですが、どうやらそれに打ち克つ「強さ」を手に入れたみたいですね。何気に子持ちになっているゆっきー&弓コンビもツボでした(爆)。投稿お疲れ様です♪ (kitchensink)
- kitchensinkさん、コメント大変ありがとうございます。
>打ち克つ「強さ」
最初の構想段階では、雪之丞は丘を乗りこえていなかったんですよ。でもかおりが乳を子供に与えている姿を書いたとき、自然とこういうまとまりかたになりました。そもそも、キャラ投票で私には「○○」といった裏テーマを科されたSSを書くことになっとるのでその練習作品のつもりだったのですよ(汗)。最終的に練習にはなりませんでしたが。でも伝えたかったことは使うネタは何であれ、それほど変わりません。そうした意味ではよい方向にかじとりが成功したのではと思います。 (アフロマシーン改)
- コメント常に募集しております。やっぱり反応がありますと大変うれしいので(爆) (アフロマシーン改)
- 流石は浪漫の旗手。叙情的な作品でも、出すものは出す潔さ(笑)
例え死後の霊を扱った作品であるGS美神の世界でも、“死”そのものは厳粛な定義であり、なかなかひっくり返す事は出来ない。しかし、続いて行くものは確かにあるし、残るものもある。その事に気づいた雪乃丞は、確かに“丘”を越えたのでしょう。 (黒犬)
- 黒犬さん、コメント大変ありがとうございます。
>続いて行くもの
雪乃丞が、あれだけママ、ママと執着するこだわりといたものを、どうなれば自然と克服するのか、そんな展開予想をしてみました。全体の中で、”丘”という表現がすこしわかりづらかったかもしれませんね。 (アフロマシーン改)
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