ザ・グレート・展開予測ショー

ANOTHER WAY!! (3)


投稿者名:ハルカ
投稿日時:(02/10/17)

その後、激しい地震が俺達を襲った。


魔鈴さんが文字どうり飛んできた。伝令があるみたいだ。

「みなさーん!急いで基地に戻ってください!!
 隊長から緊急のお話があるそうです!」

東京都庁地下にて

「これが○○島付近で現れたアシュタロスです!
 現在東京に向かって高速接近中!
 早急に対策を考えなければなりません!!」

隊長の言葉に雪ノ丞が問い返す。

「・・・エネルギー結晶がなければただのガラクタなんだろ?」

「それが予備のエネルギーでもしばらく動きそうなのねー。
 みたとこ、最低でも2・3日ぐらい。」

あれが究極の魔体か。
結晶を完全吸収してやっと互角ってとこかな・・・
いや!!コピー状態にあるだけ俺が不利だ!
それにいくら霊力が上がっているとはいえ、文殊の残り時間も気になる。
この体があと何時間、もってくれるか・・・・・

ヤベェ・・・隊長の顔がかすんできた・・・

「ちょっ、ちょっと横島ク・・・」

「ヨコシマ!!大丈夫!?」

美神さんの声をさえぎってルシオラの声が聞こえた。
俺は気を失いかけていたのか・・・
そうだ!俺はまだコイツに何もしてやっていない!!

「大丈夫だよ、ルシオラ。
 言ったろ?アシュタロスは俺が倒すって。
 それに、お前を幸せにするまでは死ねないよ。」

俺はできる限りの元気な笑顔を作ってルシオラに話しかけた。

しかし時間が無いのは事実!!早くアシュタロスを倒さないと・・・

「隊長!ヤツが東京につく前に早く指示を!!」

(横島君、かなり危険な状態ね・・・
 でも!私も心を鬼にしなくては!!)
「・・・現在、アシュタロスに対抗できるのは横島君一人です!
 しかし、横島君はコピー状態にあるためダメージを受けると不利に・・・
 いえ!!大きなダメージを受けるとその場で勝敗は決してしまうでしょう!!
 よって、飛行可能なものは前線に出て横島君の援護を!
 飛行不可能なものは横島君に霊力を与えて待機!
 横島君は霊力供給室でみんなに霊力をもらってから出撃です!
 では、全員持ち場につきなさい!!」

「ハイッ!!」


俺は今霊力供給室にいる。

スゲェ・・・霊力がドンドン回復してきている。
みんなの霊力も加わって、さっきの戦いでのキズも全快したようだ。
いける!これならアシュタロスを倒せるかもしれない!!

ん?美神さん、元気が無いな・・・
そうか、さっき俺が気を失いかけた時
声をかけてくれたのに・・・
美神さんはずっと俺を心配してくれていたんだな。

「美神さん、心配してくれてありがとうございます。
 大丈夫です!俺は死にません!!
 俺にとって大事な人がいる限りっ!!」

ちょっと、くさかったかな・・・
でも、これが俺の正直な気持ちだ。

「横島クンのくせに言うじゃない。
 ありがたいと思うなら約束しなさい!
 この件が終わったら一杯付き合うこと!
 ・・・それまでに死んだら許さないんだからっ!!」

「美神さん・・・・・
 ハイッ!絶対に生きて帰ってきます!!
 
・・・でも、俺は下戸なんでウーロン茶でいいッスか?」

正直、グッときた。美神さんにこんな言葉をかけてもらえるなんて・・・

さあ、行こう!
俺の意思とヤツの執念のどちらが強いのか知るために!!


一方そのころ・・・

「パピリオ、大切な話があるわ。落ち着いて聞いてほしいの・・・
 私は東京タワーでベスパと戦って、
 彼女を・・・・・殺したわ。
 でも、今から霊体辺を集めて再生すれば
 まだ間に合う!!
 だから、今から急いで東京タワーへ行ってベスパの霊体辺を集めてきてほしいの!」

ルシオラは悲痛な面持ちでパピリオに話しかけた。

「・・・・・分かりまちた。
 でも、なんでルシオラちゃんとベスパちゃんが戦わなくっちゃならなかったか
 納得いきまちぇん。
 この件が終わったらじっくり聞かせてもらいまちゅからね。

 ・・・あと、アシュ様と直接戦えないことを気にしてくれてありがとうでちゅ。」


更にそのころ・・・

「霊力の供給が・・・再開した!?」

「ああ、美神たちがうまくやったようだな。」

小竜姫様とワルキューレ、ジークにイームとヤームも動けるようになったようだ。

「急いで美神さん達に知らせに行かなくっちゃ!
 アシュタロスの究極の魔体にはまだ秘密が隠されているのだから・・・!!」


いよいよ、最後の戦いが・・・・始まる!!

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