ザ・グレート・展開予測ショー

生きるか死ぬか(6)


投稿者名:T260
投稿日時:(02/ 6/20)


見事に侵入し終えた美神達はとりあえず最上階を目指す
会社の最高機密を知っているのは社長または直属の部下とにらんでいたからだ
「・・・にしてもこのビル変なつくりね」
ただっ広いビルの中を走りながら言う美神
確かに言うとおりである
ひとつのフロアに二つの違うところに通じる階段
意味もなく長い廊下
あげくの果てには蝶の仮面の男からもらった見取り図とは
まったく違ったつくりをしているしまつ
「何の役にも立たないですね」
素直な意見を言うおキヌ
「やっぱり日本政府はうまく動いてねえな」
あきれた顔をしている横島
「おかしいな・・・ちゃんと潜入捜査までさせたのに」
仮面の男もなにやら困惑している
と、そのとき
美神のちょうど真上にあるシャッターが急なスピードで落ちてくる
「美神さん、危ない!!」
横島がそう叫んだことで美神もシャッターの存在にきづく
しかし、もうすでに美神にあたる寸前まで降りてきている
「!!」
美神ももうだめだとおもったそのとき
仮面の男が勢いよく飛び出し美神を突き飛ばす


ガシャーン


次の瞬間横島とおキヌの前に美神と仮面の男の姿は無かった
どうやらギリギリのところで助かったようだ
「横島くん、聞こえる?」
シャッターの向こう側から聞こえてくる美神の声
「聞こえてますよ」
シャッターの向こうにいる美神に言う
「このシャッターどうやら開かないみたい、さっきの爆弾も車に置いてきてるし」
「じゃあどうするんすか、このまま別行動っすか」
「そうなるわね、とりあえずふたてにわかれてさがしましょ」
「了解じゃあまたあとで」
そういうと横島とおキヌは来た道を引き返し美神とは違うルートで最上階を目指す

美神は仮面の男とともに奥に進み最上階を目指す





セベクビル・某所
「社長、タイプBの第一段階が終了しました」
モニターを見ている男が内部無線で言う
「ご苦労、よくやった」
すぐさま無線から社長・・神取の声が聞こえる
「モニターの画面をそちらにうつします」
ビル内のどこかにある神取のいる部屋のモニターに
横島・おキヌの走っている映像と美神・仮面の男が走っている映像が出てくる
「・・・この仮面の男のいるほうは最上階に向かわせろ
バンダナのほうは試作品の相手でもしておいてもらおう」
無線の向こうにいる男にそう言い伝える
「・・・了解しました」
そういうと無線を実験室につなぐ
「博士、試作品M-08の用意をお願いします」
無線の向こうにいるひとりの白衣を着たいかにもそれっぽい男が
「わかりました、どこに送りましょう」
「3階に向かう階段の近く・・・S-15のあたりに」
正式な見取り図を見ながら言う


そんな会話など知らずに横島・おキヌは2階への階段を登っていく


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