ザ・グレート・展開予測ショー

彼女への想い


投稿者名:誠
投稿日時:(03/11/ 3)

空を見上げながら俺は考える。

彼女との思い出、彼女の声、やさしかった彼女の微笑み。

空にはいつのまにか月が出ていた。

俺は彼女のことを想う。



彼女はおれのすべてだった。

俺は彼女が大好きだった。

しかし彼女は俺をおいて・・・いってしまった。

俺は彼女の死という現実になにもできなかった。

俺の心を襲ったものは絶望だった。

どれだけ俺の中で彼女の存在が大きかったのかわかった。

周りの人達からの俺への視線に混じるものは同情。

同情なんていらない、俺は彼女にずっとそばにてほしかっただけなんだ・・・。



俺はいつのまにか流れ出ていた涙をぬぐい再び空を見る。

たくさん輝く星を見て星のどれかが彼女なのではないかなどという子供じみた考えをもってしまう。

そんな自分に苦笑しながらもまた考えをめぐらす。



俺は考える、なぜ彼女が死ななければならなかったのか?

彼女のおかげで今存在する俺が彼女に対してできることはなんなのか?

彼女に誇れる俺になるにはどうすればいいのか・・・。



・・・強くなろう。

強くなるんだ彼女があたえてくれたこの命を無駄にしないために。

彼女に誇れるように彼女が笑ってみていてくれるように強くなろう。



立ち上がると俺はこぶしを天にむけて突きだし誓った。

それは俺のこれからを決める誓い。

目には涙はない。泣くのはさっきので最後だ。

彼女のことを俺はけして忘れない。

彼女のためにそして俺自身のために俺は必ず強くなる。

強くなってやる!






























――――――――――数年後――――――――――

「俺は美しいなんて美しいんだ。マーマーーー!!」

『できれば戦いたくない相手ね(汗)』と世界最高のGSは彼を見てつぶやいた。

世界最高のGS美神令子にそこまで言わせるほどの男に
伊達雪之丞は成長していたのだった。

今までの コメント:
[ 前の展開予想へ ] [ 次の展開予想へ ] [ 戻る ]
管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa