ザ・グレート・展開予測ショー

『天使と戯れ悪魔と踊れ』


投稿者名:矢塚
投稿日時:(03/ 1/16)


美神美智恵との嵐のような、出会いと別れ。

運命とも言うべき神の采配を感じた、一つの事件。

美智恵の天与の才に対する、在るか無しかの嫉妬と
淡い、淡すぎて自分ですらも気づいていなかった片思い。

唐巣の中のさまざまな想いが、まるで何かに追われるかの
ごとくにヨーロッパ各地を放浪させ、修行を兼ねた除霊
に彼自身を駆り立てる。

しかし、彼の心は満たされない。実力と経験を
重ねれば重ねる程に、彼の魂は冷めていく。

何故これほどまでに心が迷い、乾くのか?
彼は自問するが、答えは自分でも薄々気づいている。

唐巣には、美智恵がまぶしかった。

彼女の単純だが純粋な、GSであろうとする理由と今自分が
GSである理由。この違い。

かつて自分がGSを目指した理由は、彼女と同じところであったはずだ。

だが、いつからだろう?
人々の為ではなく、己がGSである為に戦ってきたのは?

神と和解した唐巣は今、自分自身との融和の道を模索し、苦悩する。

しかし、そんな唐巣の苦悩などとは関係なく日々は過ぎゆき、
彼を一つの事件へと巻き込んでいく。

その事件の中で彼は、『ベリアル』という名の低級悪魔を従えた
一人の女性呪術師と出会う。唐巣との係りの中、彼女は言う。
「私は死ぬのが怖い。まだ死にたくなど無い。だから足掻いてやる。
最後の最後まで、自分の命の為に。」

あくまで生に、生き抜くことに固執する彼女は、唐巣の心に何かしらの
影響を与えていく。

そして事件はヨーロッパの魔王と呼ばれる男がかつて生み出した
秘術の一つ、人工霊魂の創造と結びつく。

魔王ことDrカオスと、その永遠の従者。カオスの一門を名乗るオカルト集団。
さらには、バチカンの地下に広がる結界収容施設に眠る
『忌わしき者』との接触。

それぞれの思惑と事件が交錯し、物語は紡がれていく。

物語が終焉を告げる時、唐巣の修行もまた終わりを迎える。



それは、世界から黙殺された物語。




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ということで38巻『GS美神’78』の展開予想でございます。
※連載第1話ではありません(爆)

なかなかにいぶし銀(表現古ッ)な人物にスポットがあたりましたのと、
なんとも漠然とした感じになりましたので今回は
『こんな後日談どうでしょう?』的に、大筋だけの投稿スタイルで。

まあ、ふと私自身が読んでみてーなあ、と思ってしまったんですが(笑)
皆さんはどうでしょうか?(今回はホント変則的なスタイルになってしまったなあ)

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