ザ・グレート・展開予測ショー

横島の悩み(4)


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 2/23)

「はあ〜」
自分の部屋でためいきをつく横島。
「どうしようかな〜?」
横島は、いまいる事務所に離れたくない。
「でも.....」
しかし強くなりたい。大切なものをまもれなかった。
「あ〜も〜、どーすればいいんだ!」
その日横島はなかなか寝つけなかった。
そうこうしているうちに卒業まであと一週間だ。
夜、事務所の中で横島は、今日という今日は、美神に言おうとかんがえていた。
「美、美神さん!」
「な!?なによ、大声だして?」
驚く美神。椅子からひっくりかえりそうだった。
その場にいたおキヌは、お茶を落としそうになって、タマモとシロは、いつものようにケンカしていたが、とまった。
「じ、じつは、お、おれ.....」
なかなか声がでない。
「なんなのよ?さっさと用があるなら言いなさいよ!」
「.......」
「最近あんた変よ?」
美神も横島が最近変だと気づいていた。
「俺、今日でこのアルバイトをやめます!!!!!」
「え!?」
横島以外は「え!?」と言った。
「ちょ、ちょっとどゆうこと!?横島君!?」
「横島さん!?どーして!?どーしてやめるんですか!?」
おキヌは、今にも泣きそうだ。
「せんせえー!どゆうことでござるか!?」
シロはわけがわからない。
「どーゆうことなの?」
タマモもわけがわからない。
「俺...今度の卒業式が終わったら妙神山にいくんです。」
「な、なんで!?」
「小竜姫さまが一年修行しないかと手紙がきたんです。僕は、もっと強くなりたいんです。そして、修行が終わったら独立したいんです。
そう心のなかできめた。でも...
「横島さん!!!」
おキヌが泣きそうな顔で横島に大声をだした。
「な、なんで...ど、どうして...」
横島の悩みはなにかとずっと気にしていたがこんなのだとはおもわなかった。
「ごめん...おキヌちゃん...なかなかいえなくて...」
「せんせー!!!やめないでほしいでござる!!!」
シロはもう涙がいっぱい流れていた。
「ごめんなシロ...散歩は、一年おわずけだ...」
「う、う、うわーーーん!!!」
シロは横島に抱きついた。
「うっ、うっ...」
「ごめん...」
シロの頭をなでながら言った。
美神は言葉がでない。
「シロ...」
タマモも悲しそうな顔をしている。
「うわーーーん!!!よ、よ、よこ、横島さーーーん!!!」
おキヌも泣きながら横島の背中に抱きつく。
「俺、美神さんのところにはもうもどりません。いままでありがとうございました。」
「.....」
言葉がでない美神。
そして、卒業式の日がやってきた。

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