ザ・グレート・展開予測ショー

一夜〜(ちょっと18禁)


投稿者名:与作
投稿日時:(02/ 2/19)

それは突然だった!

横島「あれ? な、なんで? おい! 文殊!
   何で出ないんだよ!」

美神「は、早く! 何してんのあんた!」

横島「そ、そんな事言われたって・・・
   た、頼むから出てくれよ! 文殊〜!」

文殊が出せなくなってしまった。
それどころじゃなく、数日後には、霊波刀も、何もかも・・・




何故だか分からなかった。横島の霊力が無くなってしまったのだ。

おキヌ「一体、どうしちゃったんでしょうね。」
美神「さあ〜。私にも分からないわ。」
おキヌ「体調でも悪いんでしょうか?」
美神「そんな風には見えないけど・・・。」

日に日に横島の明るさが消えていった。煩悩が無くなってしまったわけではない。
町を歩いてても綺麗なねーちゃんを見るとドキドキしてつい声を掛けそうになるし、
エロ本やエロビデオ見ても興奮するし・・・、
何も変わった様子がない。ただ、霊力が無くなってしまっていた。

昔のノー天気さが嘘だったかの様に、暗闇の中にいる横島。

美神「横島君〜」
横島「な、何でしょうか・・・?」
美神「・・・・・い、いや、何でもない。」
横島「そうですか・・・」

重い空気が事務所内を充満する。
さすがの美神もこれでは横島を殴れない・・・。

美神「きょ、今日はもう仕事終わっちゃったんだしさ、い、家に帰って
   ゆっくり休めば、ね?」
横島「・・・・・・そ、そうですね・・・・んじゃ、失礼します。」

言葉が出ないおキヌ、呆然と後ろ姿を見る美神。
肩を落として歩く横島。
すっかり自信を無くしていた。


家に帰ってもふさぎ込む横島。
もう一度文殊を出そうと右手に力を入れるが、やっぱり出なかった。
とっさにエロ本を目を見開いて直視する。次第に興奮してくるが
文殊は出ない。もちろん霊波刀も。
もう一週間も経ってしまった。何故だ! 何故なんだ!
体操座りして落ち込む横島。
このままGS人生は終わってしまうのかと思っていたときに、ドアを
ノックする音が聞こえた。

横島「はい・・・。」

ドアを開けたら、そこにいたのは微笑みながら挨拶する美神がいた。

美神「よっ!」
横島「み、美神さん?」
美神「ちょっと上がっていい?」

と言って入る美神、目の前にはさっき見てたエロ本が開いたまま置いてある。

横島「こっ、これはですね、め、目の保養に・・・」

焦る横島だが、美神はそっと開いているエロ本を閉じて本棚に片付ける。

横島「「あれ?」」

適当に座ると、美神はじっと横島を見る。テーブルを挟み反対側に横島が座る。

横島「ど、どうしたんですか?俺ん家に来て・・・」
美神「・・・・・」

美神は無言で横島を見続ける。横島は思わず赤面する。

横島「み、美神さん?」

そして、徐に立ち上がり、横島の隣に座った。さらに顔を近づける。

横島「ちょ、ちょっと美神さん?」

横島の頬に手を添え、そして、ゆっくりと唇を重ねあわせる。
とっさに引き離す横島。

横島「ちょ、ちょっと! いきなりどうしたんですか?」
美神「いいから! 喋らないで!」
横島「え!?」

もう一度、唇を重ねあわせる。横島はもはや放心状態・・・

美神「じっとして、このまま動かないで・・・」

横島の服を脱がせながら、首筋から胸にかけて、そっと口を滑らす。
優しく・・・抱きしめるように・・・・

そして自分も服を脱ぎだす・・・
さらに再び唇を重ね合わせる。








     (映倫)









夕方から夜にかけて・・・そして朝まで、長いようで短い一夜だった。
朝目覚めて、横島は我に帰る。

横島「なんだ・・・、また夢オチだったのか?
   それにしてもリアルな夢だったな・・・」

ゆっくりと起き上がる。すると自分の体に驚く!!

横島「えええ!! な、なんで全裸!?」

そしてテーブルの上に書置きがあるのに気付く。

「遅刻したら許さないわよ!!
         美神    」





それから一週間が経って、
横島「美神さ〜ん!!」

ビシッ!! バキッ!! ボコッ!!

横島「な、何でー? 僕らはついこの前・・・」

ビシッ!! バキッ!! ボコッ!!



何時もにもどった横島、平気で横島を殴る美神。

でも、美神は何故か微笑んでいた。

−−−−終わり−−−−

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