ザ・グレート・展開予測ショー

壊れた唐巣神父(お笑い?)


投稿者名:DIVINITY
投稿日時:(03/11/ 2)


設定を少し変えさせて頂きます。

唐巣が、ビール大好きのでも真面目な神父だったら・・・・・

それでは、いってみよう♪




場所は、唐巣神父のボロ教会。
そこでは、二人の男が座って話していた。
唐巣と横島である。

「時に、横島君」

「何すか?」

「今の政府に何か不満を持っていないかね?」

突然の唐巣の質問に、横島はどう反応して良いかわからない。
だが、唐巣はその様子を気にも留めず一人話し始める。

「昔もそうだがね、政治家と言うものは無力な民に自分の持つ倫理観をむやみやたらと押し付けたがる人種のことを指すのだよ」

「・・・・・はあ」

「しかも、そのほとんどが大人至上主義なのだ。喫煙は大人になってから、飲酒も大人になってから、運転も大人になってから。何もかもが大人になってからでなくては駄目なのだ!!これでは、・・・・・おお、神よ、という他あるまい!!」

「・・・・・・それは唐巣神父だけだと思うんすけど」

徐々に熱の入ってきた唐巣に冷や汗を垂らしつつ、横島は何とか口を挟むが唐巣はそれを無視。

「・・・・・・・つねづね思うのだよ」

唐巣はふ〜っと溜息をつく首を振る。

「そんな事まで規制する政治家どもは、もはやサタンの手先の何者でもない・・・・・と」

横島は唐巣の目に危険な色を帯びてきたのを見逃さなかった。

(・・・・何かやばい!!)

唐巣神父ってこんな人だったっけ、と思いつつも横島は席を立とうとする。

「唐巣神父。今日、急用が・・・・・」

「おおっ!!思わず立ち上がるほどに共感してくれたかい!!」

「・・・・・・」

(・・・・・・このおっさん、今日はもう駄目や)

横島は何も言わず再び座りなおす。
唐巣は眼鏡のブリッジをくいっと押し上げて、更にテンションをあげるかのように拳を高く突き上げて話を再開した。

「少年よ、その者どもに挫けてはいけない!!我々は雄雄しく、猛々しく、勇気を持ってやつらに立ち向かうべきなのだ!!!」

そう言って、何処からかビールを二本持ってきて、片方をおもむろに横島に渡す。

「・・・・あのう、一応俺、未成年なんすけど・・・・」

無理だと思いつつ言うだけ言ってみた横島だが、やっぱり無理だった。
唐巣の声高な主張は続く。



「さあ、ささやかだが、ここに反逆の意図を彼等に知らしめるのだ!!こうやって、まずタブを勢い良く引き・・・・」



プシュッ!!



「飲み口に情熱的かつ熱烈に熱いベーゼを交わして・・・・・・」



ゴッキュ、ゴッキュ、ゴッキュ。



「っ・・・・・・・くっはーーーーーーーーーーーーーーー!!ブラボーーーーーーーーーーーー!!!」



唐巣は一気に飲み干して、ダンッと机に空になった缶を叩きつけ、その飲んだ後心地の良さに天を仰ぐ。
横島はその様を見て、涙を流さずにはいられない。

(美神さんの関係者で一番まともやと信じてたのに・・・・・・)

この時の事を横島は後になってこう述べている。

「・・・・・何かが終わった」




だが、そんな事を知る由も無い唐巣は、

「さあ、君もやつらに反逆したまえ!!これは、若い君達がやるからこそ意味があるのだ!!」

そういって、横島に飲酒を促す。
「もはや、何も言うまい」と思いをながら横島は息を吐くが、でも最後にこれだけは言わずにいられなかった。















「あんた、本当に聖職者?」













そして、横島もまたビールのタブを力なく引いた・・・・・・・








今までの コメント:
[ 前の展開予想へ ] [ 次の展開予想へ ] [ 戻る ]
管理運営:GTY有志
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa