ザ・グレート・展開予測ショー

♯GS美神 告白大作戦!「夕日の校舎の中で・・・」


投稿者名:BOM
投稿日時:(03/10/14)

企画、初参加します。


学校で一番楽しみな時間は?と聞けば大抵は「昼休みor放課後」というだろう
まぁ中には「体育の着替えの時間!」なんていうヤツもいるが・・・
それはともかく放課後というものは授業という足かせから抜け出せる唯一の時である。
それ故、放課後になれば学校中は人々の話す声で賑わう
また、少し時間が経ってから教室等に残って話をしてるのもよいものだ
そのよーな中、1人の青年が教室に向かって歩いていた

青年の名はピエトロ・ド・ブラドーといった 通称ピート
金髪の髪、かなりの美形、それでいてヴァンパイアハーフという彼は
本日自分の身に起こったことを振り返っていた
通り行く人皆が自分を見た後「プッ」と笑っていくのだ
決して本気ではなく、軽蔑でもない、軽い笑い
一体自分の身に何が起きているんだろうか?考えても分からないまま一日が過ぎた
そしてそのまま青年はとある少女に呼び出された

少女の名は愛子という 机に座った・・・もとい机妖怪である
彼女にはある確信があった このことを告白すればきっと彼は・・・胸が高鳴る
そして自分しかこの思いを伝えることはできないのだという確信もあった
しかし彼女には1つ疑問があった 「何故気づかない?」
いままでそれなりにアピールして来たのにもかかわらず・・・

「はあぁぁぁー・・・」
深いため息をついたちょうどその時、
「あ、愛子さん?話しって何だい?」
             モルモットがやってきた

教室の中は夕日でいっぱいだった 真っ赤に輝く夕日を背にして愛子がピートに
向かって立つ 多少顔が赤く見えるのは夕陽のせいだろうか ピート、少しドキッ
不意に愛子が語り出す
「ねぇ、ピートくん?あなた自分のことどー思う?」
「へ?どうって?」
「だから自分のことをどう思ってるかよ あるでしょ?格好いいとか不細工だとか」
「あ、ああ そーゆーことか」

ピートは一瞬何が起きたか分からなかった 自分のことをどう思うかだって?
変に答えて「男が好き」なんて受け取られたら○○決定じゃないかっ!?
なんてなことを考えてしまった

「ねえ、どーなの?」
愛子の強い眼を見て、そこになんらかの強い意志があるのを悟ったピートは
素直に真実を語った
「まぁ、少し格好いいなとは思ってるけどね、普通よりは」
「そう・・・わかったわ」
よし、腹くくったぜ!といわんばかりの声を返す愛子
何かが来る、と3割ばかりピートは身構える
「言いたいことがあるの・・・聞いてくれる?」
「いいよ、なんだい?」
「言おう言おうと思ってたんだけど・・・」
ごくり、と唾を飲み込む音がする。このさいどちらのかというのは問題外
「実はね・・・







       






       ズボンのチャック、全開よ・・・朝から」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へっ?」

「あー、なんかスッキリした!じゃーね、ピート君!」
なんか逃げるようにして教室を去って行った愛子
そこには教室に残った哀れなヴァンパイアハーフの石像が一個、夕焼けに染められていた


そのころ・・・
「こーゆー告白もアリよね〜!青春だわ〜!」
どこか勘違いをした少女が廊下を爆走していた

おしまい




今までの コメント:
[ 前の展開予想へ ] [ 次の展開予想へ ] [ 戻る ]

管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa