悪夢ふたたび(6)
投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 8/22)
「…大変なことになったわね…」
真剣な表情の美知恵。
「世界中の霊的拠点が破壊されて、妨害霊波によって神界と魔界からの助けはないわ。」
西条も美神も黙っている。
妙神山が攻撃され三日たった。
小竜姫はなんとか一命はとりとめたが重症でパピリオも三日間気絶したままである。
「アシュタロスの時とほぼ状況は変わらないのね…」
ヒャクメが言う。
「………でも相手の…アンとかいうやつは謎が多すぎるわよ…」
「…世界中の霊的拠点を破壊したのは巨大な化け物らしいのね。」
「…それで阪上くんと横島くんは?」
美神が美知恵に聞く。
「今は…」
阪上と横島は以前美神が特訓した霊動実験室にいる。
「…お前、腕は大丈夫なのか?」
「…いやあ〜この前毒にやられて…取りました。」
「と…取った…」
少し驚く横島。
「まあ、心配しなくても腕は新たに造りましたけどね。」
「つ…造った?」
「ええ。」
にっこり言う阪上。
横島は少し驚いていた。
「さあさあ、そんなことより早く特訓をしましょう。」
「…そうだな…」
阪上と横島は構える。
「いきますよ!」
「こい!」
横島と阪上は戦い始めた。
「…いつのまにあんなに強くなってやがったんだ?横島の奴…」
「…先生…凄いでござる…」
「…」
それを見ているのは雪乃丞とシロ、そしてタマモだった。
ドゴー――ン!!!
『きゃ―――!?』
『うわ―――!?』
「…面白い…面白い…くっく…」
大きさは10mを超えてるだろう。その化け物の上に物凄くやせている男がいる。
「おい!あんまり暴れるな!」
宙に浮かんでいるアカサが言う。
「いいだろう?もう世界中の霊的拠点をすべて破壊したんだぜ?」
「無駄な行動は止めろ…」
「わかったよ…そこらへんの幽霊や魂を少し食ったらやめるよ。」
「まったく…悪趣味な魔物をもってるな!」
『!?』
二人は後ろを向いた。そしたらぺスパとワルキューレがいた。
「…なんだこいつら?」
「…多分よわっちい魔族だよ。」
「喧嘩売ってるみたいだね…」
ぺスパとワルキューレは戦闘態勢にはいった。
今までの
コメント:
- 次回は「悪夢ふたたび(7)」です。 (3A)
- (6)ではなく(5)でした。
次回が(6)でした。すみません。 (3A)
- 小竜姫さまが無事ならば、安心です(爆)。ともかくも無事で何より、という感じではありますが、戦況は思いの外GSたちに不利ですね(汗)。今回は横島クンに加えてガルズビこと阪上クンという強力な味方が居る点では頼もしいですが、敵の親玉のアンが何を目的に行動しているかが分からないという点で、状況がどう転ぶかは今後の展開次第というところでしょうか? そして霊的拠点を破壊して回った化け物と相対したベスパとワルキューレでありますが、果たして勝機はあるのでしょうか? 次回も楽しみにしております♪ (kitchensink)
- あの可愛かったアン・ヘルシングちゃんが、今ではすっかり悪役に…(←違)
それにしても、パピちゃんに酷いことをしたのは許せないですね。
ここは、横島君と阪上君を応援ですー! (猫姫)
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