ザ・グレート・展開予測ショー

楽しいすごろく?(5)


投稿者名:3A
投稿日時:(03/ 1/17)

「いや〜本当に楽しいな〜♪楽しいな〜♪」
サンは変な踊りをしながら喜んでいた。(横島たちを見てると楽しいらしい)
バッキ!!
げんこつが落ちてきた。
「あいたたた…何するんですか?横島さん。」
一瞬踊りを止めたがまた踊りを再開した。
「て…てめえ…」
横島の姿はボロボロで顔からは疲れていることがわかる。
「な…なんで俺が行くところはほとんどが恐怖コースなんだ!?
死ぬ思いを何回したと…それにピチピチコースやウハウハコースはどこにある!?」
横島はもうサイコロを何十回投げたかわからない。(30を越した後数えなくなった)
「まあまあ…あせらず、急がず…焦っちゃあなにも成功しないですよ。あ〜楽しいな〜♪」
サンは踊りをまだ続けながら言った。
「まあ…今いるゾーンがピチピチコースですよ。あ〜楽しいな〜♪」
「な…なに―――!?よっしゃああああ〜〜やっとピチピチ姉ちゃんたちに会える!」
横島はガッツポーズをした。そしてよからぬ想像をしていた。
「姉ちゃんたちって、女の方はでませんよ。」
サンはにっこり(踊りも)しながら言った。
「…は!?」
「はい。これです。」
サンは横島に綺麗なトマトを渡した。
「ト…トマト…?」
「ピチピチなトマトでしょう?」
この時横島は固まった。そして想像していた世界が大きな音をたてて崩れ始めた。
「ね…姉ちゃんたちが…女がいっぱいいるんじゃ………」
「だから〜女の人は出ませんよ。ピチピチなトマトをいっぱい食べれますよ。」
その時横島の中でなにかがきれた。
「あ〜楽しい………ちょ…ちょ横島…さん…く…苦しいんですが…」
「普通ピチピチって言ったら女って決まってるだろうが―!!」
「…そ…そんなの誰がき…決めたんですか………」
「ウハウハって言ったら女って決まってるだろうが―!!」
「…わ…わかりましたって…そうしますから…く…首を絞めないでください…」
やっと横島はサンを離した。
「よし!いますぐに!いますぐに出せ―――!!」
調子がいい人だなっとサンは思いながら横島と共に別のステージへ移動した。

「ここは…」
辺りはなにもないところだった。
「あ!?ポチ―――!?」
元気のいい声が…そして横島に飛びつく。
「ぐえ!?」
横島は床に思いっきり頭を打った。
「お望みどうり女の子がいるところへ…ってあいた!?変なボール投げないでくださいよ。」
横島はとうとう
キレて文殊を投げ出した。(ちなみにここでは文殊は働かないようだ)
「て…てめえ〜男の癖に男の気持ちがわからんのか〜〜〜!?」
漫画でいうと顔が物凄く大きいような迫力だ。
「う〜ん…お望みどうりにしたのに…言葉って難しいな〜」
また変な踊りをしながらサンは言った。
「女っていうから御嬢ちゃんのところに連れてきたのに何か不満でも…」
「だ〜か〜ら〜…」
はっきり言って今の横島の顔は獲物を捕らえようとする獣のような感じだった。
「………ポチ…一緒にいたくないんでちゅね…」
「え…!?」
振り返ってみるとパピリオは涙目だった。
「そうなんでちゅね…」
「え…パ…パピリオ…べ…別にそんなことは…」
「うわ〜〜〜ん」
パピリオはついに涙をこらえることができず大声で泣き始めた。
そして泣きながら走りだした。(ここはなにもないがメチャクチャ広い)
「え!?パ…パピリオ―――!?ご…誤解だ―――!?」
「あ〜あ〜…泣かしちゃった…」
その言葉は横島にグサッとささった。(サンはその気はない)

ちなみに小竜姫とタマモはすでにゴールし(ボロボロ)スクリーンで横島たちを見ていた。

結局パピリオにペコペコと謝る横島であった。しかしなかなか泣くのをやめない。
「なあ…パピリオ、俺が悪かったよ…」
しかし目からまだ涙がこぼれている。
「まあまあ御嬢ちゃん。こんなのどうだい?」
サンはサイコロをだした。しかし書かれているのは数字ではなく文字だった。
「…な…なんでちゅか?」
「いいかい?投げて例えば『一生家来になれ』っていうのがでたらこの横島さんがずーと家来になってくれるよ。」
「え!?そ…それマジで…!?」
横島は嫌な予感がした。
「やだな〜例えですよ。例え。」
その言葉を聞いてホっとする横島。
「まあ…『ず〜と命令に従え』ってのがありますけど。」
「………」
パピリオはいつのまにかサイコロを投げようとしていた。
「お…おい!ま…まだ心の準備が…」
「えい!でちゅ。」
パピリオは軽くサイコロを投げた。
横島の叫びもむなしくサイコロは一度か二度跳ねて転がる。
「おお!これはまた…いや〜いいのかな〜?まあ…いいか…横島さん、ちゃんとやってくださいね。」
サンはそう言うなり消えた。
『………』
横島とパピリオはサイコロに書かれたのを見て固まっていた。

「いや〜ゴールおめでとうございます!」
サンはすでにゴールしたタマモと小竜姫の前に現われた。
「…ビ…ビックリした…」
小竜姫はドキドキしながら言った。
「ねえ、なんでいきなりスクリーンが消えたの?」
タマモも少しドキドキしていたが表情は崩さなかった。
「………まあ…気にしないでください…」
余計気になるような言い方だ。
「気になるから答えて。」
タマモはストレートに言ったほうがいいと判断した。
「う〜ん…」
サンはそう言いながらせんべいを取り出した。
「答える気ある?」
「…へ?僕の事ですか?」
やっぱりこいつバカ?っとタマモは思った。
その時横島とパピリオが現われた。
「横島さん、パピリオになにされたんですか?」
横島は小竜姫の声を聞いて三秒後にようやく自分の事だとわかった。
「え!?え…え〜と…その…」
横島は少し赤くなった。パピリオも少し赤い。
「いや〜若いっていいね〜」
サンはせんべいを半分食べて言った。
「な…なにがでたんですか!?」
小竜姫は横島を掴み怖い顔をしながら言った。
「え!?え…え〜と…そ…その…」
その時シロが現われた。
「あ!?先生!?」
シロは横島に飛び掛り横島は倒れた。
「いて!シ…シロな…舐めるなって!?」
小竜姫の顔はさらに怖くなった。
「まあまあ御嬢さん。ヤキモチなんてみっともないですよ。」
サンはモチを焼きながら言った。
「これが本当のヤキモチ!なんちゃ………て…」
サンは言わないほうが良かったなあっと数秒後に後悔する。

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