ザ・グレート・展開予測ショー

魔人Y−3


投稿者名:NAVA
投稿日時:(02/11/23)


 
 時は遡る。




 
 「ちょっと!!良い加減うちの丁稚を返しなさいよ!」

 
 場所はGS協会本部。
 大声で怒鳴りつけているの世界最高峰に位置するGS美神令子嬢である。
 ちなみに後ろにはオカルトGメン隊長であり、彼女の母でもある美智恵が控えている。






 横島が文殊研究に借り出されてから既に二ヶ月が経過している。
 
 最初の一週間は横島から電話が何度かあった。
 シロはストレートに。
 おキヌはやや控えめに。
 タマモは少々屈折的に。
 美神はかなり屈折的に寂しがったりしていたが、
 たまに電話がある=元気ということで穏やかに時は過ぎていた。
 
 ・・・もとい。美神はせっせとGS協会や協会幹部のスキャンダルを漁っていた。
 何が目的かは敢えて言うまい。

 まあ、彼女の持つ『いつか抹殺してやるリスト』の(以下略)


 
 しかし丁度一週間目に電話が来てから、パッタリと音沙汰が無くなったのである。
 それぞれに思うところがあったが、結局は、
 
 『研究が本格的になって忙しいのだろう』

 という結論に達し、思い思いに時を過ごしていた。

 おキヌは横島がいつ戻って来ても良いようにと頻繁に彼の部屋を掃除し、
 シロは久しぶりに会うことになる横島を驚かせようと特訓を始め、
 タマモはタマモでそんなシロの特訓に暇つぶしで付き合い、
 美神は『いつか抹殺してやるリスト』の(以下略)

 しかしこの面子。
 本来、気の長い奴等ではない。(おキヌも横島関連のことでは豹変する)

 連絡が途切れてから二週間。
 シロ、おキヌ、タマモ(連絡無しの横島にキレていった順)は作戦行動中だった。
 

 ここで作戦行動中の彼女達の頭の中を覗いてみよう。
 というか、ほぼ一致。




 『ずっと前から愛してました〜〜〜!!!』
 
      '赤毛'の美人の研究員に飛び掛る横島。

 『あ〜れ〜〜〜!!!』


 『ずっと前から愛してました〜〜〜!!!』
 
      '黒髪'の美人の研究員に飛び掛る横島。

 『あ〜れ〜〜〜!!!』  



 『ずっと前から愛してました〜〜〜!!!』
 
      '金髪'の美人の研究員に飛び掛る横島。

 『あ〜れ〜〜〜!!!』



 『ワハハハハッハッ!ええんかっ?!ここがええんかっ?!』
 『キャーッ!イヤーン!』

 美女に囲まれ高笑いする横島。



 赤毛や黒髪の研究員がロングヘアーだったり、 金髪の研究員が9本に枝別れしたポニーテールをしている。。。ような気がしないでもないが、
 真相は不明である。
 とにかく、彼女達の中ではそれが真実であり、現実であった。

 本来なら横島に正座させて小一時間ほど問い詰めたいところだが、横島は所在不明。
 彼女達の人脈ではどうしようも無し。
 結局、美神頼みになってしまうわけだ。
 
 しかし相手はアノ美神令子である。
 そのヒネクレ度合いと強情さは筋金入りである。
 彼女の守銭奴振りもそこに由来してるとかしてないとか。

 当初、何とかしてこちらから横島と連絡を取りたいと直談判したが、相手にされない。
 が、美神が最近、イライラしていることからも、横島を心配しているのは見え見えだ。

 そこでタマモが一計を案じた。

 つまり、

 『美神はそんなに気にしてないが、おキヌ・シロ・タマモが心配している』
 『美神はそんなことしなくても良いのだが、彼女達の為に連絡をつけてやる必要がある』
 『何より、横島忠夫の生殺与奪は美神令子が握っている』

 以上の3点の言い訳を美神に与えようというものだ。





 そして数日後、美神は持てる人脈を総動員することとなる。








 その日。陰で狐と狼と巫女さんが油揚げで乾杯(?)したそうな。





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初の台詞が登場。
独白はあったけど、声に出す台詞は初めて。
こんなSSあっただろうか?(笑

ちなみに。
私はタマモ&ルシオラ萌え萌えです。
特にタマモが・・・。

ああっ!ロリとか言わないで!(滅
好きなんだよぉ。ああいうちょっと突っ張ってる美少女(ここポイント)がー。
 
そんなわけで、タマモはデフォルトで横島のことが気になってるってことでヨロシク。
 

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