ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスとその友


投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 7/ 3)

12月の夜…辺りは暗くなっており雪が降っている。
あの超天才(…?)ドクターカオスがすむこのボロアパート…
そこに向かっている男がいる。
身長は高く2メートルはあるだろう…黒い帽子をかぶっておりサングラスをつけている。
なんかよくある格好でいかにも怪しい…
男はアパートの前にくると止まり…
「ここか…やっと見つけたぞ…カオスさん…」
そう言ってドクターカオスのいる部屋に向かった。

「はあ〜肩がこるわい…」
ドクターカオス…1051歳になるがその天才ぶりは今でも健在(…?)かどうかは別にして…彼はいまなにか作っているが疲れたようだ。
「マリア…ちょっと肩をもんでくれんか…」
「イエス ドクター カオス」

ピンポーン ピンポーン
さっきから鳴らしているがだれも出てこない。男はドアを開けようとしたら…
「なんだ…あいてるのか…カギくらいかければいいのに…」
男がドアを開けると…
「ぎゃあああああああ…もういい…や…やめろ…マリア…」
すさまじい悲鳴が聞こえてきた。
「イエス ドクター カオス」
マリアは肩もみをやめた。
「まったく…力の加減がわからんのか…」
「すみません… ドクター カオス」
「どこか悪いかの…よし…あしたメンテナスをするかのう…」
最近マリアは調子が悪い…
「勝手にあがって失礼ですが…お久しぶりですね…カオスさん…」
さっきの男がドクターカオスに礼をしながら言った。
「…?はて…?なぜわしの名前をしっておる…?」
ドクターカオスは頭をかしげながら言った。
「僕ですよ…僕…」
男はそう言うと帽子をとりサングラスもとった。
歳は20歳後半から30歳前半に見える。髪はロングできれいな水色になっている。
「げ!?お…お前は…!?」
ドクターカオスは驚いた表情をして…
「………え〜と…誰じゃ!?」
ズコッ
男とマリアはその場でこけた。
「僕ですよ…!昔僕と一緒に研究をやったじゃないですか…」
男は少しあきれながら言った。
「………おお…!?そうじゃった…え〜と…名前は…う〜ん…」
やはり思い出せない…
「スニ―ですよ…スニ―…!」
「…そうじゃった…そうじゃった…そういえば昔お前と生活をしたのう…」
「やっと…思い出してくれましたか…」
「マリアは この人 知り ませんが… 」
そう言うとドクターカオスはまた頭をかしげた…
「う〜んスニ―と会ったのはたしかマリアを作った後だと思うが…どうだったかのう…?」
またまた思い出せない…
「いやだな…もうすっかりカオスさんもボケてきたんですね…一度会った時はカオスさんが三百歳の時に、二度目の時はマリアさんが壊れている時に会ったじゃないですか。」
「…そうじゃった…!!…うん!?…ところでお前何しにきたんじゃ?たしかお前は半分魔族の血が流れていて天界に行ったんじゃ…?」

スニ―という人物は人間と魔族の間に生まれ…空を飛べたり…不思議な力を持っていたためまわりの人たちから冷たい扱いを受けてきた。母は殺され一人になり…ついに心が破壊した…なにもしゃべれなくなり…ただ歩きまわった。
別に行くところはない。ただ歩いた。なにも考えてない。ただの動く人形になってしまった。そんな時…ドクターカオスと会って…彼と生活をするようになった。
そして初めて他人から優しくしてもらった。その感動…喜び…そして崩れていた心はまた一つ一つ組み立てられていった。いわばドクターカオスは恩人でもありスニ―にとっては尊敬する人物なのだ。

「ええ…天界に行ったんですが…久しぶりにカオスさんに会いたくなって…」
カオスはスニ―にいろいろ教えたりしてスニ―はカオスとともにいろいろな発明をしたり研究したりした。
「ほほ〜…嬉しいのう…しかしそれだけじゃないじゃろう…」
カオスは少し笑いながら言った。
スニ―はギクっとして…
「はは…ばれちゃいましたか…ええ…実はそうなんです。」

 

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