横島忠夫ただいま修行中(訪問者3)
投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 6/23)
「…………死ぬかと思った…」
阪上はまるでボロ雑巾みたいになっていた。
「あ〜すっきりした。」
フォーは満足そうだ。
「あの〜…ところでフォーさんはどうしてここへ…?」
フォーと阪上の喧嘩(というよりいじめ…)が終わったのでおキヌが言う。
するとフォーは真面目な顔になった。
「…実は…ちょっとガルスビに聞きたい事があって…」
さっきまでのフォーとは別人みたいだ。
「話…?お前に話す事はないだろう…?」
阪上は立ち上がりながら言った。
「真剣な話よ…!」
「………」
阪上の目が開いた。きれいな赤い瞳が見える。
フォーの目は真剣そのものだった。阪上をにらみつづけている。
「あんた…四天王をやめた後なにしてたのよ…?」
「………」
「答えなさいよ…!!」
フォーの口調が激しくなった。
(そういえば阪上さん…記憶喪失だった…)
おキヌも阪上の過去が気になっていた。自爆した瞬間の映像…映像が消えた後の阪上の言った言葉…それに四ヶ月前は記憶喪失だった。まだ分からない事が多い。
もちろんタマモも気になっていた。しかしなぜか聞いちゃいけない気がする。映像の消えた後の阪上はすごく悲しそうな顔をしていたから…
「…分かった…話そう…俺の過去を…」
阪上はそう言うと椅子に座った。そしてため息をついた。
「あれは自爆した後…」
「…ここは…どこだ…?」
阪上は不思議なところにいた。なにもない…いや…なにか大きい結界のなかにいるようだ。
『ここは…あなたのいる世界とは別の世界です。』
「!?」
きれいな女の人の声が聞こえてきた。
阪上は驚いて振り向いてみると女の人が立っていた。髪はきれいな赤…そしてロングヘア―…白くてドレスみたいなものを着ていた。
『また別の世界のものがここにくるなんて…』
「………」
阪上はその女を見てなぜか声がでなくなった。胸が熱くなってきた。
『あなたは帰りなさい…ここはあなたの来るべき所ではないわ…』
「………」
なぜだろうか…?なぜこの女をみていると胸が熱くなるんだ…?なぜ…?
『帰りなさい…』
「……ちょっと待ってくれ…ここはいったいどこなんだ…?」
やっと声がでたがまだ胸は熱い…
『ここは…あなたがいた世界と似たようなものです…星があり…自然があり…そして命も…』
女はふと悲しそうな顔をした。
「…えっ…!?なにも無いじゃないか…?」
『滅びました…別の世界から来たものによって…そしてこの世界はもうすぐ闇に包まれます…』
「え!?…どうして…」
『この世界は私が作りました…しかし…私はこの世界を守れなかった…それにもうこの世界は別の世界から来たものによって乗っ取られました…だから…もう…この世界のすべてが狂いはじめている…もう暗黒の世界になるだけです…』
よく見るとはるか遠くにすごい邪悪な気を感じる。アンと負けないぐらい恐ろしい気だ。
『さあ…ここは私がなんとか結界を張っています…ここにいると命が無くなります。』
「…いやだ。」
『えっ!?』
女はビックリした。
「俺が…そいつら…別の世界から来た連中を…倒す…!」
『そ…そんな無茶です。』
阪上は女の手を握った。
『!?』
「俺に任せろ…!!」
『………』
女は阪上の真剣な表情を見て胸が熱くなった…
今までの
コメント:
- またテスト―がぁぁぁ…(涙)
それはそうと次こそ横島の話を書かなくては…次回は横島の修行を書きます。 (3A)
- 私もそろそろ大学の期末テスト期間に突入する時期です(泣←しかもかなりヤバそう)。フォー、大事な話がある場合は先に言いましょうね?(笑) 遂に明かされる訳ですね、阪上クンの過去の話の「自爆後」が。この白いドレスを着た女性と阪上クン(ガルスビ)には元々因縁があったのでしょうか? 二人の関係、そして今後の展開が気になります♪ (kitchensink)
- 阪上くんの、記憶喪失に繋がる方の過去……と、いうことは――ついにトランポリンの謎が明らかにッ!?
……スイマセン。最近あんまりいらっしゃられない(←不可能の意)ロックンロールさんの代弁ということで。
…イエ、私も気にならないと言えばウソになるのですが、あまり重荷に感じられることもないですよ(←誰が重圧をかけているのか)
……って、気になるところで横島くんの方にシフトとは……ますます期待が募っちゃいますね(汗&笑) (斑駒)
- ↑×3 ハッハーーーーっ!!
俺もテストで大遅刻しちまいましてごめんなさいです。
しかし、展開がメチャメチャ動いてきて新登場の美女(推測)も登場しまして、
……ちょっと、フォーさんの出番が少なくなりそうで心配ですが何気に先がやっぱり楽しみです♪
あれ、何を言ってるのか訳がわからん?? (魚高)
[ 前の展開予想へ ] [ 次の展開予想へ ]
[ 戻る ]
管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa