ザ・グレート・展開予測ショー

三匹!?が行く プロローグ2


投稿者名:人生前向き
投稿日時:(02/10/22)

妙神山からの帰り道、ハマヌン達の、自分への接し方について、その原因はやはり自分自身にあるのではないかと、ひたすら物思いに耽っていた横島、ふと周囲に関心を寄せるとそこには・・・・・・・・・・


「で道に迷って仕事の時間に間に合わなかったと。」

異様な空気が支配する応接間、机に片肘をつけ、遅刻をした2人の従業員の言い訳を黙って聞いていた美神のコメカミには、怒りの四つ角マークが二・三個あらわれている。シロは美神の怒りの巻添えをくらうのを避け、散歩に出かけた。いつもの押さえ役のおキヌは、期末テストの勉強中で自室にこもってしまっている。
そしてタマモは、

「美神さん。なんでこいつが俺の隣に立ってるんすか?」

こいつとは何よ!!とタマモは恨みがましく見つめた。

 「これ見て。」

 美神は頭を抱えながら、横島に一枚の紙切れを渡した。
そこに書かれていたのは、不況の波をまるで無視したような値段で食料品を売る、最近になって建てられたばかりのデパート、その広告であった。

 「えーーっ、なになに昨日のチラシかぁ、『在庫処分、もってけ泥棒!特売日 本日10:00より』。 あーーこれかぁ〜思い出した。油揚げ二枚で頼んでた買い物してくれたか?」

横島は、昨日妙神山にいく予定だったので、タマモにカップラーメンの補充をお願いし、そのお駄賃として油揚げ二枚を買うお金を余分に渡してあった。
 
「あっ、バカッ!!」
 
タマモは焦り、横島の口をおさえようとしたが、時すでに遅し。

「なるほど、あんたが全ての元凶かぁー。」

バキッ 
ドカッ
ズコッ
ミシッ
ドッキューーン。

「はぁ〜、ばかぁ」
タマモは足音を立てないようにドアへと近寄って

「じゃあね、生きていたらまた会いましょう。」

タマモは、今まさに消沈しかけている横島の無事を心の隅で祈りながら、応接間から抜け出していった。

「び・美神さん!タマモが逃げましたよ」

「 で? 」

「いや、追わないと。」

「まだ自分の立場がわかっていないよ〜ね。」
 
バキッ 
ドカッ
ズコッ
ミシッ
ドッキューーン。


翌日

「あっ横島!?生きてたんだ」

学校帰り、そのまま事務所に顔を出すと、ソファーに寝転びながら、読んでいた雑誌から目をそらそうともせずに、幸せな声でそのようなことを聞いてくるタマモに怒りを感じも、次の展開を考えると心の底で笑みを浮かべた。

「いやータマモ。ごめんな。」

「へっ!?」

いきなり頭を下げられ狼狽するタマモ。

「えっ、い、いいのよ。結局怒られたのはあんただし、ほんの少し巻添えくっただけだもん。」

「許してくれるのか!?」

「許すも何も、ほんとにもういいって。」

「ほんとだな?」

「うん。」

「ほんとに、ほんとだな?」

「えぇーーい、しつこい!!いいって言ってるでしょう。」

もうすこしだ!! 

「やっぱりタマモは優しいな。自分の師匠が大変なめにあっているにもかかわらず、散歩といって逃げ出すシロとは大違いだ。」

「あんな奴と一緒にしないでくれる。」

タマモは、シロを自分との比較対象に出され怒りをあらわにするが、内心嬉しいはずである。しかし、それはすでに横島の計画どおりであり、もはや蜘蛛の巣に引っかかった蝶であった。

「でしつこいようだけど、ほんとにいいのか? 大阪だから無理だと思ったんだけど、ほら、おキヌちゃんはテストが近いからいけないし、美神さんとシロは他の仕事が入っているからダメだし・・。タマモなら手伝ってくれると思ってな。」

「へっ。なんのこと?」

あっけにとられた顔をするタマモであった。それもそのはず、タマモは昨日の遅刻の話をしていたのだったが、それが何故、大阪になるのだろう

「いやだなぁ。昨日、美神さんに聞いただろう。遅刻の罰で減給になるところを、仕事とは別に一件、依頼をうけるってことになったって。」

「聞いてないわよそんなこと!!」

そういまだ!!

「あら、横島君。 明日12:00発の新幹線の切符買っといたわよ。」

美神は部屋に入ってくるやいなや新幹線の切符の入った封筒を横島に渡した。

「あら、タマモもいたの。 ちゃんとタマモの分も買っといたから。」

「わたしきいてないわよ!!」

タマモはいまにも破裂しそうな真っ赤な顔をして美神にくってかかった。しかし、やはり美神のほうが一枚上手である。

「あら、言ってなかったっけ!? まぁ一昨日の分のだと思って働いてね♪ せっかく新幹線のチケット一枚余分に買っちゃったんだから。無駄にはしたくないでしょ。」

「でも!!」

 禅問答のような繰り返しが続いたが軍配はすでに横島&美神に上がっていた。否応なしに従うしかないだろう。タマモはしぶしぶ自室へ戻っていった。今日は依頼が入っていないため、横島も事務所を後にした。



今思えば、ここが分かれ道だったのだろう。 知って生きるか、知らずに生きるか。






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1号「今回もプロローグか。本編にいくまで挫折しそうだな。」
2号「キジも鳴かずば撃たれまい。」
1号「文章構成力がないし」
2号「口は災いの元。」
1号「お前もそう思うだろう?」
2号「沈黙は金。」
1号「一人でいい子ぶっちゃってまぁ。」
2号「そんなことより、自分のみを心配したほうがいいですよ。」
1号「えっ、なんだって!?」
2号「今さっきFAXで辞令がとどきました。 先輩、いままでごくろうさまでした。」
1号「おい、どういうことだ」
2号「では、今後の作者的展開でーーす」
1号「無視するな〜〜」

======================================== クロスオーバーの話まではしましたよね。何に絡ますかといいますと・・・

『ダXX大XX』

 というかたちでいかせていただきます!!


わかった方はえらい!!

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